北九州放送局

2007年12月19日 12時57分更新

市立門司病院を民間委託改革案

北九州市は赤字経営に陥っている市立病院の事業を見直すため4つある市立病院のうち門司病院の運営を平成21年度から民間に委託する改革案をまとめました。

北九州市によりますと市立門司病院は▼平成14年度以降3回に渡って行われた診療報酬の引き下げや、▼患者数の減少などによって経営が悪化していて昨年度の収支はおよそ5億3千万円の赤字になっています。
このため北九州市では事業の見直しを進めていましたが経営の効率化を進めるため、平成21年度から運営を民間の事業者に委ねる指定管理者制度を導入するとしています。
この他の市立病院を見てみても若松病院が赤字となっていて病院事業全体の昨年度の収支は5年ぶりに7億2千万円の赤字に転落し、今年度はさらに悪化する見通しです。
北九州市では若松病院についても、今後収益が改善されない場合には、運営体制の見直しを検討する他黒字になっている残りの2つの病院についても、経営の効率化を進め病院事業の単年度での黒字化を実現したいとしています。