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【記者ブログ】まさか40年ぶり“国外退去”? 福島香織 (2/6ページ)
■あと台湾独立支持の報道は、「反国家分裂法」に抵触する可能性がありますが、私は台湾独立支持を表明した記事を書いたこともない。むしろ、中国の民主化の契機は台湾が大きな役割をはたすかも、と思っています。共産党と国民党(あるいは民進党)の二大政党が選挙で執政党を決める民主的な政治システムができれば、台湾だって統一をよろこぶんじゃないですか。ただしそうなったら、執政党は国民党になる可能性小さくないと思いますけどね。
■事情通によると、外務省内部では「福島記者は意図的に中国を貶める報道をしている」とか言われているそうです。ある人には「ブログ本」の反響が予想外に大きかったのが問題らしい?といわれました。まったく『危ない中国』なんて挑戦的なタイトルつけるから…。でもタイトルをつけたのは私ではなく、産経新聞出版社です。(私は、『点撃中国』がいい、と主張したのですが、それではインパクトがない、売れない、と出版社側が主張し私が折れたのです)。ブログの内容は、ほとんど中国メディアの既報をベースにしたものですから、中国を貶める、といった性質のものではないと思うんですが。日本人読者に、中国が今直面する問題点を客観的に提起する内容となっていませんか?
■ただ、ふとった人に、「君は不摂生でふとっていると思う。もうちょっとやせないと、糖尿病になり、ひどい場合足が壊疽になって立てなくなっちゃうよ」と愛あるアドバイスをしてあげても、「デブと呼ばれ、侮辱された」と怒る人もいるわけですから、表現というのは確かに難しい。気にさわることもあったかもしれません。でも、それなら、反論とか訂正を産経新聞に掲載するように要求するとかすればいいんです。すくなくとも、私のブログでなら、反論はきちんと翻訳して全文掲載しますし、訂正すべき間違いは訂正したいと思います。