富山放送局

2007年12月18日 15時13分更新

県「地域医療のため努力を」

18日開かれた12月定例県議会の予算特別委員会で県の椎葉厚生部長は、氷見市民病院の公設民営化をめぐって病院に医師の大半を派遣している富山大学が協議の場から離脱する方針を17日示したことについて「氷見市の地域医療を守るために関係者は引き続き努力してもらいたい」と述べました。

富山大学附属病院の小林正院長は17日記者会見を開き、氷見市民病院の民営化後の名称や各大学から派遣されている医師の身分などについて、現場の医師たちとの意見交換や議論が十分とは言えずこのまま民営化に移行すれば混乱が生じかねない、として関係する大学との協議の場から離脱する方針を明らかにしました。

これについて18日開かれた県議会の予算特別委員会で椎葉厚生部長は、「富山大学の発表をきき大変残念だ。
関係者の意見に相当な相違があるとおもうが、関係者には氷見市民の医療を守るという観点で、引き続き最大限の努力をしてもらいたい。
県としても必要な支援は行っていきたい」と述べ、氷見市民病院の公設民営化に向けて協議が続けられるよう関係者の努力を求めました。