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ページ更新時間:2007年12月18日(火) 19時55分

海自イージス艦、ミサイル迎撃実験成功

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 海上自衛隊のイージス艦に搭載された迎撃ミサイル=SM−3の初めての発射実験が行われ、SM−3は訓練用の弾道ミサイルを撃墜、実験は成功しました。
 実験は日本時間の18日午前7時過ぎ、ハワイ沖で行われました。アメリカ軍が打ち上げた訓練用の中距離弾道ミサイルを、海上自衛隊のイージス艦「こんごう」が数百キロ離れた海上で探知、SM−3を発射して高度百数十キロの大気圏外で標的を撃墜しました。

 北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」を想定した模擬のミサイル発射から撃墜までにかかった時間は7分間でした。

 日本の弾道ミサイル防衛は、衛星や地上レーダーが弾道ミサイルの発射を探知すると、まず、SM−3が大気圏外で迎撃し、そこで撃墜できなかった場合は、今度は大気圏突入時を狙って地上に配備した地対空誘導弾=PAC−3が再び迎撃するという2段階のシステムです。

 政府は、2010年度までに「こんごう」のほか、3隻のイージス艦にSM−3を搭載、さらにPAC−3を全国16ヶ所で配備することにしていますが、そのためには巨額の費用が必要となります。

Q.費用対効果は?
 「抑止力がお金で測れるか。そして人命が救われるという事がお金で測れるか」(石破 茂 防衛相)

 政府は、他の国に向かう弾道ミサイルは今回搭載されたミサイルでは迎撃できないとの見解を示していますが、現在、日米で共同開発中の新型ミサイルではそれも可能になるとみられ、今後、集団的自衛権に関する議論を呼びそうです。(18日17:03)

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