大阪弁護士会の若手弁護士らが中心となって企画した市民ミュージカル「ロラ・マシン物語」が来年4~5月、大阪府内で上演される。歌と踊りを通じて憲法に込められたメッセージを身近に感じてもらうのが狙い。出演者約100人を広く募っており、オーディションは今月15日、大阪市平野区の「クレオ大阪南ホール」で行われる予定だ。監督を務める演出家の田中暢さんは「市民だから表現できるミュージカルにしたい」と意気込んでいる。【川辺康広】
上演されるのはフィリピン人元慰安婦、故トマサ・サリノグさんの生涯。13歳の時に、目の前で父親が日本兵に殺害され、約2年間、慰安婦としての生活を強いられた。戦後、日本政府に謝罪と補償を求める運動の先頭に立った。「ロラ・マシン」はトマサ・サリノグさんの愛称だ。
田中さんは、沖縄戦を題材にした今年5月の憲法ミュージカル「キジムナー」でも演出を担当。「悲惨な経験をした13歳の少女がどう生きたか。そこにスポットライトを当てたい」と話す。また、ミュージカルの実行委員会事務局長を務める成見暁子弁護士は「平和や人間の尊厳といった憲法のメッセージを、一般参加者と一緒に学びたい」と話している。
上演日程は、来年4月26日にクレオ大阪中央ホール(大阪市天王寺区)で昼夜2回▽4月29日に大東市立文化ホール(サーティホール)▽5月3日にリビエールホール(大阪府柏原市)▽5月11日に堺市民会館。
応募資格は6~70歳くらいで経験不問。来年1月12日以降の毎週土・日曜(総練習時間150時間以上)に参加できる人が条件。レッスン料は1万円。問い合わせは06・6180・6900(実行委員会事務局)。
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