下関の中3いじめ 自殺捜査資料、一部公開へ


2007年12月9日(日)掲載






下関市の川中中学校で2005年4月、3年生の女生徒=当時(15)=がいじめを苦に校内で自殺した問題で、県警は8日までに、県の個人情報保護条例に基づく遺族の請求に対し、女生徒の自殺に関する捜査資料の一部を情報開示することを決めた。

いじめ自殺などの捜査資料開示は極めて異例で、遺族の心情に配慮したとみられる。

女生徒の父親(50)が11月上旬に情報開示を請求。7日に県警側から「資料約80ページ分を開示する」と連絡があったという。17日に下関署で受け取る予定。

条例では、本人による個人情報の開示が認められており、本人が未成年者、成年被後継人の場合は、法定代理人が開示請求することができる。

父親は「自殺の真相につながる情報はなかなか入ってこない。開示される資料の内容は分からないが、対応してくれたことに意義がある」と話している。




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