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リタリン不正処方、容疑の医師を新たに逮捕 警視庁

2007年12月18日11時14分

 東京都江戸川区の京成江戸川クリニックによる向精神薬「リタリン」不正処方事件で、警視庁は18日、院長不在中に従業員に問診などをさせたとして、医療法人瑞信(すいしん)会理事長で医師の板橋仁容疑者(55)=千代田区外神田6丁目=を医師法違反(無資格医業教唆)の疑いで逮捕したと発表した。板橋容疑者は容疑を否認しているという。

 生活環境課などの調べでは、板橋容疑者は8月16日、入院することになっていた院長の小倉暢夫被告(67)=同法違反の罪で起訴=に「クリニックを休診する必要はない。困った患者がいたら自分が指示を出す」と助言。同月21日〜9月7日に8回にわたり、事務員らに患者6人の問診やリタリンの処方をさせるなどした疑い。

 同クリニックは小倉被告の前に、瑞信会が経営していた。小倉被告は入院前から従業員に「困ったことがあったら板橋先生に相談するように」と伝えていたという。

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