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メドトロニック、中国医療機器メーカーの株式15%を取得

 香港(ウォール・ストリート・ジャーナル)米メドトロニック(NYSE:MDT)は、中国の医療機器メーカー、山東威高集団医用高分子製品(ウェイガオ・グループ、8199.HK)の株式15%を約17億2600万香港ドル(2億2100万米ドル)で取得することで合意した。メドトロニックは同社初のアジア合弁事業を立ち上げる。

 両社の17日夜(米東部時間)の発表によると、メドトロニックは、ウェイガオが新たに発行する8072万1081株のH株を1株当たり11.138香港ドルで取得する。この投資の一環として、メドトロニックは既存のウェイガオ株主が保有する非上場株も買い取る。

 メドトロニックのウィリアム・ホーキンズ最高経営責任者(CEO)は、「戦略的にみて、中国はわれわれが足場を拡大したい場所だ」と述べた。

 合意によると、両社は脊椎(せきつい)損傷や整形外科的疾患の治療製品を販売する合弁事業を立ち上げ、これにメドトロニックが51%、ウェイガオが49%出資する。メドトロニックはまた、ウェイガオ取締役会に非常勤の取締役を2人指名する権利を得る。

 新たに立ち上げる合弁事業を通じ、メドトロニックは脊椎固定手術に使用する機器を販売し、ウェイガオは人工膝・股関節を提供する。中国当局とウェイガオ株主の承認を得られることが前提となる。

 メドトロニックは中国での事業拡大を目指している。一方、ウェイガオの陳学利会長は、メドトロニックとの協力により、製品の品質向上および中国市場で提供する製品群の拡大が可能になると期待していると述べた。

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