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大崎市民病院:再編問題 「鹿島台分院、存続を」 市長に要望書手渡す /宮城

 ◇岩出山と鳴子も住民の会提出へ

 大崎市民病院の再編問題で、同市鹿島台地域の「大崎地域医療と鹿島台分院を守り育てる会」(高島孝子会長)は17日、1万800人余の署名を添え同分院の存続を求める要望書を伊藤康志市長に手渡した。「分院は住民の命と健康のとりでであり、診療所化は許されない」という内容。伊藤市長は「存続への思いを再確認させられたが、医師の確保と病院の赤字経営という困難があり、総合的に判断したい」と答えた。

 同病院は本院と鹿島台など3分院、1診療所で構成しているが、同市の幹部職員らでつくる検討会議が8月末、本院と4診療所に再編する案を伊藤市長に提出した。これに対し3分院の地域住民が反発し、大規模な存続活動を展開する事態になった。18日は9500人の署名付きで岩出山分院の存続と改築を、20日は数千人の署名付きで鳴子温泉分院の存続と改革を求める要望書を、それぞれの住民組織が提出する。

 一方、22日には医療研究者や有識者で組織する「市民病院事業推進懇話会」(座長、辻一郎東北大大学院医学系研究科教授)が5回にわたる会合でまとめた提言を市長に提出する。再編問題は大詰めを迎えており、伊藤市長は、来年2月ごろに再編案を示すとみられる。【小原博人】

毎日新聞 2007年12月18日

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