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韓国大統領選:李候補、株操作会社との関係ビデオ明るみに

 【ソウル中島哲夫】19日投票の韓国大統領選を目前に16日、支持率トップの野党ハンナラ党、李明博(イミョンバク)候補(65)が全く無関係だと説明してきた投資顧問会社「BBK]について、自分が設立したと明言している7年前の講演のビデオ映像が明るみに出た。盧武鉉(ノムヒョン)大統領は同日、李氏の各種疑惑に「シロ」判定を下した検察に再捜査を命じる「指揮権発動」を検討するよう、鄭城鎮(チョンソンジン)法相に指示した。李氏のライバルは一斉に立候補辞退を求めるなど猛攻を始めたが、選挙情勢にどう影響するかは不透明だ。

 BBKは多くの投資家に被害を与えた株価操作事件の舞台となった会社の前身だ。同事件で米国から送還され起訴されたキム・ギョンジュン被告は一時、「BBKの真の所有者は私でなく李明博氏だ」と主張した。李氏は全面否定してきたが、ビデオの中では「私が最近(米国から)韓国に戻り、今年(00年)1月にBBKという投資顧問会社を設立した」と明言。00年9月までに「28.8%の利益が出た」などと宣伝している。

 こうした発言は当時、李氏が韓国メディアに語っていた内容と重なる。ハンナラ党側は、当時まだ李明博氏と協力関係にあったキム被告を支援するための方便だったと釈明。李氏とBBKは無関係と断定した検察は「資金追跡などで客観的に立証された結論」としている。

 問題のビデオ映像はハンナラ党と対立する大統合民主新党が公開した。同党は、映像を保有していた人物がハンナラ党に売りつけようとして15日夜、警察に逮捕されたことがきっかけで入手したと説明している。

毎日新聞 2007年12月16日 21時33分

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