風林火山の世界 
小道具からセットまでドラマの世界がさらに広がるビジュアル・アイテムの数々を紹介

信虎時代から晴信時代へ “信虎追放”という無血クーデターで親から子への世代交代が実現しました。家督を相続した晴信が甲斐の守護となり、武田家は新しく生まれ変わろうとしています。しかし、居館である躑躅ヶ崎館はそのまま、家臣や組織図にも変化はありません。そこでドラマでは“信虎時代から晴信時代へ”の変化を、武田家の家紋や色彩で工夫しました。

花菱から武田菱へ

 戦の陣幕や旗に用いられる武田家の家紋・武田菱。信虎の本陣の陣幕は、菱形を花の文様に変化させた“唐花菱”だったが、晴信時代は“四つ割菱”の“武田菱”になる。

*但し、家臣の陣幕などには引き続き“唐花菱”も登場する。

白から赤へ

 信虎時代は“白地に黒”の紋が、晴信時代は“赤地に黒”になる。鮮やかな色彩は、“信濃攻め”をはじめとする今後の晴信の活躍ぶりを象徴させたもの。

曲線から直線へ

 “唐花菱”は曲線を使った複雑なデザインだが、“武田菱”はシンプルで直線的。柔らかい曲線、複雑な形の花菱はやや古い印象、一方、武田菱の鋭角的な直線は新しさの象徴として、信虎と晴信の違いを自然に感じ取れるようにした。

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