NHK契約ヘリが静岡市葵区の流通センター付近の調整池に墜落した。静岡市の消防本部や静岡中央署によりますと、操縦していたと見られる機長の小宮義明さんが死亡し、整備士の亀山幸代さんは重傷で病院に運ばれた。ヘリはユーロコプター社のEC―135型機で、NHKの新潟放送局が契約をし、東京から大阪に向かっている途中、給油のために墜落現場の近くの静岡ヘリポートに立ち寄ろうとした模様で取材中ではなかったという。静岡ヘリポートによると、午前10時40分頃、機長から会社を経由して「ラダーペダル(方向を変える装置)の調子が悪い」と連絡があったとのことだ。当時の天候は快晴で風はあまりなかった。事故を目撃した人によると「普段より低い高度で、爆音が大きく、ゆっくり飛行して急に方向を転換したら、そのままきりもみ状態になって回転しながら墜落していった」ととのことので、ラダーペダルの不調が墜落原因の可能性が高そうだ。
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