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日本、ハワイ沖でSM3発射実験

 日本の防衛省は17日午前(現地時間=韓国時間18日未明)、米ハワイ州沖の海上で、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の発射実験を行う、と発表した。

 今回の発射実験は、米軍がハワイ州のカウアイ島から標的用の中距離弾道ミサイルを発射し、海上自衛隊のイージス艦「こんごう」が数百キロ離れた海上で迎撃ミサイルを発射して、100キロ上空の大気圏外を飛行する弾道ミサイルを撃墜するという方式で実施。米国以外の国がSM3の発射実験を行うのは今回が初めて。

 毎日新聞は「米国で発射実験に失敗した事例があるため、11月にハワイで、米軍と共同でレーダーを利用した仮想実験を繰り返した。防衛省は今回の実験が、90%程度の確率で成功するとみている」と報じた。

 日本が運用しているミサイル防衛(MD)システムは、大気圏外を飛行する弾道ミサイルをSM3によって撃墜するもので、撃墜に失敗した場合は、地上に配置されている地対空ミサイルの「パトリオット・ミサイル(PAC3)」によって撃墜する仕組みだ。

 防衛省は今回の発射実験に参加するイージス艦「こんごう」を、来年1月初めに長崎県の佐世保基地に配備する予定。また2010年までに、「こんごう」を含む、SM3を搭載したイージス艦を東海(日本海)沿岸に3隻、神奈川県の横須賀基地に1隻配備するとしている。一方、PAC3は今年3月に埼玉県に、11月には千葉県に配備しており、さらに12年までに日本国内の11地域にある16の基地に配備するとしている。

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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