新しい機能が次々に生まれ、進化し続ける携帯電話。しかし、機能が増えれば増えるほど操作性の維持は難しく、"誰もが使いやすい"携帯電話の実現がひとつの課題となっています。携帯電話のユーザーは子どもからお年寄り、社会人や主婦など実にさまざま。その誰もが使いやすい携帯電話を全て提供していくのは非常に困難です。
アクロディアの「VIVID UI」は、携帯電話自体を使いやすくするのではなく、携帯電話のメニューや操作方法に着目し、それを使いやすくすることで、必要な機能を無駄なく簡単に使いこなすことを可能にするUIです。使い慣れた機種の操作方法を新しい機種でも設定できるSoftBank「おなじみ操作」など、ユーザーのニーズに合わせて携帯電話をカスタマイズする製品として採用されています。
「VIVID UI」のもうひとつの特長は"表現力"。2D、3D、動画など多彩なグラフィックを組み合わせた表現が可能で、メニュー画面などのアイコンを好きなモチーフに変えることはもちろん、その第一階層だけではなく第二階層まで動画などを使ったこれまでにない表情豊かな画面として表示することが可能です。DoCoMo SH903iなど、より魅力的な「きせかえツール」の動画対応コンテンツを実現する技術として採用されています。
「VIVID UI」のオーサリングは、「Workshop」というツールを使用して行います。GUIベースであるためコーディングが必要なく、WEBサイトを制作する感覚でスクリプト生成が行えます。ユーザインターフェース開発におけるプログラマとデザイナーの作業をきれいに分離することができ、デザイナーはUIコンポーネントをスクリーン上に配置するだけで、UIの外観をデザイナーの思い通りに表現することができます。作成したUIの動作もWorkshop上で確認でき、デザイナーが感覚的に、短期間で作成することが可能です。
携帯電話だけではなく、液晶テレビやHDDレコーダーなど、多くの家電も機能を増やし、操作が複雑になってきています。「VIVID UI」は、これらの家電でもインターフェイスとして使用することが可能です。"こんなのがあったらいいな"を実現することができる汎用性の高いソリューションとして、今後あらゆる場面で活躍する可能性を持った製品です。