下関の中3自殺 調査情報部分開示へ








下関市の川中中学校で2005年4月、3年生の女子生徒=当時(15)=が校内で自殺した問題で、山口地方法務局は11日、「調査によって分かった情報を部分開示する」と父親(50)に伝えた。

法務局は事件後、関係者に事情を聞くなどして、いじめを受けていたことを確認のうえで、この事件を人権侵犯事件として認定。市教委や学校長に対して06年4月、再発防止に向けた対策を文書で要請していた。

こうした措置は父親には知らされていなかったが、今年5月下旬にこの事実を新聞報道で知った父親が6月12日、法務局を訪れて行政機関個人情報保護法に基づき、同局が持っている情報の開示を要請した。

同法は本人の情報を対象にしており、未成年者の場合は法定代理人も開示請求することができる。しかし、亡くなった人についての規定はなく、今回は遺族の心情などに配慮して部分開示することにしたとみられる。



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