札幌医大は17日、卒業後、道内の医療機関で勤務することを条件に来春入試で導入した「地域枠」の特別推薦選抜(定員10人)に13人の出願があったと発表した。合否は大学入試センター試験や2次試験の結果を踏まえて、来年2月13日に決まる。
地域枠は6年間の学費を免除し、毎月12万円の奨学金を支給する代わりに、卒業後は5年以上、道内の医療機関での勤務を義務付ける制度。深刻化する地方の医師不足の解消を狙いとしている。
このほか、一般推薦選抜(定員20人)には43人の出願があった。
同大入試室によると、「地域枠の周知期間が短く、心配していたが、地域医療に関心がある高校生が集まったと思う」という。【千々部一好】
毎日新聞 2007年12月18日