額賀福志郎財務相と舛添要一厚生労働相は18日、財務省で08年度予算編成の事前協議を行い、08年度診療報酬改定で、医師の技術料などに充てる「本体部分」を0・38%増のプラス改定とすることで正式に合意した。「薬価」は1・20%引き下げ、診療報酬全体は0・82%減となる。
社会保障費の伸びを2200億円抑制するための具体案にも合意した。内訳は、中小企業の会社員らが加入する政府管掌健康保険の国庫負担削減で1000億円減▽診療報酬改定で660億円減▽退職者医療の見直しなどで230億円減▽後発医薬品の普及で220億円減▽生活保護の母子加算削減で50億円減▽医師らが加入する医療保険、国保組合の国庫補助カットで40億円減。【大場伸也】
毎日新聞 2007年12月19日 東京朝刊