ミハエル・シューマッハが飛行機に乗り遅れないため、自らタクシーの運転を行なった件について、ドイツ警察が調査に乗り出した。現地時間(以下、現地時間)15日、イギリスのモータースポーツ専門誌『Autosport』(電子版)が報じている。
M.シューマッハは今月、家族とともにドイツ南部のゲヒュルツ村に出かけた後、家路に着こうとタクシーで空港へ向かっていた。しかし、出発の時間に間に合わなくなりそうになったため、運転手と交代し、自らがドライバーを買って出たという。
ドイツの新聞『ビルド』紙によると、コブルクで交通を取り締まるカイ・オランダ氏が、M.シューマッハの行動に対し「交通法に違反している。この件を調査するため、タクシーの運転手に事情聴取を行なう」と語るなど、警察の捜査対象となってしまった。
M.シューマッハは、先週末にイギリスのウェンブリー・スタジアムで開催された「レース・オブ・チャンピオンズ」に参加した際に、「モータースポーツでプロとして過ごした年月、僕がこれまでしたきたすべてのことを思い返しても、これほど大げさな話はなかなかないね。とんだ笑い話だよ……」と語っていた。
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