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和風ファーストフードの草分け、冷凍食品で中国に挑む

2007年12月17日 17時35分

たこ焼きなど和風ファストフードショップの展開と、冷凍食品の製造販売を手がけるピーコック。マクドナルドを手本にいち早く和風Fフードビジネスを立ち上げた同社は、冷凍食品事業でも独自の海外展開で快進撃を続ける。時代の変化を読み取り、新事業に挑む起業家の軌跡を紹介する。

新潟県長岡市に本社を置くピーコックは、たこ焼きやお好み焼きなど和風ファストフード(Fフード)店の草分け的存在だ。1971年に長岡駅前のスーパー「長崎屋」に第1号店をオープン、現在は大手スーパーやショッピングセンター内を中心に全国で107店を展開する。

同社を率いる塚本勝美社長は、元プロボクサーという異色の経歴の持ち主。68年、19歳で、ボクシング武者修行のため訪れた米国での体験がビジネスの原点。「生活費稼ぎのため厨房でアルバイトをしたマクドナルド商法に衝撃を受け、セルフサービス・立ち食いスタイル・テークアウトという日本にはないFフードビジネスに賭けてみたいと考えました」と振り返る。

翌年帰国した塚本社長は手探りで新たなフードビジネスを模索。幼い頃、祭りで食べたたこ焼きや焼きそばなど和風Fフード店「ピーコック」の展開に乗り出す。第1号店オープンは東京・銀座でマクドナルドが開店する1カ月前だった。

客足が落ちる夏場対策にソフトクリームを導入するなど工夫を重ねて売り上げを伸ばした。その後、中内功ダイエー社長(当時)から声をかけられ、ダイエー新潟店に出店したのをきっかけに事業は急速に拡大した。さらにフランチャイズチェーン事業にも進出した。

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