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加古川・女児殺害、よく知る人物が浮上…県警が聴取

 兵庫県加古川市別府(べふ)町の同市立別府小2年、鵜瀬柚希(うのせゆずき)ちゃん(7)が10月16日夕、自宅前で刺殺された事件で、県警捜査本部(加古川署)は、柚希ちゃんをよく知る人物について事情聴取するなど集中捜査を始めた。柚希ちゃんは帰宅したところを狙われており、県警は、犯行状況などから、顔見知りによる犯行の可能性が高いと判断。周辺捜査でこの人物が浮上した。

 調べでは、柚希ちゃんは10月16日午後6時ごろ、一人で帰宅。自宅の裏に自転車を止め、玄関に回るまでの路地で刺された。家族が悲鳴を聞き、外に飛び出した時、まだ、柚希ちゃんは玄関先で血まみれで立っていて、倒れる寸前だったという。

 柚希ちゃんは左胸と腹部を深く刺されており、約1時間40分後、失血死した。

 県警は、柚希ちゃんが裏から玄関に回るまでの短い時間の犯行であることに加え、正面から襲われたのに柚希ちゃんが逃げようとした様子がないことを重視。自宅東側の路地も狭く、背の高い植え込みなどで死角になっていることから、犯人が、柚希ちゃんの普段の行動をよく知っており、周辺の地理にも詳しいとの見方を強めていた。

 凶器は、片刃のナイフとみられるが、これまでの現場周辺の捜索では発見されていない。

2007年12月13日  読売新聞)

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