2007年12月19日 12時37分更新
旭川医科大学が医師不足の改善を目指して、大学を卒業後は道内で勤務することを条件に学生を募集する「地域枠推薦入試」の説明会が旭川市で開かれ、大勢の高校生が参加しました。
旭川医大は、この冬の入試から大学を卒業後は特に医師不足が深刻な道東、道北地域で勤務することを条件に10人の学生を募集します。
さらに来年は勤務地を道内全体に広げて募集枠を新たに35人増やすこととし、地域枠推薦について高校生に広く知ってもらおうと18日、初めて説明会を開きました。会場のホテルには、旭川市や富良野市などの高校1年生と2年生およそ100人が集まり、大学の担当者が、地域枠推薦は受験テクニックよりも考える力や地域医療への関心を重視していると説明しました。
参加した高校生は「大学がどんな学生を求めているのか熱意を感じました」と話していました。
旭川医大の吉田晃敏学長は「こんなにたくさんの生徒が集まり驚きました。将来に期待が持てます」と話していました。
旭川医大は、札幌市と函館市でもこうした説明会を開くことにしています。