2007年12月18日 9時40分更新
小松島市にある徳島赤十字病院が、医師の臨床研修プログラムの評価を受け、十分な研修が受けられるとする「認定」を四国の病院で初めて受けました。
「臨床研修評価」は、NPO法人「卒後臨床研修評価機構」が行っているもので、大学を卒業したばかりの医師が病院で受ける臨床研修プログラムの内容を評価し改善に役立てようと、ことし10月から評価の結果による病院の「認定」が始まりました。
この評価では、▼研修プログラムが確立されているかや▼施設・設備の整備状況、それに▼研修医の指導態勢などについて書面と訪問による調査が行われます。
このうち、27の項目については「適切」「要検討」「要改善」の3段階で評価され、「要改善」が20%未満なら十分な臨床研修が受けられると認める「認定」が受けられます。
徳島県小松島市にある徳島赤十字病院ではこの「臨床研修評価」を受けた結果、今月はじめ、四国の病院では初めて「認定」を受けました。
これまでに「認定」を受けた病院は徳島赤十字病院を含め、全国で21か所だということです。
認定を受けたことについて徳島赤十字病院の日浅芳一副院長は「若い研修医は都会に出て行く傾向にあるが地方の病院でもきちんとした研修が受けられることが評価されうれしく思う。これをきっかけに研修医が集まってくれれば」と話しています。