中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 北朝鮮問題 > 記事一覧 > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【北朝鮮問題】

国連総会で北朝鮮決議が成立 拉致問題解決求める

2007年12月19日

 【ニューヨーク=共同】国連総会本会議は18日、北朝鮮の人権侵害に「極めて深刻な懸念」を表明、外国人拉致問題の解決と拉致被害者の即時帰国を求める人権決議案を賛成101、反対22、棄権59(昨年はそれぞれ99、21、56)で採択、決議が成立した。

 北朝鮮を名指しして拉致に触れた人権決議案の採択は3年連続で、賛成は最多になった。決議案は日本や米国、欧州諸国などが共同提案。採決では北朝鮮や中国、ロシアなどが反対。南北の関係改善を進める韓国は先月の総会第3委員会(人権)に引き続き、昨年の賛成から棄権に回った。決議に法的拘束力はない。

 決議は、住民の移動制限や、北朝鮮に帰国した住民らへの制裁措置など「組織的な人権侵害」を非難。拉致に関しては「拉致被害者の速やかな帰国の保証を含め、透明性ある方法で問題を解決するよう北朝鮮政府に強く要請」した。

 

この記事を印刷する

広告