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【社会】

0・38%引き上げ正式決定 診療報酬、医師の技術料

2007年12月18日 17時43分

 額賀福志郎財務相と舛添要一厚生労働相は18日午後、来年度の診療報酬改定をめぐり協議し、医師の技術料などに当たる「本体部分」を0・38%引き上げることを正式に決めた。

 「本体」のプラス改定は2000年度改定以来、8年ぶり。特に医師不足が目立つ産婦人科や小児科、救急医療などに手厚く配分する方向で今後、中央社会保険医療協議会(中医協)で具体的に議論する。

 ただ「薬価・材料部分」は市場価格実勢を反映して1・2%引き下げ、診療報酬全体では0・82%のマイナスとなった。全体の改定率マイナスは02年度改定から4回連続。

 本体の0・38%引き上げに必要となる財源は国費ベースで約300億円。医療費全体では約1200億円に相当し、その分が国民の負担増となる。

(共同)
 

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