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[2007年12月17日(月)の KCT TVニュースから]

大原美術館に年末大掃除(倉敷市)

大原美術館は本館などの年末大掃除を行い名画の埃を払いました。
大原美術館本館2階では美術館職員40人が清掃作業にあたりました。エルグレコの受胎告知やモネの睡蓮など大原美術館を代表する名画が壁から外され額縁にたまった埃を刷毛で掃除したり、ガラスを布で拭いたりして1年間の汚れをきれいに掃除しました。また、大型の脚立で蛍光灯の拭き取りなども行われました。大原美術館では現在工事中の分館を除く本館と工芸館、東洋館の清掃をきょう済ませました。大原美術館には今年1年間でおよそ40万人が入館し世界の名画を楽しみました。来年は大原美術館の名画収集に尽力した画家の児島虎次郎が初めてヨーロッパに留学した年から100年を迎えることから児島虎次郎の企画展や、ノルウェー出身の画家・ムンクの企画展などを予定しています。大原美術館は年内は27日までで年明けは元日から開館することにしています。

高校生が共同で車いす整備(倉敷市)

倉敷中央高校の生徒が、学校単位で交流・連携している倉敷工業高校の生徒から車いすの整備の方法を教わりました。
倉敷工業高校と倉敷中央高校は、お互いに授業で学んでいる専門技術や知識を教えあい、交流を深めようと5年前から学校間の連携事業を行っています。倉敷工業高校機械科の3年生10人が、倉敷中央高校を訪れ、福祉科の3年生36人に、車いすの整備方法について説明しました。中央高校の生徒たちは、倉工の生徒からぐらついている車いすのステップや、フレーム部分のネジの締め直し方などの整備方法を教わりながら、真剣な表情で取り組んでいました。このあと生徒たちは、特別養護老人ホームますみ荘を訪れ、入所者が使用している車いすの整備を行いました。

倉敷市が節水を呼びかけ(倉敷市)

高梁川水系のダムの貯水量が低下しているのを受けて倉敷市水道局は、本庁と市内3支所に懸垂幕を設置し、節水を呼びかけています。
倉敷市役所本庁では、水道局の職員が「ムダなく使おう大切な水」と書かれた懸垂幕を設置しました。高梁川水系では、今月20日から上水と工業用水が5%農業用水が10%の取水制限となります。高梁川水系の主要4つのダムの貯水率は、16日現在で平年を20%ほど下回る44.9%となっています。9月以降、雨が少なく今後もこの傾向が続けば、来年3月上旬にもダムの貯水がなくなる恐れがあります。倉敷市水道局では、ダムの貯水率を知らせるボードを市役所ロビーに設置し毎日更新するほかホームページで節水方法を紹介し市民に節水を呼びかけています。

ミュージカル「くらしき物語」市民が熱演(倉敷市)

オリジナルミュージカル「くらしき物語」の公演が16日に倉敷市芸文館であり総勢90人の市民が熱演しました。
今年4月のオーディションから8ヶ月。いよいよ本番の日がやってきました。このミュージカルは倉敷市文化連盟の創作舞台育成事業として行われ出演者はオーディションで選ばれた市民37人と一般公募の市民など総勢90人。ミュージカルの脚本をはじめ演出や振付、作詞を手がけたのは倉敷シティバレエの後藤田恵子さん。今年6月からこの日の公演に向けて熱心な指導を続けてきました。出演者たちは熱のこもった演技をみせ歌と踊りで客席を沸かせました。物語の舞台は阿智神社。子どもにしか姿の見えない精霊が倉敷の歴史の移り変わりを見守り、文化や伝統の尊さを伝えるという物語です。阿智神社の石村陽子宮司も特別ゲストとして出演しました。最後は「私の街・くらしき」というテーマソングを全員で歌い舞台を締めくくりました。出演者らは練習の成果を本番で出し切りすがすがしい笑顔に溢れていました。ミュージカル「くらしき物語」は年末年始特別編成期間中の1月3日(木)午後4時、6日(日)午後6時に放送します。

企業立地に頑張る市町村20選受賞(倉敷市)

倉敷市は経済産業省が選ぶ「企業立地に頑張る市町村20選」に選ばれました。
企業立地に頑張る市町村20選は独自の施策で企業誘致を進める全国の自治体を評価しようと経済産業省が今年度初めて実施しました。倉敷市は中国地方では唯一の受賞で、倉敷市の他にも山形県米沢市や富山県高岡市などが選ばれました。倉敷市は市の施策として企業立地奨励金制度を設けており、企業の設備投資にかかる固定資産税などを3年間市が半額助成しています。この制度は去年12月からはじまりこれまでに25件、およそ660億円の設備投資があったということです。この制度が企業の工場増設などにつながるとして経済産業省から高く評価されました。また、水島コンビナートの都市間競争力強化のため産学官で対策を協議する懇談会の開催なども評価されました。今回受賞した20の市町村の取り組みは冊子にまとめられ倉敷市では他の市町村の取り組みも参考にしながらさらに企業誘致の研究を重ねたいとしています。

チボリジャパン取締役会 「チボリ」名称継続使用は断念(倉敷市)

チボリジャパン社の臨時取締役会が岡山市内のホテルで開かれ、今後、チボリインターナショル社と名称使用に関する再交渉をしないことを決めました。
臨時取締役会には取締役10人と監査役3人のあわせて13人が出席しました。前回の取締役会で名称使用について再度TI社の意向を確かめるとした結果について、TI社は今年2月に提示した大型遊具の導入などの投資をチボリジャパン社が約束することが再交渉に入る前提条件だと示したことが明らかになりました。これを受けてチボリジャパンは、新たな資金調達が困難であることからこれ以上の再交渉はできないと判断しました。また、岡山県と倉敷市が地代を含めた財政支援をしないと明言したことを踏まえ来年1月中に再度、取締役会を開き今後の公園運営の方向性を打ち出したいとしました。このほか先日の岡山県議会で石井知事が「土地所有者のクラボウへ用地を返還し、クラボウの独自開発の中で、園内施設の一部を活用してもらうという選択肢もある」と発言したことに関して、取締役会に出席した役員からも石井知事に賛同する意見があがりました。これを受けて石井知事は1月の取締役会での公園運営の方向性が固まった段階でクラボウとの交渉の場を設けたいと話しました。

国際交流のクリスマス会(倉敷市)

クリスマスイブまであと1週間になりました。16日の夜、倉敷市児島で国際交流を目的に一足早くクリスマスパーティーが開かれました。
このパーティーは児島在住の外国人に日本語を指導しながら国際交流を図っている市民ボランティアグループ「グローバル広場児島」が主催して開かれました。パーティーは英語であり合わせの料理を意味するポットラック形式で開かれ、参加者がそれぞれご馳走を持ち寄りました。会場にはベトナム、インドネシアなど児島在住の外国人をはじめ日本語を指導する市民ボランティアなどおよそ100人が集まりフラダンスや和太鼓などの出し物を楽しみました。また、児島に伝わる民話「金の竜と青の竜」の読み語りでは日本語だけでなく英語・スペイン語・ハングル語でも民話が紹介されました。このほかインドネシアから児島の繊維企業に研修に来ている外国人が母国の歌や日本語の歌を披露し、集まった人々は楽しいひと時を過ごしていました。主催したグローバル広場児島では、こうしたパーティーを通して今後も国際交流の輪を広げたいとしています。

真備町剣道錬成大会(倉敷市)

真備町剣道錬成大会が16日、倉敷市立岡田小学校で開かれ、近隣の少年剣士たちが日ごろ鍛えた技を戦わせました。
この大会は旧真備町と総社市から9つの剣道スポーツ少年団が参加して毎年、開催されています。会場となった岡田小学校体育館では、小学生と中学生あわせて142人の少年剣士が小学2年生以下の低学年の部3・4年生の中学年の部5・6年生の高学年の部そして中学生の部に分かれてトーナメント方式で個人戦を繰り広げました。少年剣士たちは、相手との間合いを図りながら竹刀を構え、一瞬のすきをついて打ち込むなど気迫のこもった試合を展開し、日ごろの練習の成果を戦わせていました。
【真備町剣道錬成大会 優勝者】
小学2年生以下の部 渡辺陸太郎くん(山手剣道)
3・4年生の部 塔本惇太くん(総社剣道)
5・6年生の部 岡本綾香さん(山手剣道)
中学生の部 川原真梨子さん(真備東剣道)

(最終更新 12/17-19:39)


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