倉本さんの葬儀が16日、佐世保市内の斎場で営まれ、約400人の参列者が突然の死を悼んだ。喪主の父潤一さんは「舞衣のことを無念の死とか、かわいそうとは思わないでください。大好きな子供たちを最後まで守ったのですから」とあいさつ。斎場は深い悲しみに包まれた。
出席者によると、斎場には、倉本さんがVサインをしてほほ笑むスナップ写真や、友人と宴会を楽しむ集合写真など十数枚が飾られた。あいさつで潤一さんは、倉本さんに「いろいろな思い出をありがとう」と呼びかけ、言葉を詰まらせる場面もあったという。
事件当日、倉本さんの水泳コースを受講していた小学5年の女児は「今でも信じられない。コーチの優しいところが好きでした」と話した。【川名壮志】
毎日新聞 2007年12月16日 20時00分 (最終更新時間 12月16日 21時18分)