みっくみくがJASRACされた？！（訂正というか続き？）

勘違いがあったと勘違いしてたのでまとめる。

ちなみに発端はこちらのblog

・Ikaさん(みくみくの作者）はドワンゴ・ミュージックパブリッシングに著作権管理を委託（というか譲渡契約ですね、全譲渡かは不明）している(作者Blogより）
・ドワンゴ・ミュージックパブリッシングはCM・ゲーム以外はJASRACに管理委託している(作者Blog・J-WID、およびJASRACより。このことは作者も承知している）

なので
・著作権者(著作財産権、著作者隣接権)はドワンゴ・ミュージックパブリッシング　(著作者隣接権は今後別の人、団体も持つかも）
・ついでにいうと著作者人格権は譲渡不可なので著作者の下にある、ユーザーにしてみれば割とどうでもいいことだけど、一応。
・ゲーム・CM以外の著作財産権の管理権はJASRACにある

というわけでユーザーが使う場合はどうなるかというと(ソースはJASRAC)
・歌詞・楽曲の掲載→JASRACに許諾をもらう
・演奏(ネット配信やイベントで演奏）をする場合→JASRACに許諾をもらう
・BGM等にオリジナル音源(CDとかMP3とか)を使う場合→ドワンゴ・ミュージックパブリッシング(音源部分)とJASRAC(歌詞・楽曲部分）両方
・二次創作音源を使う場合→二次創作者(音源部分）とJASRAC(歌詞・楽曲部分）の両方
・上記パターンでCM・ゲームにつかう場合→JASRACの代わりにドワンゴ・ミュージックパブリッシングに許諾をもらう(法人でなければあまり関係ないかな、厳密にはあるけど）

利用料が発生するかは権利者次第。ただし、JASRACからは誰かが確実に取られる。

補足として
・ニコニコで今までどおりに演奏をする分には問題ない(作者Blogより）
・オリジナル音源をニコニコ以外で使う場合→ドワンゴ・ミュージックパブリッシングに確認しないとわからない。が歌詞・楽曲はJASRACが管理しているのでどちらにしろそっちからは許諾が必要。
・youtubeでもOK(と作者Blogではいっているが根拠があいまい・・・、二つ目の話と矛盾する）
・ニコニコ以外でみくみくする場合→JASRACやらドワンゴ・ミュージックパブリッシングに許諾もらう必要がある。ドワンゴ・ミュージックパブリッシングはともかくJASRACからは毟られることは確定・・・
ただし、利用するサービスがJASRACと契約している場合は別

というわけで、ニコニコとJASRACが包括契約(もしくはそれに順ずるもの）をもう結んでいるかもしれない。
(でないと作者の言っていることの説明がつかない）もちろん、確定情報ないので注意。

結論として「あきらかに面倒なことになってます、ニコニコ以外で使う場合は！」

JARSACは非商用の二次創作でも厳しいからなぁ。それに作者はともかく、ドワンゴは確信犯(使い方が違うのは知ってる）なんではと勘ぐってしまう、知らなかったわけないでしょう・・・(もちろん根拠はないけど）
場を提供したということで許せる範囲、なのかどうかが今後の焦点になるかな・・・

ついでに僕は専門家でもなんでもない、のでソースがあるもの意外は過度な信用はしないこと。間違いがあったら指摘してくれるとうれしい。委託と譲渡に関する記述の部分は少しあやしいかも。
（逃げ口上だけど書いておかないとあとあと面倒になるので）

一応、ソースははじめての著作権講座とか、みくみくの作者BlogとかJASRACのHP(リンクは遠慮しておきます、適当に検索してください）とインフォメーションデスク、あとWikipedia(信憑性が低いのでとっかかり程度）

一次ソース(に近いもの）があるときは、なるべくそっちも確認しましょう(人の事言えないけど）

どうでもいいけどアーティスト名「初音ミク」、の件はなにもわかってない。