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2007年12月 9日 (日)

誤解を誘発するこの記事には悪意があるのか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071209-00000206-yom-soci

同署によると、墜落したのはユーロコプター社製のEC135T2型機。飛行計画では、午前10時に大阪方面に向け東京ヘリポートを出発し、同10時50分に静岡へリポートで給油する予定だった。【読売新聞】

この報道のタイトルと記事の内容だけでは、あたかもNHKがチャーターしたヘリが、取材中もしくは取材に関連して墜落したように読めてしまう。正確に言うと、この機体は確かにNHKのチャーター機ではあるものの、この日に限っては、オールニッポンヘリコプター社が機体を検査するために運行していたのであって、NHKとは無関係である。

報道は正確に行う必要がある。

とはいえ、主観的事実を選択するのはあくまでも記者自身であって、いわゆる「客観的事実」を羅列するのが報道だというわけではない。とすると、当日の運行目的に触れずに、あえて誤解を招く表現を残している読売新聞の記事を読んで、読者がそこに悪意を感じたとしても無理からぬことである。

これがもし悪意じゃないなら、記者の能力が低いってことだろうな。

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(追記)
なぜだか理由はわかりませんが、この読売新聞の記事自体が早くもYahoo!ニュースから削除されているようです。(2007/12/13)

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