社民党県連(山本喜代宏代表)は15日、次期衆院選秋田2区の民主党との共闘について「一方的な応援はできない」と述べ、選挙区間で協力し合う「対等な協力」を求める姿勢を示した。2区公認候補として立候補予定の山本代表の会見で明らかにした。
石田寛県連幹事長は会見で、「2区の支部代表としてはどこにでも協力を願いたい」と断ったうえで「県内の社民党の組織は強い。県連として、一方的な応援はないという党本部の方針を順守したい」と述べた。
山本代表は会見で「医師不足など格差が命の格差に及んでいる。それを解消したい」と選挙への抱負を語った。また同日、佐々木長秀県議を本部長とする選挙対策本部を設立した。1、3区は、独自候補擁立を視野に年内にも方針を決める。
民主・社民両党は今夏の参院選で同じ候補を推薦し勝利したが、民主党県連は2区について、独自候補擁立を目指し、社民党との共闘を否定している。【馬場直子】
毎日新聞 2007年12月16日