関西電力が再開の方針を示している高浜原発(福井県高浜町)でのプルサーマル計画について、同町の今井理一町長は17日の町議会で「町としては1999年の事前了解から、計画の推進に応じていくスタンスに変わりはない」と述べ、再開に前向きな姿勢を示した。
その上で町長は「昨今のトラブル増加や耐震安全性など住民の心配も数多くある」とし、国や関電の対応をその都度確認し、慎重に対応していきたいとした。
関電は、11人が死傷した2004年の美浜原発事故を受けて同計画を中断したが、先月、社長が計画再開の検討を表明。福井県議会も今月12日に関電の方針を事実上追認している。〔共同〕(14:23)