【社会】ヘリ池に墜落、機長死亡=整備士も重体−NHK取材機・静岡
2007年12月9日20時41分
9日午前10時50分ごろ、静岡市葵区の静岡ヘリポート近くの池に「オールニッポンヘリコプター」(東京都江東区)が所有するNHKの取材用小型ヘリが墜落した。搭乗していた機長小宮義明さん(57)と整備士亀山幸代さん(33)の2人が病院に運ばれたが、小宮さんは死亡、亀山さんも重体という。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は調査官3人を現地に派遣した。 オールニッポンヘリによると、事故直前、同社静岡基地から「(ヘリは)機体のラダー(方向舵=だ=)の調子が悪い」と連絡があった。 ラダーはテールローター(後部回転翼)の羽根の角度を調整し、左右の方向を変える装置。ヘリは2002年12月に製造されたドイツのユーロコプター社製EC135T2型で、ラダー部分を含め、これまでに不具合は報告されていないという。静岡中央署などは10日以降、機体を池から引き揚げ、詳しい事故原因を調べる。 小宮さんは飛行時間5700時間以上のベテラン操縦士で、離陸約1時間前の点検でもヘリに異常はなかったという。 国土交通省やNHKによると、墜落したヘリは通常、NHK新潟放送局で使用されている。この日は年1回の整備点検のため、午前10時ごろに東京都江東区の東京へリポートを離陸。静岡ヘリポートで給油し大阪に向かう予定で、同ヘリポートに着陸する直前に墜落した。 現場は、ヘリポートの南西約540メートルの沼地。当時の天候は晴れで、風速約7メートルと運航に支障はなかった。(了) 小宮義明(こみや・よしあき)、亀山幸代(かめやま・さちよ) [時事通信社]
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