広島県が10月に発足させた新過疎対策推進プロジェクトチーム(PT)が、県内調査の中間報告をまとめた。医師不足や農業の衰退など過疎地域が直面する課題をあらためて指摘している。報告は、23市町のうち9市町で産科医が不足して地元で出産できない状態に陥っていることや、県内の耕地面積が1995年からの10年間で14%も減少したことなど、面積で県内の6割を占める過疎地域の厳しい現状を指摘している。