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山口・下関の女子中生自殺:県警が資料一部開示 遺族は評価

 山口県下関市立川中中で05年に3年生の安部直美さん(当時15歳)が自殺した問題で、県警は17日、県個人情報保護条例に基づいて遺族に捜査資料の一部を開示した。自殺の背景がいじめと考える遺族が捜査状況を知るために請求していたもので、いじめ自殺に絡む捜査書類の開示は珍しいという。

 開示されたのは、直美さんの検視結果報告書や捜査報告書など88枚。校舎内の自殺現場の状況や自殺に使った制服のスカーフ、遺体の状況などの詳細が明らかになった。

 一方、遺族以外の学校関係者からの事情聴取内容はすべて黒塗りで、原因究明につながる情報はなかった。

 県警下関署で文書を受け取った父慶光(よしみつ)さん(50)は「その場、その時の状況が分かった。よく対応してもらえた」と評価した。【福島祥】

毎日新聞 2007年12月18日 西部朝刊

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