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今仙電機、中国拠点でシートアジャスターの塗装工程を内製化
【名古屋】今仙電機製作所は、０８年３月までに中国の生産子会社「広州今仙電機」（広東省広州市）での日系自動車メーカー向けシートアジャスターの塗装工程を内製化する。塗装ラインを新たに導入して一貫生産体制を築き、収益率を高める。投資額は１億８０００万円。
塗装は従来、全量を現地の日系や台湾系の塗装会社に外注していた。生産効率向上を図るために塗装ラインを１２月中に設置して０８年３月までに稼働させ、徐々に内製に切り替える。
広州今仙は、ホンダや日産自動車の中国工場の生産増や新規受注に対応するため、５月に工場を７０００平方メートルから１万１８００平方メートルに増設した。シートアジャスターの生産能力を３割高めたほか、プレス加工や溶接の設備を日本から移管し、リクライニングユニットなどの重要部品以外は中国で加工する体制を整えた。０７年１２月期見込みで７０億円の売上高を０９年１２月期に９０億円に引き上げる計画。
（更新日 2007年12月19日）
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