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“放射線ジェット 銀河直撃”

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これは、NASAなどの研究グループがハッブル宇宙望遠鏡などを使って観測したものです。地球からおよそ14億光年のかなたにある「3C321」と呼ばれる2つの銀河は、互いにおよそ2万光年しか離れておらず、それぞれの中心に巨大な質量を持つブラックホールが存在しているとみられます。このうち、より大きな銀河のブラックホールからは、ガンマ線などの放射線や大量の粒子のジェットが光とほぼ同じ速度で放出され、もう片方の銀河を直撃しており、専門家は「直撃を受けた銀河には生命が存在できなくなっているだろう」と話しています。ブラックホールが大量のジェットを放出する現象は知られていますが、これほど大規模に隣の銀河まで直撃するものが見つかったのはこれが初めてで、研究グループでは「死の銀河」と名付けています。ただ、こうしたジェットの放出は、死だけを意味するのではなく、新しい星の誕生を誘発する作用も持っているとみられるということです。
もどる12月18日 13時12分
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