今月3日にタクシー料金が上がった東京地区で最初の1週間、客離れが目立った。約380社が加盟する東京乗用旅客自動車協会(東旅協、東京・千代田)のまとめによると、3―9日の7日間の1台当たり営業収入は前年同期比3.6%減少した。先行値上げした大分県と長野県では増収となっており、代替交通機関が多い東京は値上げによる消費者の「乗り控え」傾向が出ている。
東旅協の加盟会社のタクシー保有台数は約3万4000と東京地区の法人タクシーの9割を占める。このうちの35社を対象にした今回調査では、顧客を乗せて運行した回数が10%減った。
(08:10)