[トロント 13日 ロイター] カナダのアルバータ州にある油田で働く男性(22)が、携帯電話の料金プランを詳しく知らずに映画などをダウンロードし、総額8万5000ドル(約930万円)の請求書を受け取ってショックを受けているという。この男性の父親が今週に入り、請求金額に対する不満をマスコミに話したことで注目を集めている。
請求書を発行したのは、カナダの通信最大手BCE<BCE.TO>の携帯電話子会社ベル・モビリティ。男性は携帯電話をモデム代わりに利用できると勘違いし、映画やファイルをダウンロードしていたという。
男性の父親は13日、ロイターに対し「息子は油田の小屋で一人で働いていることもある。ウォッカを飲むかインターネット以外にやることはないだろう」と語った。
請求金額はベル・モビリティの「好意」により、3400カナダドルまで減額された。一方、男性の父親はまだ納得がいかないとしており、ベル・モビリティ側と引き続き交渉を行うつもりだとしている。
ベル・モビリティの広報担当者によると、男性の料金プランにはファイルのダウンロードは含まれておらず、そのことは契約書にもはっきり書かれているという。
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