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経済

<次世代無線>KDDI、ウィルコム2陣営に免許へ…総務省

12月18日12時16分配信 毎日新聞


 総務省は、屋外や高速走行中の電車、車の中からパソコンなどで高速ネットに接続できる次世代高速無線通信の免許をKDDIを中心にしたグループとPHS大手ウィルコムの2陣営に与える方向で最終調整に入った。両陣営の技術水準やエリア展開の早さを評価したとみられる。

 21日の電波監理審議会(総務相の諮問機関)に諮問、審議会は2陣営への免許付与を即日答申する見通し。

 次世代高速無線通信では、アッカ・ネットワークスとNTTドコモ、ソフトバンクとイー・アクセスを中心とする2陣営も免許取得を目指していたが、今回の選考から外れたことで事業計画の見直しを迫られる。

 次世代高速無線は、ADSL(非対称デジタル加入者線)並みの高速通信が可能で、高速移動中も途切れにくいのが特徴。家の中やオフィス以外でも、パソコンや携帯端末で高画質の映像を見るなど大容量のコンテンツを受信できる。両陣営とも09年に商用サービスを開始する予定で、料金は月額数千円程度の定額制となる見通し。

 ウィルコムはPHSを発展させた「次世代PHS」方式、KDDIなど3陣営は米国を中心に開発された「WiMAX(ワイマックス)」方式での参入を目指していた。

 総務省は各陣営の計画を技術、エリア展開、財務基盤、他事業者への回線提供の促進−−などの観点から審査。早くからワイマックスの技術開発に取り組んだKDDIは電波の効率利用の面で優れており、ウィルコムは既存PHS網を生かして次世代無線網を構築できる堅実さなどが評価された。また、両陣営は他陣営よりエリア展開が早いことも高い評価につながった。【野原大輔】

最終更新:12月18日12時16分




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