牛乳有害説に業界有識者が反論 「科学的根拠ない」2007年12月18日15時43分 牛乳や乳製品が体に悪いとする本「病気にならない生き方」(サンマーク出版)について、著者で医師の新谷弘実氏に公開質問状を送付していた「牛乳乳製品健康科学会議」(会長・折茂肇健康科学大学長)は18日、著者からの回答書が届いたとして公開。「科学的根拠のない主張だ」との見解を発表した。 新谷氏は、世界保健機関(WHO)の論文などを引用し、欧米のように大量に牛乳からカルシウムをとる国で骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や骨折の発症率が高率だ、などと回答した。 これに対し、同会議は、「WHOは牛乳の多飲が骨折の原因であるとは述べていない」などと反論。折茂会長は「新谷医師の主張は、内外の研究論文から都合のよい部分だけを引用しており、科学的根拠はまったくない」と話している。 PR情報この記事の関連情報暮らし
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