いじめ再発防止へ遺族ら訴え 下関の中3父親も
学校でのいじめなどで子どもを亡くした遺族らでつくる「全国学校事故・事件を語る会」(事務局・兵庫県たつの市)が3日に神戸市で開いたシンポジウムで、遺族らが学校側がいじめの事実を公表しない例などを報告、「再発防止のために事実解明が不可欠だ」などと訴えた。
2005年4月に中学3年の二女=当時(15)=が自殺した下関市の阿部慶光さん(50)は、学校側の調査でいじめの原因が解明されなかったことに触れ「きちんと調べ、公表する第三者機関の設置が必要だ」と強調。参加者からは「被害者や遺族が事実解明にかかわれるシステムをつくるべきだ」との声が上がった。
シンポは3日から2日間の日程で、3日は約60人が参加した。
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