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大統領候補も「見た」 UFO調査再開を米政府に依頼
このニュースのトピックス:米国
米FOXテレビは13日、米空軍の元パイロットらが米政府に対し、1969年に終了した未確認飛行物体(UFO)の調査を再開するよう要請したと伝えた。
米政府は「UFOは隕石(いんせき)などの自然現象や人工衛星などを見間違えたもの」として異星人や超技術説との関連を否定、公式調査は約40年間行われていない。しかし米国では先月、民主党のクシニッチ大統領候補が「目撃した」と発言、論争を呼ぶなど関心が高まっている。
要請したのは米など7カ国の元パイロットや軍当局者ら19人でつくる委員会。委員会は12日、円形の浮遊物体や高速の飛行物体などの目撃は続いており、航空路の安全確保や安全保障のために再調査に踏み切るべきだと申し入れた。
委員会のメンバーは全員がUFOを目撃するか調査に携わった経験を持つ。97年に目撃したと主張するシミントン元アリゾナ州知事は「米政府はUFOがすべて合理的に説明付けられるという神話を脱するべきだ」と主張している。
米空軍は47−69年にUFOの目撃情報1万2618件を調査し、脅威はないと結論。今回の要請にも「調査を再開する理由は何もない」とコメントしている。(共同)