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“魚民 vs 和民” 訴訟が再燃 「和解に反し、中傷」
このニュースのトピックス:民事訴訟
居酒屋チェーン「和民」を運営するワタミ(東京)の渡辺美樹社長が著書で、居酒屋チェーン「魚民」を経営するモンテローザ(同)を中傷したのは、過去の訴訟で合意した「相手をひぼう中傷しない」との和解条項に反するなどとして、モンテローザが渡辺社長と会社に1億円の損害賠償を求め東京地裁に提訴していたことが、分かった。17日の第1回口頭弁論で、ワタミ側は争う姿勢を示した。
両社は以前に看板使用をめぐって訴訟となり、平成16年12月、魚民の看板使用を認めることや中傷しないことなどを条件に和解していた。
訴状によると、渡辺社長は今年6月に発行した著書で「『和民』をつくったら『○民』が出てくるという具合に、ヒットした先行者がいればライバルがすぐにまねし、後を追う。
看板もそっくり、内装もそっくり、メニューもそっくりというのが当たり前」などと記載した。
魚民側は「普通に読めば、『○民』は魚民以外に想起できず、イメージダウンにつながった」などと訴えている。