漫湖の現状 中国で発表/日・中・韓子ども交流
日本代表 高良(鏡原中)・高井さん(沖尚中)
那覇市の鏡原中学校一年の高良俊輝さん(12)と沖縄尚学高校附属中学校一年の高井美波さん(13)が、二十五日から三日間、中国・長江中流域の江西省南昌市で開かれる「日本・中国・韓国子ども湿地交流・湿地の学校」に日本代表として参加、ラムサール条約の登録湿地「漫湖」について発表する。
「湖・池・沼と人々の暮らし」をテーマに、日本、中国、韓国の湿地のある地域に住む小中高校生らが、各地域の湿地や環境美化の取り組みなどを紹介する。
日本からは、高良さんと高井さん、漫湖水鳥・湿地センターの広川ヨシ子主査のほか、愛知県の中学生らが参加する。
小学生のころから同湿地センターへ通い、水鳥の観察やごみ拾いを続ける二人は「命どぅ宝 湿地どぅ宝〜漫湖の活動を通して〜」と題し、スライドを交えながら英語で発表する。
高良さんは「漫湖は鳥が飛来して環境がいいように見えるが、鳥に釣り糸が引っかかったり、ごみがいっぱい」と話した。
高井さんは二十年前に比べて野鳥が激減していることについて、「沖縄の自然を観光に生かすよう、他の国の取り組みも勉強したい」と語った。