(cache) eda blog - No.1519 「合併に関する打ち合わせ会」

記事一覧

No.1519 「合併に関する打ち合わせ会」

 前号でお知らせした通り、昨19日午前10時半より、「合併に関する打ち合わせ会」がありました。
 出席は全議員、それに市長、副市長、総務部長、議会事務局というメンバーでおこなわれました。

 まず市長から、6日に久喜市に出向いたいきさつと内容について説明があり、その後議員からの質問という形式で、約80分にわたるものでした。

市長からは、合併への動きは風雲急を告げているとのことで、以下のような説明がありました。
◆栗橋町の動向をふまえ、久喜グループへの働きかけを思考していたところ、議会一般質問でも多くの議員から久喜への訪問の必要性を訴えられ、早速6日に行動を起こした。
◆先方の意向は、大いに歓迎するということで門戸を開いて待っているというものだった。
◆ただ、市長サイドの考えは理解するが、幸手市議会としての考え方はどうなっているのか、それが大変重要なことであるとの意向が、久喜市をはじめ各首長から示された。
◆したがって、幸手市議会においても、合併推進協議会を立ち上げていただき、久喜グループへの合流の決議をしていただきたい。ちなみに、久喜、鷲宮、栗橋では合併推進協議会、菖蒲では合併協議会ができており、それらには、有志の議員で構成されている街もある。久喜市では4名の議員が同協議会には参加していない。
◆住民意識調査は、あらかじめ合併枠を決め、事務協議を開始させ、来年4月の法定協立ち上げというスケジュールを優先させた後、すでに実施している栗橋町以外のすべての自治体で実施するとのこと。そのために、年内26日に幸手市合流について検討会を1市3町でおこなう。したがって、その前日までには幸手市と幸手市議会合わせて合流意向を示してほしい。
◆幸手市では、住民意識調査を1月11日発送、29日回収必着ということで実施したい。なお、この費用に約660万円かかるが、それは明日20日の議会最終日に補正予算追加議案として上程する予定。

 以上のような市長からの説明でした。
 つまり、市長と市議会の合意形成なくしては、久喜グループとの合併の可能性はなくなってしまうのです。
 すなわち、この機をのがせば、残るは杉戸もしくは単独の道しか残されない状況だということがご理解いただけるかと思います。

 続いての議員の質問および意見においては、住民意識調査をしてからでいいのではないかという意見が出されましたが、幸手だけがそういったスケジュールをとるということは、その時点でこの機ははずすということになるのですが、それは、そのような意見を言う議員にもわからないはずはないのです。
 26日の合併協議でその枠が決まるというのですから、まず、そこへの参加意志を示すことが先決です。栗橋以外の町が住民意識調査はその後に実施するというのですから、幸手市でもそれでいいはずなのです。万が一、住民意識調査の結果、その枠への賛同が少なかったとしたら、その街はあらためて合併そのものを振り出しに戻すことになるでしょう。

 幸手が、1月の住民意識調査まで久喜グループへの合流意志を示さないということは、その時点で幸手が入らない合併枠が26日に決まるのですから、住民意識調査で久喜グループへの希望が多かったとしても、それからでは間に合わないということになります。ということは、住民意識調査そのものが意味のないものだと言う前提で行われることになります。これでは、市民にも説明責任をはたせないことになると、私は消極的意見に対しての反論意見を展開しました。

 1月29日必着で行われる予定の意識調査は、まず市長と議会が一体となって、25日までに久喜グループへの合流意志を示すことを優先し、それに対しての信任を市民に問うという形で実施することが、今幸手市が選択すべき道だと私は考えています。
 過去の経緯をふまえても、この手順が道をはずしてはいないと思いますが、皆さんはどう考えられますか。