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佐世保市で起きた散弾銃乱射事件の容疑者は、普段から「大音響で音楽をかけたり、銃を手に出歩いたり」して住民を不安がらせていたという そのことを警察に伝えたとの情報もある。識者は、欧米型の事件が日本でも起きたとか、暴力団の発砲事件多発の延長線上などと分析してみせたが、住民の声が一番まともに聞こえた。「正常ではない行動を取る人間に、なぜ銃の所有を許すのか」 スポーツクラブは全国どこにでもある。引きこもりがちなのに、夜中に出歩く若い男もそう珍しくはない。裏社会の人間でもない。日本中どこにでもある状況だった だが、水着姿の子どもたちまで撃つ惨劇は起きた。狩猟もしない、ただ、射撃好きで、奇行の目立つ男に散弾銃所持を許可したからではないのか。多数が一人を「異常」と決めつける社会があってはならないが、常識的な市民の不安や訴えに鈍感な社会も、大変危険であることを今回の事件は示している 市長銃撃や女児殺害など異常事件が続発する長崎県警の苦悩は察するが、これが日本の縮図なのかもしれない。悲惨な体験でも、そこからも教訓を絞り出さねばなるまい。
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