ニュース:国際 RSS feed
韓国大統領選が19日、投票 保守政権誕生へ (2/2ページ)
このニュースのトピックス:韓国
投票日直前のこの数日、李明博候補に関する不正投資疑惑などいわゆる「BBK事件」にかかわる疑惑資料が新たに暴露された。さらに特別検察で事件を再捜査する案が国会で議決されるなど“李明博たたき”が高潮しているが、「李候補への支持は落ちても逆転するまでにはならないだろう」というわけだ。
それでも後を追う鄭東泳候補や李会昌候補は「新たな疑惑で大逆転が可能になった」「腐敗候補は辞退すべき」を叫び、逆転勝利に望みをかけている。
ただ最終段階で、李明博候補支持がダウンしたとしても、それによって票がただちに2位の鄭候補に集まるとはかぎらない。保守系の李会昌候補や同じ革新系の文国現候補など他候補に分散する可能性もあり、鄭候補は「反李明博票の自らへの結集」を訴えている。
選挙戦は李明博候補に対し不正疑惑を材料に他候補が終始、非難を続けるという、相手の足を引っ張るだけのいわゆる“ネガティブ・キャンペーン”が目立った。
その結果、最後の争点は「指導者として道徳性が重要か能力が重要か」になった。国民多数が前者を選べば鄭東泳候補や李会昌候補が有利となり、後者を選択すれば李明博候補が当選する。