スポーツ報知のメインコンテンツへジャンプ

◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇

◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇

スポーツ報知>巨人

ここからスポーツ報知のメインコンテンツです

林宣言!「107イニング以上登板、107奪三振以上」

「チャイルドライン支援センター」の徳丸のり子さんに寄付をした林
「チャイルドライン支援センター」の徳丸のり子さんに寄付をした林

 巨人・林昌範投手(24)が18日、東京・大手町の球団事務所で契約更改に臨み、300万円減の4000万円でサイン。来季の目標に、これまでの自己最多を上回る「107イニング以上登板、107奪三振以上」を掲げた。更改前には昨年に続き、NPO法人「チャイルドライン支援センター」に、今季42奪三振分の42万円を寄付。「来年はもっと寄付できるように自己最高の成績を残したい」と最低107万円の寄付を約束した。

 すっきりした表情で、林は会見場に現れた。300万円減の提示にも、納得しての一発サイン。「けがもしたし、仕方ないです。思っていた通りです」プロ入り後初のダウンとなったが、気持ちはすでに来季に向かっていた。

 勝負の1年と位置づけて、日本一に貢献する。「1年間1軍でやることを一番に考えて、自己最高の成績を残したい。試合数もそうですが、イニングと三振にこだわりたいです」と宣言。まずは04年に先発として残した自己最多の106回2/3超えを目指し「1試合で2イニングを投げられるようにしたい。三振は、イニング数以上取りたいですね」と最低107三振を奪う。不動のセットアッパーの座をもう一度つかみ取るつもりだ。

 成績をあげたい、もうひとつの理由もあった。更改前には昨年同様、「チャイルドライン」に寄付活動を行った。いじめなどに悩む青少年が電話で相談するこの活動に1円でも多く募金したいからだ。1奪三振で1万円を寄付することを決めているが、今季は左ひじのけがもあり、昨年の54万円から42万円に額が減った。「来年は何とかもっと力になれるように頑張ります」と目標の107奪三振で、107万円以上のノルマを課した。

 今オフはすでにG球場でのランニングで下半身の強化に努めるなど、2イニング以上の登板に耐える体づくりに着手。同じくひじを手術した谷に“電話取材”して、ケアの方法なども聞くつもりだ。「結婚もしたし、僕がしっかりしないと奥さんにも怒られますから」7日に京子夫人(25)と入籍し、もう1人の体じゃない。自信を取り戻し、自分のため、妻のため、悩める青少年のために、林は決死の覚悟で来季に挑む。

 ◆チャイルドライン 18歳以下を対象とした、いじめなどの子供の悩みを受け止める専用電話のことで、1970年ごろから欧米各地を中心に始まった。日本では「チャイルドライン支援センター」が99年に設立され、2002年に特定非営利団体として認定された。林は昨年、54万円寄付したが、50万円で約6000人の子供が5分間、フリーダイヤルで通話できる。ホームページはhttp://www.childline.or.jp

 ポッドキャストへ

この記事をlivedoorクリップに登録

この記事をYahoo!ブックマークに登録

ソーシャルブックマークに登録

(2007年12月19日06時01分  スポーツ報知)

スポーツ報知の出版物

マガジン報知