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従軍慰安婦:欧州議会で3女性が初証言 日本の対応訴え

 【ブリュッセル福原直樹】欧州連合(EU・27カ国)に設置された欧州議会外交委員会は6日、旧日本軍に強制された従軍慰安婦だったと訴える女性3人を招き、聴聞会を開いた。3人は「日本は元慰安婦に公的な賠償を行っていない」と主張、日本政府に謝罪などを要請するため同議会の協力を求めた。慰安婦だったと名乗る人々が欧州議会で証言したのは初めて。

 証言したのはオランダ、韓国、フィリピン国籍の3人で、国際的な人権救済組織「アムネスティ・インターナショナル」の招きに応じた。

 3人のうち、ギル・ウォンオクさん(79)=韓国ソウル在住=とローラ・メネンさん(78)=フィリピン在住=は毎日新聞の取材に「元慰安婦らは年老いており、早急な日本政府の対応が必要だ」と訴えた。欧州議会の決議に法的拘束力はないが、EUや欧州各国の政策に大きな影響力がある。

毎日新聞 2007年11月7日 10時09分 (最終更新時間 11月7日 10時16分)

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