2007年12月 6日 (木)

12月 第1回 【YANOアカデミー】

私は渡り鳥生活。
春は那須、夏はバンクーバー、秋はまた那須、冬はサイパン。
だから私にはその場所、その場所にごく少数の友人がいます。バンクーバーには二人、那須にも二人、サイパンには一人。しかし、サイパンの一人は最近、知事選挙に立候補、選挙の最中に死にましたから、もっかここには友人はいません。バンクーバーの友人の一人は、アメリカに移住してしまったので、今は一人残っているだけです。

バンクーバーのこの一人の友人は『義兄弟』のように付き合います。
この男から毎週メールが届きます。週刊ゴルフダイジェストの私のエッセイに『乙姫様』の話が出るたびにヤキモキして、それはどこの誰かと心配するのです。
つまり彼は、私の不良なジョークが通用しないほど生真面目なのです。まるで、名門私立小学校の校長さんみたいな男です。

そうです。このひと、やはり校長先生です。
自分で設立した日本語教師を育成する『YANOアカデミー』。現地バンクーバーでは有名です。
なんで、日本語教師になるためにバンクーバーまで行くのだ?
日本にだってたくさんの日本語教師専門学校があるではないか?

しかし、それは違います。外国人に日本語を教えるには英語も必要だし、外国の生活・習慣も身に付けておかねばならないのです。
だから、バンクーバーで日本語教師の講座が必要となるわけです。

それだけではありません。
「バンクーバーには留学したい。」
しかし、留学して、
「さて、何を勉強したら良いのか分からない。」
「今さら英語の勉強で苦労するのもイヤだ。」
「さりとて、パソコンの勉強も荷が重い。」
「日本語のことなら苦労なくやれそうだ。」
こんな人たちの要望にも応えられるわけです。

みなさま、もし、留学・長期滞在をお考えなら是非、バンクーバーにおいでください。

そして、何かお勉強をしたいなら『YANOアカデミー』です。

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2007年11月28日 (水)

11月 第3回 【農業の時代】

最近相次いで、エネルギー関連の講演に招かれたり、インタビューを受けたりしています。
敦賀市では、高校生それに一般の方々を対象にエネルギー・環境問題の講演でした。これは、原子力関連の広報の一環のようでした。

最近私は、
「農業が復権する時代になった。」
と思っています。

戦後日本の農業は壊滅しました。細々と残っていた米作りも、今、瀕死の状態です。
米の値段はどんどん下がり、今や米農家の平均収入は年、たった50万円ぐらいと言われているわけです。
もう米作りまで絶望的では日本の農業は消滅します。

ところがここへ来て、にわかに注目されているのが『バイオ燃料』です。小麦・トウモロコシの価格は倍にも跳ね上がりました。エタノール燃料がらみでしょう。

太陽光発電・太陽電池は将来有望な産業ですが、しかし考えてみると、畑・田んぼで作るエネルギーは、畑・田んぼ一面に太陽電池を敷き詰めたことに相当するわけです。
耕地面積が狭いと言われる日本ですら、畑・田んぼ一面に太陽電池を敷き詰めれば、とんでもない太陽光発電です。

つまりバイオエタノールは、畑による太陽光発電と同じです。こうなると、戦後一貫して無視され疎外され続けた農業は、新たに太陽光発電として脚光を浴びるでしょう。
つまり、21世紀の農業は、エネルギー産業となります。

郷里宮城県の高校の同窓会で、米作りをもうやめようとしているクラスメートに言いました。
「21世紀、これからは農業の時代だ。」と。
大学はもちろん、理工学部ではなく、農学部ですよ。

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2007年11月12日 (月)

11月 第2回 【ゴルフダイジェスト エッセイ】

10ミリ近いどしゃ降りの日曜日、靴も水にもぐり、バンカーは池になってもめげず、ゴルフをやりました。
『山口杯』というトーナメント。政治評論家、山口朝雄氏のまわりに集うマスコミ関係者、とくに『日刊現代』・『週刊現代』の人たちが中心でしたので、私のような理系の年寄りが出る幕ではなかったのですが、我が家と近い場所だったので、つい魔がさして出掛けてしまい、びしょ濡れになりました。

プレー終了後、宇都宮の餃子屋さんに集合、会費たった2,000円で餃子10種類、中華料理食べ放題、ビール・紹興酒の飲み放題。多分、どこかの防衛関連商社の接待なのでしょうか?(ジョーク・・・念のため。)

このとき、私の隣前に美しい女性が座りました。
私がお酒がダメで、意地汚く食べ物にだけ手を伸ばしているのをいち早く見つけて、絶えず気を配り、あちらこちらのテーブルから食べ物をとってくれました。
こんな場合は決まってその女性は私に関心があるのです。
あるいはどこかで、何時の頃か、不義理をしたひとかしら?

宴たけなわの頃、私は意を決して聞きました。
「私に関心がおありですか?」
彼女は答えました。
「えぇ、おおありです。ゴルフダイジェストの先生のコラム、とても役に立ちます。面白いです。」と。

このコラムはかれこれ、4年近く続いているし、これをまとめた単行本も出版されているが、直接面と向かって誉めてくれたのは、このひとが初めてです。
大抵は、
「乙姫様の話が面白い。」
という男ばかり。
私のゴルフ力学が面白く、役に立つと言ってくれた女性(男性も)はこれまで皆無でした。

ちなみにこの女性、女性の参加者の中でダントツ1位だったのです。

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2007年11月 5日 (月)

11月 第1回 【原発文化】

『原発銀座』とも言われる福井県敦賀市の講演に呼ばれました。
原発推進、広報関連の団体が支援する、高校生、その関連の一般の人々への、『科学の魅力』を語る内容にしてくれ、という依頼がありました。その中で遠回しに『原発反対』との言動は慎むように、ということでした。

日頃、手厳しい言動をやって、一部からは反感をかっている私ですから、当然、
「原発に対しても大反対なのだろう。」
と思われているらしく、原発推進関連の講演・原稿執筆・コマーシャルなどからは遠ざけられてきました。
東京電力のCMの話が途中で立ち消えになったり、原発立地での講演が土壇場でキャンセルになったりしてきたのでした。
この流れからすると、今回の敦賀市の講演が順調に終了したのはめずらしいことでした。

誤解の無いようにしましょう。
私は、原子力の民生利用は大賛成なのです。
およそ、科学者が発見・発明したものが、人類のために有効利用されなかったことはありません。科学者はそれを前提として研究・開発をやっているわけです。
レーザーや半導体は量子力学の高度の研究成果の賜物です。一見、人類の生活には何の関係も無いと思われる宇宙の彼方の観測、理論計算でさえも、人類が豊かな生活を送るために利用されます。
つまり、われわれの作った公式・理論が宇宙の彼方にまで適用できる普遍のものであるかどうかがそこで試され、さらに改良され、それが人類のために使われていくわけです。

アインシュタインの相対性理論は、人類史上最高の発見のひとつです。これが人類の幸せのために使われないはずがないのです。
原発はこの中でも最も偉大な応用です。つまり原発は人類史上最も素晴らしい科学の利用のひとつです。
放射線によるガンの早期発見(ポジトロンCTなど)と治療も素晴らしい応用です。レーザー光の通信、医学分野の応用も素晴らしく進歩しています。しかし、原発はこの中でも飛び抜けて人類に役立っています。

もちろん、あらゆる科学の応用では安全性・副作用・環境問題など負の側面も解決してゆくべきことは当然です。
とくに原発は一歩間違えば、悲惨な事故に結びつきますから、原発の安全性の追求は何よりも優先すべきことです。
原発の安全性を十分追求しないで、『安全です。』という宣伝・広報にのみ力を入れたら、これは本末転倒となります。


--11月25日(日)、居酒屋『型無』(東急東横線学芸大学駅)での飲み会、まだ空席が2名分ありますので、お申し込みください。会費は3,000円(飲み物は各自支払い)程度です。
お申し込みは、下記のメールアドレスまで。
info@vi-academy.com

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2007年10月22日 (月)

10月 第3回 【江原スピリチュアルのばかばかしさ】

長いこと実現しなかった江原批判ですが、ついに鉄人社がのってくれて出版に向けて、準備を急いでいます。
まず『オーラの泉』を3年分ほど見まして、そのからくり、幼稚さ、ばかばかしさにあきれましたが、それ以上に驚いたのが江原の本でした。

大抵は名だたる出版社から発刊されており、しかもどれも大ベストセラーです。発刊と同時に3刷になってしまうのです。どうりでマガジンハウスなど、私の批判文の掲載を拒否するはずです。
たぶん編集者は、実にばかばかしくあきれていることでしょうが、江原を持ち上げ、お世辞を使い、出版を懇願せざるをえないのでしょう。これら有名出版社の編集者なら文系でも優秀でなければ入社できないから、この程度の馬鹿オカルトに批判的なはずですのに。

さて、テレビの内容にもあきれますが、もっとばかばかしいのが江原の本です。
例えば、『スピリチュアル お祓いブック』。この本はオマジナイ・お祓いの仕方が、まじめもまじめ、おおまじめに書かれているのです。巻末には、お祓い用紙が付録としてのせてあります。ここに名前・願い事をすると願いが叶うというわけです。

用紙のまわりには『光明遍照』などという下手な漢字が書きなぐられています。さもありがたく感じる仕掛けです。大昔、田舎のかまど、へっついに火災を防ぐよう、御薬師様のお札が貼り付けてありましたが、これと同じことです。
その古臭さ、胡散臭さ、幼稚さ、いかがわしさに、ただただあきれるばかりです。

しかし、あきれてばかりはいられません。この本はベストセラーなのです。4年間でなんと29刷なのです。この国の一般読者の幼稚さには目を見張るばかりです。
血液検査でガンの診断がつき、人工臓器の移植ができ、宇宙人と電波によるコンタクトができようという21世紀科学文明にあって、恐山のイタコの口寄せまがいなテレビをやり、肝臓ガンを治すといってお札を腹に貼り付ける。

私は今、江原批判をやるための資料調査をするにつけ、この国のあまりの後進性に落ち込んでいます。
やる気さえ失いかけております。

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2007年10月15日 (月)

10月 第2回 【赤とんぼ】

バンクーバーの気温が15℃を割り込んで寒くなったので、日本に帰国しました。
ところが、その日本はまだ真夏で30℃を超え、扇風機をまわしっぱなしでした。(クーラーは無いのです。)

それでも中秋の名月を見て、
「日本(那須地方)もなかなかのもので、捨てたものではない。」
と感傷にふけりました。
これで、赤とんぼが飛ぶようになり、秋鳴く虫の合唱が始まれば言うこと無しと思っていました。

ところが驚いたことに、いつまでたっても赤とんぼは飛ばず、虫も鳴かないのです。
はや10月半ば、いったいあの赤とんぼはどこに行ってしまったのでしょうか。秋の虫はもういないのでしょうか。
数年前までは、庭でお茶を飲んでいると、たくさんの赤とんぼが飛んで肩や頭に止まりました。夜は夜で、虫の声はやかましいくらいだったのに、いったいどうしたというのでしょう。

ここ那須の山小屋は標高400メートル、まわりは畑・田んぼ、それに里山が広がっています。ここ数年とくに変わったことはないのです。変わったことと言えば、私は日中はほとんど山小屋にはおらず、ゴルフ場や練習場で修行している生活に変わったのですが、これが赤とんぼと関係があるわけはないのです。

私はイヤな予感がします。私がゴルフにうつつを抜かしている間に、地球はますますおかしくなっているのだ。
秋鳴く虫が死滅し、赤とんぼも去っていったこの山村。これから那須のオオタカも、いやスズメやカラスまでも死滅していくのでしょうか。最後に名月までも絶滅するのでしょうか。


みなさま、こんなことも話題にします我々のゲッツゲザー(飲み会)のお知らせです。
11月25日(日)、場所は居酒屋『型無』(東急東横線学芸大学駅東口)、だいたい午後7時ごろに集合です。
お申し込みは、私の所属事務所『VIA』までメールかFAXでお申し込みください。
(お申し込みの際には、お名前・ご住所・お電話番号をご明記ください。)

・FAX番号 : 03-3207-8638
・E-mail : info@vi-academy.com

10名だけ予約をお受けします。このうちすでに3名の方の予約が確定しており、したがって7名の方が参加可能です。

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2007年10月 1日 (月)

10月 第1回 【相撲は見ない】

私は暴力が大嫌い。
なぜなら私は子供の頃から鉄棒や跳び箱もできないくらいひ弱で、先生や配属将校、それにクラスメートに殴られっぱなしだったからだ。
暴力は嫌いなだけでなく、憎しみを持っている。

だから大学でも体育会の部活には一切入らず、反感すら持っていた。当時部活では、殴る・蹴るの暴力やしごきが横行していたからだ。
それに体育会は右翼的であり、学内では学生運動と対立。場合によっては大学当局は学生運動に対抗するため体育会にお金を与えた。

体育会に反感を持っただけでなく、スポーツそのものに反感を持った。なかでも当時、力道山の格闘技などは最悪だった。テレビで殴りあいなど言語道断だった。案の定、力道山は飲み屋で客を殴りつけ、逮捕された。
野球も、相撲も、ゴルフもテレビでは決して見ることはなかった。

それが60歳を超えたあたりから、他にやることもなくなり、体を動かさないとメタボの危険があると言われ、いやいやながらゴルフを始めた。
テレビでもゴルフの番組を見ることになり、また相撲も見るようになってきた。
ゴルフは長時間だらだらとプレーし、ときどきテレビから目を離して1時間後にまた見ても、スコアは同じということも多く、ゆったりしているのが気に入った。
それに比べて相撲は食い入るように見つめて、たった数秒で決着。実にあっという間の勝負だ。これはまたゴルフの勝負と対照的だ。

しかし最近、相撲部屋で新人の青年がリンチ、しごきの暴力によって殴り殺されるという事件が起こった。
私は冷や水をかぶった思いだった。そうだ、うっかりしていた。私はスポーツが嫌いだったのだ。60歳を超えて頭が劣化して、ついうっかり、相撲を見るという愚行に走ってしまっていた。

相撲は天皇の御来光のもと、天覧相撲をやる『国技』といいながら、実態は暴力団のしごきの集団だったのだ。
私としたことが、なんたることだ。
私は改めて決心した。

これからは相撲は決して見ません。

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2007年9月27日 (木)

9月 第5回 【大失敗】

バンクーバーも寒くなり(9月18日頃、朝の最低気温は9℃!)、那須も最高気温が30℃になったので、そろそろと思って帰国いたしました。
ちょうど今年の夏も3ヶ月のバンクーバー暮らしでした。もっとも途中、8月8日にCMの撮影と講演のために一時帰国しました。このとき、日本の残暑のすごさにあてられ夏風邪をひき、風邪薬を飲み続けて日程をこなしました。

かくして帰国、成田に3時半に到着、眠い目をこすりながらそのまま日本橋に向かいました。この日夕方6時から、丸善での『パリティ』編集委員会に出席のためです。
この会議が終わり、自宅に辿り着いたのが夜9時。その時間バンクーバーは朝の5時ですから眠気も最高潮でした。

ともかく我が家に着いたのですが、ここでショック!
なんと窓が開けっ放しだったのです。
何だ!?
ドロボーに入られたか?
しかし部屋は何事もなく、ただ窓から台風の雨風が吹き込んだあとにカビが生えているだけでした。
つまり、8月の1週間の帰国の折、窓を開けたままバンクーバーに出かけたのでした。

東京はまだまだ暑く、2日間いただけで、今度はしっかり窓を閉めて那須に出掛けました。
ところが那須に到着して二度ビックリ!
那須のボロ屋のドアが開けっ放しだったのです。
郵便屋さんがこのドアから郵便物を投げ入れてくれていました。
家の中をドキドキしながら総点検。しかし全ての『金目のモノ』が無事でした。

もうダメだ。
私もすっかりボケたのだ。
福田総理は一国を指導しようと意欲満々なのに同じ歳の私は、窓やドアも閉め忘れるボケかただ。
大事なことをするときには、風邪をひいてもやたら風邪薬を飲まないことだ。

福田さん、風邪薬など飲んで権力を行使しないでください。

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2007年9月21日 (金)

9月 第4回 【Wikipedia】

前回、「Wikipediaの『大槻義彦』欄が嘘っぱちだ、どなたか編集してください。」
と書いた途端、数時間で私の訂正要求に沿って書き直されました。
あまりの早さにびっくりしました。いったい、どなたがやっていただいたのでしょうか?

元のこの欄を作った方が反省して編集したのでしょうか?
それとも反オカルトの立場の方の好意でしょうか?
それとも私が指導した教え子の誰かでしょうか?

いずれにしてもこんなに素早く、私の意に対して対応していただける方がこの世の中にいることは心強いことです。
今準備している『江原スピリチュアル』批判本、および細木などの星占い・血液型占い批判本の出版に勇気がわいてきます。

この出版では宜保愛子批判本のとき以上のあくどい嫌がらせが予想されますが、味方・応援団が多数いらっしゃることを念頭においてがんばります。

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2007年9月18日 (火)

9月 第3回 【デタラメ Wikipedia】

「“大槻義彦”で検索すると面白い項目が数百も出てきますよ。」
と、そばにいた大学院生が教えてくれたが、誰かが書いているのだろうと気にも止めず、無視してきました。
ところが最近あるエッセイの著者紹介欄に
「Wikipediaの大槻義彦紹介記事を参照してよいか?」
という問い合わせがきましたので、あらためて何が書かれてあるか見てみたのでした。

見てびっくり、嘘ばっかり。
明らかにオカルト、オカルトモドキが書いた(編集した)と推定されるものです。
それがよく分かるのは、例えば次のような説明箇所があるのです。

『Japan Skeptics 副会長、会員からの批判で退会。。。』

この会はオカルトを批判し、超常現象を科学的に解明する目的で私どもが作ったものです。
しかしこの会には大勢のオカルト、オカルトモドキが入り込みました。入会の審査が甘かったからでした。この連中は総会などで発言の妨害などをして会の当初の目的に沿わない発言をしました。また、会が終わると何者かが私の車の後をつけ、ときにはタイヤに釘を刺されたり、深夜くりかえしFAXが流されました。

これは会の会員名簿を利用したオカルト連からの嫌がらせと判断、一時、会から退会しオカルト連が退会するのを待って、再び会員に復帰しました。
このいきさつはこのブログでもすでに明らかにしてきたものです。
それをこのWikipediaの編集者は
『会員からの批判で退会。。。』としています。
これは明らかに意図的です。正しくは、
『会に潜り込んだオカルト連中、およびそれらと関係のあるオカルトと絶縁するため退会。。。』
が真相です。

また、『と学会から特別賞を受賞。。。』とありますが、これも嘘です。
『と学会』とありますが、これは単なる任意団体で、学術会議に登録された正式の学会などではありません。
またこの団体は、表面的には反オカルトのように見えますが、実は本質的にはオカルト、オカルトモドキだと思っています。
したがって、私は受賞を拒否、一方的に送られてきた副賞は送り返しました。この副賞は私と宜保愛子がお金の山を前に論争しているという切り絵でした。
つまり『と学会』は、私の宜保愛子批判は金儲けのためと『表彰』したのです。私が受け取り拒否するのも当たり前でしょう。

その他、このWikipediaには『。。。という批判もある。』と書いてありますが、こんな批判はこの編集者が勝手に批判していることでしょう。
客観的な批判とみせて、実は編集者が批判しているのです。批判したければすれば良いのですが、Wikipediaなる事典の類では不適当です。

どなたかこの悪質なWikipediaを編集していただけませんか?

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2007年9月10日 (月)

9月 第2回 【急げ!理系への道】

「どうしたら、子供を理系志望に向けられるのでしょうか?」
「理工系に進学させるには、どんな教育が必要なのでしょうか?」
という質問をお父さんやお母さんたちから長年にわたって受けてきました。

これについて私は、私なりの独特な考えを持っていました。

親だけが子供を理工系に進学させたいわけではなく、もちろん国・地方自治体・経済界などが『理科離れ』を憂いて、様々な対策をとってきました。
例えば、全国いたるところに設立された『科学館』・『科学博物館』・『プラネタリウム』はその表れだし、また、夏休み・春休みなど全国で精力的に企画される『科学実験イベント』・『科学実験ショー』もあります。

私自身もこれら各地の科学館の講演にお呼ばれしたり、科学実験イベントの講師を引き受けたりしてきました。
しかし、これらの取り組みがほとんど効果はなく、『理科離れ』はますます深刻になることを反省もしておりました。

「理系離れを防ぎ、子供が理工系を志望するための教育はどうあるべきか?」
これを考え続けました。そして10年前ごろから、自分でハタと気がついたことがありました。そして、私のこの考えを世に発表しようと致しました。

しかしそれは、世間にはショッキングな内容と考えました。なにしろ『科学館』も『科学実験イベント』も、一部、否定するものだったからです。

「これは慎重にやろう。少し様子を見よう。少なくとも自分の子供や孫がちゃんと理系に進学するまでは、私の考えを公にはできない。」
と思っていたので、著書もエッセイも、このことについてはまったく書きませんでした。

幸い、息子は東大物理から現在、上智大学の物理の教授になり、孫は今年、東大理科Ⅰに入学しました。つまり、わが家庭は『理科離れ』をしなかったわけで、いよいよ、10年間温めてきた『急げ理系への道』の執筆にかかりました。
この本を世に出しても気がかりなことは無くなったと判断したからです。
近く、NHK出版から出版の予定です。

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2007年9月 3日 (月)

9月 第1回 【アァ、日本】

バンクーバーで暮らしていると、日本のことがほとんどわかりません。
ネットのニュースは毎日見るのですが、それでも何か遠い他所の国の出来事のようで、少しも身に入らないのです。

カナダのニュースチャンネル、CTVニュースは毎日見るのですが、日本のニュースなどほとんどありません。
この3ヶ月、日本のニュースは参院選で自民・公明が大敗したことだけだったような気がします。そのニュースも、たった15秒程度の短いものでした。

つまり、世界的にみれば日本は平和で、特にニュースになることもない、ということでしょうか?
それとも、日本という国で何が起ころうが世界の市民にとっては興味もない、ということでしょうか?
私は、その両方だと思います。日本の社会的ニュースで関心のあるのは株価が大きく下げたときだけです。

つまり、日本に対する海外の関心事というのは、日経平均株価だけなのです。これは日本の株式市場に対して外国人の多くが投資しているからでしょう。

こんな感想をこちらの日系人の集まりで話しました。するとその中のおひとりが、苦笑いしながら言いました。
「CTVはカナダと世界のニュースをやるんですよ。日本、日本と言ったって、世界60億のわずか1億のことですよ、つまり60分の1。それでも3ヶ月に1回ぐらい報道されれば、いい方じゃないですか?」

しかし、これは違うと思う。例えば、今回の安倍内閣の内閣改造。CTVではまったく報道されなかった。しかし、例えばフランスの新閣僚は時間をかけて報道・解説されたのでした。
また、チリの内閣スキャンダルは繰り返し報道されました。

ここで見えてくるのは、世界における日本の地位です。
株価以外、日本の政治・日本の社会・日本の文化が世界的に何の関心もないのです。

誰かが、
「アメリカでは日本、韓国などはアメリカのひとつの州だという感覚だ。」
と言いました。

まったくそんな感じがしてきます。

州なら州で結構。州は外交も防衛も無関心、いや、正当な権限はないのですから、もっぱら内政の充実だけに努力すべきです。
つまり、社会福祉・教育・社会資本の充実など。
そんな内政のことなど、海外では報道もされません。それで良いのです。

ところが我が国ときたら、日本は国際的な大国と意識して、内政を省みず、外交・防衛に走っているのです。
どこかおかしい国ですね。

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2007年8月31日 (金)

8月 第5回 【居酒屋 型無】

私も
「いよいよ仕事がなくなって居酒屋を出店した。」
とか、あるいは、
「昔、手をつけた女にせびられて水商売に出資した。」
とか、あらぬ噂が広がらないうちに内実をご報告しておきましょう。

私は事務所(VIA)所属ですが、この株式会社の設立発起人のひとりY氏が、目黒区に開店するのがこの居酒屋なのです。つまり、この居酒屋は私のお店ではありませんが、私の“関連”のお店というわけです。

名前を
《Fine Dining 居酒屋 型無(かたなし)》
といいます。
東急東横線 学芸大学駅東口
TEL 03-5721-6505
9月10日(月) OPEN
です。

どうか皆様、お近くの方はお出かけください。

実質的なオーナーはJ君で、彼は日本生まれ、カナダ育ち。
もう10年近くもカナダの日本居酒屋、中国の日本居酒屋で修行してきたので、純日本風の居酒屋ではなく国際色あふれた居酒屋を目指しております。

冬場、この居酒屋で一杯飲みながら、
『科学とオカルトを語る会』
とか
『科学的ゴルフ談義』
などを私と一緒にやりましょう。

秋の夜長、毎週、集うことに致します。
希望者を募ります。
一夜、10名が限度ですので、どれだけ参加がおありか、メールをお願い致します。


Ktnsopen_6 《Fine Dining 居酒屋 型無<kata-nashi>》

 東急東横線学芸大学駅東口

 〒152-0004
 東京都目黒区鷹番2-19-23
 サンビームプラザ302

 TEL 03-5721-6505

 9月10日(月) OPEN

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2007年8月30日 (木)

8月 第4回 【暑い日本】

夏休み3ヶ月、バンクーバーで過ごしております。
こちらは、ただ今の気温は20℃で日本の10月末といった感じです。朝などは11℃まで下がり寒いくらいの気温です。
日本の夏が今年は、40.9℃になったとは、実に驚きです。

その暑い日本には、今年から仕事があっても一時帰国はしないことにしました。
これまでは3ヶ月夏休みをとっていても、必ず1~2度は帰国を強いられてきました。しかし私も70歳を超えたのですから、もう夏の仕事で一時帰国は勘弁してください。もっと正確に言えば、
「CMの仕事以外には一時帰国しない。」
ことにしたのでした。

ところが世の中は実にうまくいきません。そのCMの仕事が入ってきたのでした。
中古車買取・販売の【ガリバー】のCMです。
そこで私は、今年も例年のように暑い日本に帰国したのです。8月8日から13日まで。いたるところ、35℃の猛暑。しかも湿度が80%以上ですから、まさに蒸し風呂でした。
もともと私は、お風呂や温泉が好きではありません。それは単に面倒なだけではなく、このムッとする高温の湿度が嫌いなのです。

それが、日本中いたるところ蒸し風呂とは、驚きを通り越して腹が立ってきました。
安倍内閣にも腹が立ち、それを大騒ぎで持ち上げた1年前の世論にも腹が立ちますが、今年の気候にも言うに言われぬ腹が立ちました。

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2007年8月 8日 (水)

8月 第3回

最近、反オカルト運動が阻害されているためか、その腹いせ、ストレス解消にゴルフざんまいです。オカルト、とくに『江原スピリチュアル』という、とんでもないインチキを批判すると、テレビ界だけではなくマスメディアからまで干されてしまいました。
宜保愛子のときと違って江原には妙なイカサマ文化人が多数応援しているからです。名だたる出版社がどこもこれらの文化人に気を使って江原批判を受け付けません。

ストレスが溜まってくるとゴルフにうつつをぬかします。反オカルトはこの国の文化や教育に役に立つと自負してきましたが、私がゴルフをやったのでは、お国の為には何のお役にも立ちません。。。
それでもゴルフは科学の面からも極めて興味のあるスポーツです。

  1. 14本ものクラブを使うので、それぞれにそれ特有な力学があります。
  2. 飛球は複雑でカオスの力学です。
  3. 場所(ゴルフコース)・時間・時期によって飛球が変わります。

つまり、ゴルフはスポーツと博打をごっちゃにしたようなものです。

力学的にゴルフを考えたり、プレーしたりしてみると、様々なことがわかります。
プロギアというメーカーは以前、『ゴルフは物理だ』と広告キャッチコピーしましたが、まったくそのとおりです。
これまでゴルフ界に蔓延していた誤解、曲解、迷信の類が目につきます。
「前上がりからボールを打つ時には右を向け!」
「下りのグリーンのパットは入りにくい!」
等は、真っ赤な迷信。
これらの迷信を正すのが私のエッセイです。(週刊ゴルフダイジェスト
この連載をまとめて出版したのが
最近刊『プロのボールはなぜ重い?』(ゴルフダイジェスト社)。

思い余って自分でゴルフクラブを発明までしました。
大槻教授のミステリーサークルパター』がそれです。
このブログをお読みの方でゴルフに興味のある方はアクセスしてください。また、ゴルフをやる身近な方がおられれば、ご紹介ください。

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2007年8月 6日 (月)

8月 第2回

私の所属事務所VIA(亜空間国際アカデミー)は、本来、インターネットの会議用双方向・相互方向対話ソフト『Face Confernce』を用いた社会人教育・研修などを行うことが主な仕事としております。

ここで最近、このソフトに強い関心を示し、これによって学習塾をやるという試みが企画され、具体化されつつあります。
これは、『亜空間学習塾』と申しまして、我々のVIAと同じ場所に事務所を構えました。
これによって、東京以外の地方、遠隔地に居住する子供たちにまで、東京の一流講師・一流教材で教育することが可能になりました。しかもこのソフトは少人数(5~6名)の対応ですから、家庭教師に似た、きめの細かい授業の展開が可能となります。地方にまで光ファイバーが普及してきましたので、この種の授業にハード面での障害は無くなりつつあります。

私が特に期待しているのは、『学校には行きたくない、学校に行けない子供たち』の教育です。
部屋に閉じこもっている状態でも子供たちは勉強したいのですから、この『亜空間学習塾』にアクセスしてください。
そこには、いじめも嫌がらせも勉強の遅れもありません。しかも授業は東京の一流講師です。私自身もときどき教鞭をとるつもりです。

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2007年8月 2日 (木)

8月 第1回

このブログの読者の方から、
「最近、大槻のオカルト批判が鈍っているのではないか?」
というご意見を複数いただきました。

「TVにも出ないし、ダカーポの『反オカルト講座』もなくなってしまった。もっと頑張ってほしい。」
という励ましのご意見でした。

TVで干されているのも、執筆ができないのも【江原スピリチュアル】批判が原因。ということは、再三このブログで書いてきたとおりですので、過去のブログをお読みください。
ダカーポについては江原のことを書いて原稿を編集部に送った途端に差し止められました。
TVでも江原批判に触れれば「NO」と言われます。

昔の宜保愛子批判にも抵抗はありましたが、これはTV界からの抵抗でした。しかし、今回の江原批判は出版界からの抵抗が強いのです。
それは江原の本が方々の出版社で出され、これが軒並みベストセラーになっているからです。
また多くの名だたる文化人が江原にあやかって対談などをやっているからです。

しかし、ごく少数の小さな出版社なら江原批判本を出してくれそうです。
今、そのような出版社と出版契約が成立しました。近く、江原スピリチュアルのインチキ、それを取り巻く文化人のいかがわしさを滅多切りする新刊を準備中です。

しばらくお待ちください。

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2007年7月18日 (水)

7月 第3回

物理科学雑誌『パリティ』をご存知でしょうか。
22年前、丸善出版事業部に持ち込んで、私が創刊した科学雑誌です。
これは、物理系の商業誌で物理学・応用物理学・物理化学・生物物理学・医療物理学・地球物理学・天文学・宇宙物理学などの分野をカバーします。

しかし、これは『ニュートン』などという科学雑誌とはレベルが大幅に違います。これは何らかの物理系の学問に本格的に携わっているひと、あるいは携わっていこうとするひとに向けたもので、専門性が高いものです。

最近、丸善の編集者の方から
「このところ暇のようだから、このパリティのコラムを執筆したらどうか?」
という提案を受け、編集委員会の面々も反対しませんでした。

そこでこの半年、本気で構想を練りました。
まずは、連載エッセイのタイトルです。
何ヶ月も思い悩みました。
●『物理ばか』というタイトルでは不真面目だ。
●『科学と非科学』では何の面白みもない。
●『反オカルト講座』では‘噂の真相’そのままではないか。
それでも『パリティのココロ』というのは多少気に入っているが、いまひとつピンとこない。

このコラムでは特に中心的話題はない。ただ、科学の真髄・科学的手法・科学の考え方などを『パリティ』の編集に絡めて書きたいと思っている。
つまりこのエッセイは的がしぼれていない四方山話となる。
だから、タイトルの的もしぼれないのも当然だ。

「話題の的もしぼれないエッセイなど書く必要はない。」
という声が、どこからか聞こえてくる。

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2007年7月11日 (水)

7月 第2回

ドップラー効果を使った【自動スピード違反取り締まり装置(以下、ドップラー装置と略称)】での検挙が不当であるという裁判が増えています。
この裁判で証人として被告側から依頼されるケースも多くなっております。東京・大阪はもちろん、各地の裁判所への出廷、あるいは意見書提出の依頼ですが、時間的な制約などから全てに応じることができないでおります。

そもそもあらゆる測定装置には、誤作動・誤測定はつきものです。
いつでも、どこでも100%正確な測定などありえません。しかもこのドップラー装置は無人で行われるのです。
誤測定を補正することもできません。

検察側、または検察側証人の東北大学工学部教授は、
「ごく僅かな誤作動・誤測定があったとしても、それはごくごく僅かである。」
と証言しました。
検察は100%でなくても99.999%は正確な測定だと主張します。

この数字こそ、この種の裁判の有罪判決の過誤を招いているのです。
仮にこの装置は一歩ゆずって、99.9999%正確だとしましょう。逆に0.0001%の誤作動・誤測定があることになります。
検察も裁判官もこの数字で、
「ドップラー装置はきわめて信頼性の高い装置だ。」
と思い込んでいるのです。
これが『くせもの』です。

全国に警察が設置しているドップラー装置は何台あるのでしょうか?
仮にそれを1000台としましょう。(もちろん、警察は公表しない。)1台の場所を1日に5000台の車が通過すると考えます。
つまり、1年で約200万台の車がこのドップラー装置で測られているわけです。
そこで誤作動の確率0.0001%をこの台数にかけてみましょう。答えは『2』となります。
つまり1年間で2台の車が、誤って検挙されることになります。10年間で20人のひとが無実であっても検挙されるのです。
『これは無視して良いほど少ないでしょうか?』
検察も裁判官もこの無実の20人を有罪にして、
「これは精度99.9999%の正確な測定だから仕方がない。」
と強弁するのでしょうか?

しかしこれを各地の裁判所で私がいちいち証言するわけにはいきません。この際、ドップラー装置そのものの廃止を求める訴訟はできないでしょうか。
警察に対してこの装置による非科学的取り締まりを廃止させるのです。

ボランティアの弁護士さん、車愛好家のお金持ちの皆さん、この訴訟に立ち上がりませんか?

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2007年7月 7日 (土)

7月 第1回

私の発明品、【ミステリーサークル パター】が、いよいよ製品として工場より納品されました。我ながら『上出来』と感じ入っております。
このアイデアを思いついて5年の歳月、その間ずっと試打をしてきて改良を加えてきました。

  1. 上に『輪っか』がついていたのでは、見えづらくないか?
  2. 重くなり過ぎないか?
  3. 重心が上がって走りが悪いのではないか?

などの疑問点はすべて解消しました。

私の取得した実用新案は、私個人が所有していても良くないので、発売元のVIAに無償譲渡しました。この『ミステリーサークル リング』は、他に『寄せアイアン』などにもセットでき、大変効果が上がることも分かってきておりますので、VIAはさらにこのリングのアイデアを発展してくれるものと思っております。

なお、このクラブは、いわゆる『R and A規則』に適合するかどうか、の判断・申請をしておりません。「アマチュアがローカルルールでプレーするときにこのような規則に縛られる必要もない。」と判断しておりますが、ゴルファーの要望が強ければ、申請することも考えております。

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2007年6月27日 (水)

6月 第1回

私が3年前に考案した『よく入るパター』がいよいよVIAより発売です。
名づけて『大槻教授のミステリーサークルパター』と言います。このパターのロゴでは『テ』の字が逆さまになっております。『ミステリー』を表現したデザイナーのアイデアです。

製造を依頼したのは関西のパター専門工場でした。通常のパターより製造原価は倍近くかかったそうです。サークルの部分が原価高につながっているのです。したがって販売価格も通常のパターの2倍ぐらいが妥当という意見がたくさんありましたが、それでは5万円以上にもなりますから、極力抑えて、3万円ちょっと、という値段に決定したということです。
私のアイデアのこの製品を少しでもお使いいただきたいという趣旨からで、大変うれしく思っています。

さて広告はインターネット、それに週刊東洋経済、日刊産業新聞などに出る予定と聞きました。興味のある方、あるいはゴルフ好きの友人をお持ちの方、ぜひこのことをお伝えください。
このパターは力学的・科学的根拠があり、大槻が自信を持って世に送り出すものです。またここ3年間、大槻が300ラウンド以上使用して改良を重ねたものです。

【お問い合わせ】
VIA(亜空間国際アカデミー)
TEL: 03-3207-8632
FAX: 03-3207-8638
E-mail: info@vi-academy.com

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2007年5月28日 (月)

5月 第3回

関西テレビ『トミーズのはらぺこ亭』という番組に出演のため大阪に行きました。
ここでは「私の希望する料理を作って食べさせてくれる。」というのです。
そこで私は、宮城県の有名な郷土料理『はらこめし』を希望しました。

『はらこ』というのは、サーモンの卵のこと、これをご飯の上にのせる料理ですから、いわば『イクラ丼』にすぎません。しかし、これは全く違います。ご飯が単なる『めし』ではありません。ご飯そのものをサーモンで炊き上げてあるわけです。

さて、関西テレビのスタジオ。なかなか良い香りがしていました。実際に試食してみたら、よくできた『はらこめし』でした。しかし、ご飯の上にサーモンの肉を粉末状にしてのせてあり、違和感がありました。
これを除けば、本場仙台の『はらこめし』となっていて驚きました。

「これまで、この種の料理を手がけたこと、おありですか?」と料理人の方に聞くと、
「これが初めてで、勉強しました。」ということでした。
名人になれば直感と慣れで、少しの話で同じもの、ないしそれに勝るものを作ることができるのでしょう。

このことは、他のことでも同じでしょう。
製造業でも優秀なエンジニアは一言聞けば、新製品の開発・模倣製品は作れるのです。
韓国や台湾、中国の優秀なエンジニアも優秀であればあるほど、優れたコピー製品が作れるのですね。

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2007年5月 9日 (水)

5月 第2回

ある元大臣の事務所から長崎に調査に同行してくれ、という依頼がきました。
そこは『ブラウンガス』という水素ガスの製造・応用装置を韓国から輸入・販売をしているところで、これが本物なら環境エネルギーの分野で大きな福音になる、というものでした。

そこで同行する前に、この装置のパンフレット類を調べ、またインターネットでおおよその内容を調査しました。
それは案の定、オカルト一色でした。
何よりもこのガスの高温燃焼では『熱核反応』が起こっている、というものでした。もしそうなら炎から放射線が放出されて大変なことでしょう。
また、『常温核融合』のグループもこの技術に興味を示しており、二重のいかがわしさです。

ところが、実際に現場で稼動しているこの装置は、単純明快。単に水の電気分解、これで作られた水素・酸素を反応しないように貯蔵して燃焼させるものでした。
電源・ガス源・水源などをチェック、ほかに秘密に引き込まれたラインがないか、など入念に調べました。
そこには何も疑わしいものはありませんでした。

なぜこれがオカルト好みの装置になってしまったのか?理解に苦しむところです。それはブラウンガスの発明者(?)ブラウンがオカルトかぶれだったからでしょうか。

これまで私は、様々なオカルト装置を取材させられました。
『プラスチック類を投入したら、すぐ石油が出てくる装置』(笑)。
『永久磁石をモーターのローターに取り付け永久に回り続ける装置』(笑)。
『車のエンジンに外から貼り付けるモノで燃費が良くなる─イオン発生器』(大笑)。
もちろん調査すれば、インチキは即座にわかります。

しかし今回の水素燃料は、どこにもおかしなところがないほど明快でした。
明快すぎるのが不自然とも言えますが・・・。
いずれにしても、もう少し調査しますが、情報をお持ちの方はご連絡ください。

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2007年5月 7日 (月)

5月 第1回

今の私は、心も体もゴルフのことでいっぱいです。
その証拠に最近出版した本は、ゴルフものだけですから。3月上旬に、『プロのボールはなぜ重い?』(ゴルフダイジェスト社)、3月下旬に、『大槻教授のまったくはじめてのゴルフ』(NHK出版)などです。

ゴルフの道具類についても良いアイデアが次々に浮かび、その都度、特許事務所に相談してきました。
数年前は、『大槻教授のミステリーサークルパター』を発明、いよいよ製品化します。
これは、シャフト軸のまわりの慣性モーメントを最大にして、軸が回りにくく、したがって打つとき方向が傾かないように工夫したもので、『ミスが出にくいパター』というわけです。
既に、姫路市にあるパター製造工場に発注、6月頃には私の所属事務所VIAから発売します。値段は極力お安く、と考えていますが『ミステリーサークル』というリングがつくため製造コストはそれだけ高くなってしまいます。
しかし、それでも大メーカーのパターよりは安くしたいと思っています。多分、1本35,000円前後に抑えられると思っております。

最近、頭に浮かんだゴルフ道具の発明はニ点ありました。
『シャンクの出ないアイアン』と『ボールの順回転を作るパター』でした。
前者は、アイアンのネック部分を曲げてしまって、シャンクには決して当らないように工夫したものです。また、後者は、パターのフェースに細工して順回転を作るようになっております。

しかし、特許事務所で上の二つのアイデアは既に似たものが出願されて、特許・実用新案が下りていることが判明いたしました。
誠に残念!
しかしメーカーも含めて、この世の中にはゴルフ関連に精通した物理専門家がたくさんおられるのでしょう。誰が考えても同じなのです。

つまり真に独創的な発明は、このような人達も考えつかないものでないといけないのだ、とつくづく思いました。(笑)

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2007年4月23日 (月)

4月 第4回

Japan Skeptics という会の総会が東京であり、出席いたしました。これは、『超常現象を科学的に究明する』ことを目的とした、科学者・科学理解者の集まる会です。
「大槻教授以外の科学者はオカルト集団や彼らのパフォーマンスに無関心、または無関心を装っている。」と批判されることが多いのですが、そんなことはありません。Japan Skeptics に入会している多くの科学者を見れば、そのことはよく分かるでしょう。さらに会員でなくても会誌をお読みいただいている多くの科学者もおられます。

もともと、この会は私どもが作り上げたものでした。私が物理科学雑誌『パリティ』の編集長を務めている関係で、アメリカの Skeptics 団体から日本でもこの種の団体を立ち上げるようにと、たびたび要請されました。
そこで、天文学者J先生、哲学者T先生、科学ジャーナリストKさんなどと会の設立にこぎつけ、私は初代副会長になりました。

ところが当時『科学的に究明する』という趣旨を故意に誤解し、『非科学的科学』または『ニセ科学的科学』をふりかざし、これをもって超常現象を解明しようというオカルトモドキ・科学者モドキの人たちが入会してきたのでした。
その代表的なグループは、『霊能者=宜保愛子』を心情的、あるいは実質的に応援する者たちでした。これらのグループは集中的に私を狙いました。Japan Skeptics の総会やシンポジウムではこの者たちは議事進行を妨害、さらに私の帰路をつけまわし嫌がらせをしました。そこで私は運営委員会にこのようなグループの退会措置を提案しましたが、規約上、排除する手段がなかったのでした。
そこで心ならずも私自身がこの会から身を引き、彼らの矛先をかわすことになりました。当時、Japan Skeptics 設立の困難な時期に投げ出してしまい、運営委員の皆様、また、心ある会員の皆様にご迷惑をお掛けしました。今、改めてお詫び申し上げます。

さてこのような状況の下、当時想定したとおり、やがてオカルトモドキ・科学者モドキの連中は姿を消しました。つまり自然淘汰されたわけです。そこで私は、Japan Skeptics に再入会の機会を伺っておりました。一昨年の終わり、再入会の手続きをはじめました。そして再入会後、初めての総会に出席したわけです。

このブログをお読みいただいている皆様、そして私の反オカルト活動を応援していただいている皆様、あるいは私の言動に好感を寄せていただいている皆様、どうぞ Japan Skeptics にご入会ください。総会とか会誌において親しくお話し合いをいたしましょう。

興味のおありの方はJapan Skeptics のホームページをご覧ください。

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2007年4月20日 (金)

4月 第3回

ずいぶん昔ですが、海外出張の楽しみは地元の美術館まわりでしたが、その他ホテルのフロントでいつも聞いたことは、
「この地方でサーカスはやっていないか?」
ということでした。

とくにモスクワ大学のすぐ側にあった『ボリショイ サーカス』には、よく行きました。このサーカスが毎夏来日公演するときには、必ず出かけました。講談社ブルーバックスで『サーカスの科学』を書いてからは、『ボリショイ サーカス』から招待を受けるようになったのでした。

もちろんヨーロッパでは『ボリショイ サーカス』だけではありません。ドイツのミュンヒェンを拠点にして活躍する『サーカス クラウン=チルクス クロネ』は大好きでした。
このサーカス団、ミュンヒェン市内に立派な常設会場をもっているのに、夏場はわざわざここを出て河川敷にテントを張り、公演していました。遊牧民の唯一の楽しみだった昔の名残を大事にしているのでしょう。

日本の『木下サーカス』も子ども(今は大人、上智大学理工学部教授)を連れてよく行きました。でも当時は『木下サーカス』は、『ボリショイ』や『クラウン』に比べようも無く、劣っていました。
もちろん、最近は面目一新、世界に冠たるサーカス団になりました。

NHKハイビジョンがサーカスを取り上げる番組を放送するということで、解説・企画のお手伝いをすることになりました。
『サーカス』と『ゴルフ』、これこそ物理学の話題の宝庫です。江原霊能力批判を心ならずも封印されている昨今、『サーカス』と『ゴルフ』の話題で憂さ晴らしです。

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2007年4月10日 (火)

4月 第2回

ある番組から出演の依頼を受けています。これは私の好きな料理を指定して、それを名店の料理人が作ってくれる、というものだそうです。

さて、私は東北、宮城の出身、昔食べた思い出の料理といきましょう。
たとえば【はらこ飯】などいかがでしょうか?
何だ、たかが【イクラ丼】じゃないか!と言うなかれ。
イクラをのせただけの丼なら私でも作れる。『飯』そのものの味が違うのだ。ご飯はサーモンとともに炊き上げるらしい。どうやって実際に炊くのか?私には知識がない。何しろ昭和30年まで、つまり18歳の春までしか宮城にはいなかったのだから。

そこで宮城のみなさま、【はらこ飯】のご飯はどうやって炊き上げるのか教えてください。
知らない人でも宮城在住なら両親、おばあちゃんに聞いてください。

【はらこ飯】の作り方が分からなければ、【チチ茸そば】はどうでしょうか?
今でも福島、会津あたりならチチ茸は採れるでしょう。これをそばつゆにして食べれば、あまりのおいしさに気絶しますよ。この料理は実に簡単ですが、肝心のチチ茸が今はどこで採れるのか分からないのです。この東北のキノコ、どこで手に入るのでしょうか?

その昔、私と付き合ってくれた、マサ子ちゃん・澄子ちゃん・キー子ちゃん、もうご主人も亡くなったことでしょう。この際、私にメールをくれても、ちっともおかしくないはずですね。
【はらこ飯】の炊き方、【チチ茸】の採り方を教えてください。

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2007年4月 2日 (月)

4月 第1回

めずらしく霊能番組批判をやらせる、というので日本テレビ『ジェネジャン(GENERATION JUNGLE)』なる番組に出演しました。放送は4月中旬のようです。

自称『スピリチュアルカウンセラー』なる男女が大勢出てきました。この連中は大部分が事務所(あるいはクリニック)を開業、お金をとって『カウンセリング』しているのですから、困ったものです。
アメリカなどではカウンセラーは医師と同等、またはそれ以上の資格がないと出来ません。心理学などの大学院、博士課程を修了、資格試験に合格した者のみがカウンセラーを名乗ることができ、開業、病院勤務が可能となりますが、日本では学会(臨床心理学会)が資格認定にあたっていますので、法律整備が遅れております。

これを良いことに自称『カウンセラー』が幅を利かし、今や一大ブームです。これはテレビ朝日の『江原スピリチュアル』ブームにつけこんで金儲けをしようというわけです。
それにも関わらず、このときの霊能者はほとんど江原批判をしたのです。
『目くそ、鼻くそを笑う』の例えでしょう。

しかし、それでもこの中のひとりの霊能者は「江原の先祖霊のしゃべりは事前調査だ!」と断言しました。
私は叫びました。「そのとおり!」と。

昨今の霊能スピリチュアル番組はテレビだけではなく、出版をも巻き込み、江原批判はタブーとなっています。つまり『江原タブー』。これはオウム真理教事件の前に似ています。事前調査の霊能力は一種のヤラセですから、今回の『あるある事件』への批判の拡大によって必ず、江原番組・江原出版も馬脚をあらわすでしょう。

オカルト批判を封じられた私は、そのストレス解消にゴルフざんまいに明け暮れています。3月はゴルフ科学本、2冊を出しました。
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『プロのボールはなぜ重い?』ゴルフダイジェスト社





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『大槻教授のまったく初めてのゴルフ』NHK出版

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2007年3月14日 (水)

2007年3月 第1回

オカルト番組から外される傾向はすでに何度も書きましたが、ここへ来て他のマスメディアからも敬遠され始めています。
すでに『ダカーポ』の連載打ち切りに至る経過は、お話ししました。他の雑誌もいろいろあたりましたが、どこでも
「うちは江原の本が好調なので、江原スピリチュアル批判めいた出版はできない。」
とか、
「うちの関連会社で江原本の企画が進んでいるので、江原批判エッセイは困る。」
とか言われて拒絶されてきました。

これは『宜保愛子』批判の時と大きく違う点です。
当時はテレビはともかく、出版社は喜んで私の批判を採用しました。
ところが今、テレビ以上に出版関係が『江原批判』をためらいます。これは『宜保愛子』と違って江原が数多くの出版をやって、ベストセラーになっているからなのです。

出版社はこれまでテレビのオカルトは嘆かわしいという印象でしたが、どうしてどうして信頼されている出版こそまゆつばものでした。
視聴率一辺倒のテレビを批判してきた出版社が、実は売れ行き一辺倒でした。

『江原スピリチュアル』がいかがわしいことは自明で、必ず馬脚をあらわしますが、その前にこそはっきりと批判しておかなければなりません。
必ず良心的な出版社が現れるでしょう。いま少し、『江原批判本』はお待ちください。

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2007年2月13日 (火)

2007年2月 第2回

テレビ東京系列番組『時空タイムス』(テレビ大阪制作)から突然電話。
「明日、渋谷に取材ロケに出張ってくれ!」という。
どんな内容のインタビューなのか、さっぱりわからないまま引き受けた。なにしろ前の日なので、私が断ればプロデューサーが困るだろう。

平日だというのに驚いた。人また人の波。スクランブル交差点で信号が青になると、どっと駅からの人垣が揺れて、前後左右の人々と手や肩がぶつかり合う。
数年前の上海の町を思い出した。あまりの人垣に目も眩む思いだった。このアリの大群のような人出が、日本にもあったのだ。

さて、こんな人込みの中で私がインタビューしたのは奇妙な格好をした若い女たちだった。彼女たちは顔を黒く塗りたくり、髪は金髪に染め、指や手は赤や黄色で塗りたくっていた。この異様な女たち、何と寒い歩道の地べたにしゃがんでいたのだった。私は面白くなって声をかけた。
「何やってるの?」
「座ってンの。暇だから。」
そこで私は好奇心のあまり、
「仲間に入れてよ。」と言ってその場にしゃがんだ。
彼女たちはけらけら笑った。彼女たちは私を半分無視して大声でしゃべりまくり、ときどき楽しそうに笑う。
ところが、私には彼女たちの会話がさっぱりわからない。まるで外国語だ。

「チョベリバ」だね。でもお前のは「チョベリグ」だよ。
みなさま、この日本語わかりますか?私は71歳にもなって、日本語が乱れている、とか若い女の子の風俗が気に入らんとか嘆くわけではない。この歳になって50年も年代が違うガキどもの世界などどうでも良い。昔ならとうに自分はこの世からあの世に行っているはずだ。死後にガキが渋谷で何をやろうと関係ない。
このインタビューの2時間、彼女たちと一切の言葉の交流はなかった。それでも楽しかったのはどうしてだろう。


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2007年2月 5日 (月)

2007年2月 第1回

暖冬といっても東京の寒さは身に応える。いつもの年は冬2ヶ月はサイパンに避難するが、今年はレギュラー番組の契約のこともあり、この逃避行は諦めた。

それでもどうしても心残り、それに既に昨年の春には2ヶ月滞在の予約を入れてあったのをキャンセルしたから、その義理もあり、急遽サイパン行きを決めた。

慌ただしく1月25日から9日間の予定で、サイパンに向かった。例年のこの時期にはサイパン行きの飛行機は満席なのに、どうしたわけか、座席はガラガラ。悪い予感がした。
案の定、ビーチに人影もまばら。免税店付近(中は知らない。興味がないから。)にも日本人はいない。サイパンに何が起こった?

現地ゴルフ場の支配人も日本からのお客は減少している、と浮かぬ顔。もぐりやさん(海に潜らせてくれる観光業者)も客は少なくなっており同業者も撤退している、と言っていた。

海岸はほとんど泳げない。異常な藻の繁殖で泳げる場所はほとんどない。冬、南国のビーチに出かけて泳げないのではどうしようもない。
表通りを散歩するにも道路は水溜り、ゴミだらけ。多少マシな道もあるが、そこは目を覆うばかりのいかがわしい店が続き、客引きの兄チャンが声をかけてくる。

それでもモノは考え方だ。気温29℃、日陰に入れば海からのそよ風が心地よい。ハイビスカス、ブーゲンビリアの花が咲き乱れている。つまり、ここで買うモノ、手に入れるモノは『気候』と決めてしまえば、ここは天国だ。

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2007年1月 9日 (火)

2007年1月 第2回

前回のブログの記事に関しては、たくさんの方からメールや大学宛のお手紙をいただき、ありがとうございました。
テレビや出版界が視聴率や販売部数のため、いかにオカルトを煽り、それに対する批判を避ける傾向を強めているか、皆様、お怒り一色でした。
ひとつひとつにお返事は差し上げられませんが、励ましのご意見は大切に胸に秘めて活動いたします。

私も歳をとったせいか、このようなテレビや出版社を声高に罵倒する気もあまりありません。結局、彼らが悪いというより視聴者や読者の要望がそうなっているからと思ってしまうのです。
細木や江原の番組が20%もの視聴率、一方、私の出演する番組の視聴率などいくら頑張ってもひとけた。これでは細木や江原をとるのは当たり前でしょう。
つまり視聴者が悪いのです。彼らが本を出せば数十万部から百万部を超える。私の本はいくら頑張っても1万部そこそこでは。

もっとも本の出版社はテレビ局とは違います。つまり出版社は実にたくさんあるのです。細木・江原に見向きもされない出版社は多数に上り、これらは細木・江原に何の遠慮もいらないわけです。だから探せば、細木・江原批判本を引き受けてくれる出版社も見つかるわけです。
細木=星占い批判本の執筆は進行中です。また、江原批判本は某出版社が企画検討中です。
ご期待ください。

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2007年1月 5日 (金)

2007年1月 『謹賀新年』

みなさま、明けましておめでとうございます。

テレビ朝日、年末恒例の『たけしのTVタックル超常現象特番』、ご覧いただけましたでしょうか?
「肯定派、否定派の年末大激論」というわりには、まったくただのオカルト番組でした。

番組収録直前、「いつもの年のようにバトルはやらないことになった。」という連絡がありました。収録の当日は思ったとおり、オカルトの垂れ流し。しかも超オカルト、韮澤さんだけが出演、ひとり舞台でした。

『UFOが馬を誘拐していく映像』・『中国から招いた気功師の驚くべき実演』・『最近の大事件をことごとく予知した超能力者』などなど。ついにこの伝統ある名物番組は、低レベルのオカルト番組に成り下がりました。なんとも情けないことです。

しかし、私はこのことによって、テレビ局の責任者(チーフプロデューサー)や制作会社のプロデューサーを責め立てる気にはなれません。すべてが視聴率の問題だからです。
つまり、制作側は、「大槻・松尾などの否定派の論理では視聴率は下がる一方だ。」と判断したのでした。
つまり、われわれ否定派を放逐したのは視聴者でした。

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2006年11月21日 (火)

11月 第1回 『時空タイムス』

すでにご報告しましたが、この10月よりテレビ大阪・テレビ東京系列の新番組『感涙!時空タイムス』(毎週月曜8pm-9pm)にレギュラー出演しています。
この中でもちろん私の得意とする(笑)オカルトやUFO、ゴルフも取り上げたいと思っております。事実、これまで『スプーン曲げ』・『あの世』の話題も取り上げました。

過去のニュース記事を探し、その当事者にインタビューするわけです。
西日本新聞の昔の記事に『交通事故で3日間意識不明となっていた住職さんが、この間に”冥土を2度見た”』とありました。早速、私たちは九州に飛びました。
この人の車は20mもの崖下に転落。住職は私をその時の現場に連れて行ってくれました。こんなところで、よくぞ生還できたな、と唖然としました。

そこでこの住職さんに、そのとき自分が見たという冥土の絵を描いてもらいました。この絵は昨日、放送されました。『あの世』を見てきた、という話はよく聞きますが、そのとき見た光景の絵を描いてくれたのはこれが初めてです。

私はこの住職がウソを言っているなどとは思いません。それなら私は『あの世』を信じるようになったのか?いやいや、違います。それならこの絵の真実とは何なのか?放送では言いませんでしたが、次号で明らかにします。

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2006年10月24日 (火)

2006年10月 第3回

9月27日、バンクーバー滞在3ヶ月を終えて帰国しましたが、帰国当日より大忙しです。
つまり、この帰国した日、15時30分成田着、そのまま日本橋、丸善より出版されている物理科学雑誌『パリティ』の編集委員会のため丸善第2ビルに立ち寄りました。この次の日からのスケジュールも満杯でした。

TBSの特番の打ち合わせ・収録(放送は10月13日)、TBSラジオの収録、そしてレギュラー出演となるテレビ大阪・テレビ東京系列の『感涙!時空タイムス』のロケ・スタジオ収録が入りました。
この新番組は10月23日スタートですが、第1回目は初回2時間スペシャルで収録が大変でした。12時にスタジオ入りして、終わったのが22時でした。

この番組は、過去の新聞記事から話題を取り上げ、その時の話題の人物に私ども『時空記者』が会いに行き取材する、というものです。
最初の取材は、『パンダブーム』と告げられました。
「えっ!パンダだと!? あの時のパンダ、ランラン・カンカンはまだ生きているのか?パンダと何をしゃべるのだ!?」
しかし、この結果は意外なものでした。
どうぞ、テレビをご覧ください。

私はかくて悪い予感がします。科学者として声を大にしてオカルト・インチキと戦ってきましたが、どうも最近このような活動は『干され加減』です。『ダカーポ』の連載をきられたものの、『反オカルト講座』を新しく引き受けてくれるところが、なかなか見つからないのもその一例です。
テレビでも反オカルト言動はチャンスがありません。代わりにこれまでの反オカルト活動とはほとんど関係がないことでマスコミ・テレビに出されます。TBSの特番もテレビ大阪のレギュラーもその傾向です。

カクナル上は、本ブログだけが私の反オカルト言動の拠り所です。

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2006年10月11日 (水)

2006年10月 第2回

9月27日、バンクーバーより帰国。
午後3時に成田空港上空まで来て、エアカナダ機はすぐに着陸できず、上空待機となり房総半島上空で30分近くもウロウロ。何のアナウンスもなくイライラしました。
着陸してから分かったのは空港周辺が、もの凄い雷だったことでした。

そう言えばバンクーバーでの3ヶ月、ほとんど毎日快晴はもちろん、風も吹かず、雷もなかった。
ゴルフで風を気にしたことは一度もなし。連日穏やかな気候で、気温も20℃~26℃でした。
つまり、バンクーバーの大気には風や雷を発生させるエネルギーがないのです。
わが日本には大気のエネルギーがありすぎます。日本(東京)はバンクーバーに比べて、相当南に位置するからです。
『日本は災害列島』の原因の一つです。

例年ですと帰国と同時に那須に移住するのですが、今年はどうしたわけか仕事が立て込み、いまだに東京でウロウロしています。
成田に到着した日は、夕方から丸善(日本橋)で会議。私が編集長をやっている物理科学雑誌『パリティ』の編集委員会が待ち受けていました。
次の週からは、テレビ・ラジオ・会合などが目白押し。

新番組『感涙!時空タイムス』(テレビ大阪・東京系列、毎週月曜夜8時~)のレギュラー出演が決まり、最初の放送は10月23日です(たぶん)。
また、TBS系列の特番も収録しました。これは10月13日(金)夜7時からの放送です。
これらいずれも広い意味の情報番組です。つまり、私の得意とする『オカルト叩き』でもなく、また、最近売り出しているゴルフ評論でもないのです。これが私には少々不満ですが。

「自分で得意とするもので仕事がしたい。」
と思っても世間は私を別な角度で見ているのでしょう。

世の中とはこんなものでしょうか。

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2006年10月 5日 (木)

2006年10月 第1回

テレビ大阪・テレビ東京系列の新番組【感涙!時空タイムス】へのレギュラー出演が決まりました。
これは情報エンターテイメント番組で、過去の興味を惹いた新聞記事を取り上げ、取材とスタジオでコメントするものだそうです。
毎週月曜、夜8時からの1時間番組(初回2時間スペシャル)で、衣装も準備してもらえるそうで、局側の力の入れ方も相当なものです。

私は当然、科学の問題・教育の問題を中心にコメントすることになるでしょうが、医学・宗教・オカルトなどもできれば取り上げてほしいと思っております。
『噂の真相』・『ダカーポ』のようにはいきませんが、それでもなるべくオカルト・迷信に騙されないような批判ができれば、と思っております。
皆様のご支援をお願い致します。

それにしても皮肉なものです。
もうそろそろ、日本から足を洗おうと思って、夏3ヶ月はカナダ(バンクーバー)、冬2ヶ月はサイパンに移住し、日本のこともそろそろ忘れかけ、ニュースはインターネットのヘッドラインぐらいしか見なくなりました。
『日本で青いハンカチが大流行!』
と言われても何のことだかさっぱり分からない、というこの夏休みでした。
それがこの番組出演で、一挙に日本の現実に引き戻されました。

「そうか、やっぱり私は日本人だったんだ・・・。」

例えば冬のサイパン。今年の1月は26回ゴルフをやりました。
それが、この番組のおかげでこれからはゴルフの回数は半減します。その分、スコアは少なくとも5~6打は悪くなるでしょう。


『さて、どうする?』

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2006年9月13日 (水)

2006年9月 第3回

秋は文化のシーズンです。
このためか文化講演会に次々と招かれます。
長野・栃木・横浜などで講演が内定していますが、一般の方々に聴いていただけるのは栃木だけです。
栃木県宇都宮市の講演会は、どなたでも来聴いただけますので、ふるってご来場ください。

『超能力』はもちろん、今流行りの『霊能力』・『スピリチュアル』・『星占い』や『血液型占い』まで言及、それらがいかに非科学的、インチキかを暴きます。

日時、場所等は下記のとおりです。

●タイトル:      【超能力より面白い物理科学の神秘】
●日時:        2006年10月21日(土) 18:30開場 19:00開演
●会場:        宇都宮市文化会館 小ホール
             全席自由/1,000円
●主催:        宇都宮市文化会館/亜空間国際アカデミー
●お問い合わせ先: 宇都宮市文化会館 TEL 028-636-2125


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2006年9月11日 (月)

2006年9月 第2回

今年から私は、新事務所‘亜空間国際アカデミー(VIA)’に所属替えをしました事情は、前回お話し致しました。
そこで、この‘VIA’とは何か?を改めてご説明致します。

私が大学生・大学院生の頃、親しくお邪魔していたお宅がありました。そこに『T』という高校生がおり、休みの日などには遊びに連れ出しました。勉強を教えることもありました。弟分で子分のようなものでした。
ところがこの男、大学を出て会社に就職したもののすぐに辞め、自分でIT関連の会社を作りました。
この会社こそ、今では上場企業の‘クレオ’です。数年前、クレオは新しく対面対話ソフトを開発しました。これは、10人規模でお互いに会話ができ、黒板機能もついたものでした。
私は、早速これを研究室のセミナーに使ってみました。海外にいる研究者も参加してのセミナーも可能と判断しました。

そこで、このことを早稲田大学理工学部出身の3名の方に話をしたところ、IT好きの彼らは、こぞって興味を示しました。さらに、この有志の輪は広がり、早稲田大学法学部出身者、他大学出身者まで参加してきました。
そこで1年ほどの議論とテストの結果、このソフトは成人大学・塾・通信教育・講演・海外在住子女教育・家庭教師派遣などを行えることがわかり、これら有志の出資で株式会社を立ち上げるに至りました。

早速、ホームページ(一度ご覧ください。)を1年掛かりで作り、専従役員も置き、活動を開始致しました。現在、手始めに塾・海外在住子女教育などを目指して活動を開始しました。
その上、私の所属事務所として私のマネージメントをやっております。是非、これらのVIA業務に関心のある方はご連絡ください。

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2006年9月 7日 (木)

2006年9月 第1回

今年から私は、所属事務所を変えました。これまでの‘サイプロダクション’から‘亜空間国際アカデミー(VIA)’に変わったことは既に周知いただいているむきも多いかと思います。

『これに関して、変な噂が流されている。』
と知らせていただいた方がいます。
『大槻は、一緒にやってきた山城新伍とトラブルになり、両者とも‘サイプロダクション’を辞めた。』
とか、
『‘サイプロダクション’の会長がオカルトで大槻が離反した。』
というものです。
これらはもちろん、まったくの憶測、ウソ八百です。

私ども3人、すなわち山城新伍・地井武男・大槻義彦は、株主発起人となってこの‘サイプロダクション’を立ち上げました。この3人はよく協力しあい、これまで会社運営について意見の対立などありませんでした。現会長・社長に全てを任せて、滞りなく仕事に励んできたわけです。
会長と私の意見の相違もまったくありませんでした。まして会長が【オカルト】だとかは、私には関知しないことです。
‘サイプロダクション’とは、その後も密接な関係にあり、様々な仕事がサイプロ経由で紹介されております。

それなら何故、私はVIA事務所に移籍したか?
この際、このことを説明したいと思います。
簡単に言えば、縁あって早稲田大学出身のIT好きのみなさんと偶然もあってVIAを作ってしまったのです。この会社は、相互・双方向対話対面ソフトを用いて新しい教育をやろうというのが目的です。

こうなると私は、サイプロとVIA両方に所属しているのは無駄で、また混乱を招きます。そこで今回の移籍となったわけです。次回には、この点をもう少し詳しく公表します。

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2006年7月19日 (水)

2006年7月 第2回

私が2年半にわたって続けてきた『ダカーポ』(マガジンハウス)の連載、『反オカルト講座』は、この7月で終了する、という突然の連絡を受けました。

これでオカルト批判は、いよいよ野放しになってしまいます。
<宜保愛子>・<織田無道>・<福永法源>、それに<オウム真理教>など20年にもわたって批判、一旦はオカルトも下火となりましたが、このところまた<細木数子>・<江原啓之>など、もの凄い勢いでオカルトを煽っています。
これらを本格的に批判しようと準備中だっただけに、この『ダカーポ』の連載終了は残念です。
今、これを継続してくれる雑誌を探しておりますが、とりあえず‘ボツ’になった原稿の一部をここに掲げます。




【江原スピリチュアル】

何のかわり映えもしないオカルト霊能者が、<スピリチュアル相談>とか称して世を欺いている。
女性週刊誌で大騒ぎ、著書は何百万部も売れたという・・・。
やっていることは普通のオカルト霊視・霊治療でかつての宜保愛子とほとんど同じこと。どう考えても国学院大学神道専修を修了した(自称)とは思えないような低俗・低級なシロモノ。

例えば、4月15日放送(TBS)の『スピリチュアルジャーニー』なる番組もそうだった。ハワイ島らしいところ、ワイピオ渓谷、ここは超自然力が漂う地方だという。
江原は「ここは霊界と現在の境目」だと宣言する。別にハワイ島のごくありふれた場所ではないか。南国の湿った空気が山にぶつかり、絶えず霧が発生して薄暗いだけの話だ。
その山の滝を指差し、江原は突然宣託。
「あそこに武具をまとった王様が見える!」
一同皆、怪訝な顔。
すると江原は大きな画用紙を要求、それにさらさらと滝の上の王様を描いた。
地元の案内人が驚いた。
「ここは王家の谷と呼ばれ、王家ゆかりの土地だった!」と。
一同びっくり!
ばか、こんなろくでもないことに驚くな。
この地方が『王家の谷』と呼ばれていれば、王のゆかりの場所に決まっている。

「あの3本の木の間に女の子の顔が見える!」
どれどれ?
いっこうにそれらしい顔は見えない。
すると江原は、また大きな画用紙に髪の長い女の子の絵を描いた。今度も大きな画用紙が準備されていた。
江原は、このときのためにあらかじめ画用紙の準備をさせていたのだ!
土地の案内人は驚いた。
「随分前、確かに病気で女の子が亡くなった。」と。
ナレーションが流れた。
「スタッフも事前に知らなかった事実だった。」と。

実にばかばかしい。どんな地方にも子供の死亡した例はたくさんあるのだ。私の郷里の山之内地区でも思い起こしただけで、ここ50年、10人以上の子供が病気・事故で亡くなっている。

霊能者が森・林・植え込み・雲などを指差し、
「霊が見える!」
というのと全く同じ手口。
違うのは、宜保愛子の霊の影とは違って、江原の指差すものは何にも見えないことだ。
つまり江原の呼ぶ霊は‘画用紙’がないと現れない(笑)。

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2006年7月 3日 (月)

2006年7月 第1回

私の誕生日は、6月18日。毎年この日を記念して、バンクーバーに移動する。しかし今年は、6月24日に名古屋の東海中学・高校から講演に呼ばれたので、やむなくバンクーバーへの移動日を遅らせた。
普通は、バンクーバーが最優先なので仕事が入ってもそちらをお断りして18日の移動日を確保するのだが、今回は東海中学の生徒さんがとても熱心だったので、ここでの講演を引き受けることになってしまった。
もちろん私も教育者のはしくれだから、他の講演はともかく中学・高校からの依頼はむげに断ることもできないのだ。

27日にバンクーバーに到着してみると、快晴。雲ひとつない。気温24℃、湿度42%。シャワールームは1時間で乾いてしまう。いたるところ花が咲き乱れ、雪山と氷河の山並みが見え隠れする。まさに天国。
『先生、今年はバンクーバーに来るの遅いじゃないですか?こんな天気が、もう2週間も続いているのですよ。日本は梅雨の真っ只中なんでしょう?早く来ないとだめですよ。』
友人が私とのゴルフを待ちかねて、こんな苦情を言ってくれた。。。

ひとの気も知らないで。

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2006年6月23日 (金)

6月第3回 【逆オカルト】

最近、私のブログを見た方々から色々なご意見をいただくことが多くなった。
以下は、そんなご意見の一つ、それに対する私の返事である。


(いただいたご意見の抜粋)~~~~~~~~~~~~~~~~
先生は遺伝子組み換え作物について、いかようにお考えですか?
我々は科学知識のない人からの反対に苦労しています。
しかし、これはまだ許せます。わたしとて初めは遺伝子を組み換えた作物など化け物作物のような気がしていました。
許せないのは金儲けのために反対運動をしている連中です。
農薬の恐怖を煽り、無農薬野菜等を売る無農薬商法や無添加物商法同様、遺伝子組み換え作物を怪奇植物のように宣伝し、
「うちの商品には遺伝子組み換え作物は使ってません。」
と宣伝し、売り上げアップを図る「非遺伝子組み換え商法」があります。
遺伝子組み換え作物に反対することで自分を環境派と売名する連中もいます。
先生と同様に科学を無視して、あるいは無知につけ込み不安や恐怖を煽り、金儲けや売名をしている者どもと闘っていると私は思っています。
先生の苦労や使命感といったものが何となくわかったような気がしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(上記のご意見への返事)~~~~~~~~~~~~~~~~~
メールをいただきありがとうございました。
科学を否定し、科学に反対するのがオカルトですが、科学を誤解し曲解するのは、私は『逆オカルト』と名付けています。
その典型が、100%誤測定のないスピード違反取締り装置『オービス』です。
(私の連載エッセイ『反オカルト講座』マガジンハウス参照)
また、『サプリメント』『無農薬』『反遺伝子組み換え食品』などもこの『逆オカルト』のケースが含まれていますね。
機会があれば、ご意見を聞かせてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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2006年6月 9日 (金)

2006年6月 第2回

私が主宰する『オカルトウォッチャーの会』のメンバーの方々から絶えず、面白い、つまりとんでもない情報が寄せられます。これを楽しむだけでなく、『ダカーポ』の私の連載、各地での講演などのネタにさせてもらっています。

最近も『幽霊センサー』なるものが市販されている、という情報が寄せられました。
これは、夜だれもいない空間に設置しておくと、時として【幽霊】・【霊】がキャッチできるという装置です。何でも光センサー・温度センサー・人体抵抗測定器などがついているのだとか。
そこで、この情報を寄せられたMさんは、これを購入、測定を続けているとか。
「まだ、一度も霊は映らない。」というメールでした。

私は、Mさんに次のような返事を書きました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Mさま
この種の『センサー』なるものは、よく知っています。テレビでも何度も使用されましたが、私はインチキと決め付けました。
これは、温度センサー(赤外線センサー)ですが、夜中だれもいないのに赤外線、温度センサーが作動するというものです。これが霊の温度というわけです。一体、霊には体温があるのでしょうか?(笑)
実は、大気は夜、下部が冷え対流の渦が発生します。局所的に温度差が発生するのです。つまり、『温度擾乱』です。これが時として、センサーに引っ掛かるわけです。
対流が霊なら、熱帯・亜熱帯地方に絶えず発生している大きな対流は『大規模幽霊』というわけですね。(笑)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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2006年6月 5日 (月)

2006年6月 第1回

このブログで『オカルトウォッチャー』のグループの呼びかけをしたら、早速このグループへの参加と情報提供があった。
『特命リサーチ200X』の情報とそのビデオの提供や『オーラの泉』の細かい情報などが寄せられた。
感謝します。このような輪が広がっていくことを期待します。これらの情報は、私の連載(ダカーポ)執筆の参考にさせていただきます。また、各地の講演、その他の執筆でも取り上げます。情報を提供いただける方は、こぞってご参加ください。ゆくゆく年に二度ぐらい、私を交えた交流会などをやりたいと思っております。

実は私は新聞を購読しておらず、テレビもない生活を送っている。しかも年に半分しか日本におらず、それだけでも日本の情報に疎くなっている。このためこのようなグループの皆様からの情報提供は、大変貴重である。
もっとも海外滞在の分だけ、海外での情報が入ってきて、それはそれで結構参考になる。数年前のメキシコでのUFO騒ぎはカナダのテレビニュースで知ったし、英国国防総省のUFO報告書はサイパンのテレビの報道で知った。韓国ソウル大学のファン教授の科学データ捏造事件もアメリカCNNニュースで知った。

こんなわけで、日本のオカルト・非科学ニュースは足りなくても、世界的規模では情報は有り余る。しかし、皆様の援助で質の高い、つまりインパクトのある批判をするための情報が必要だ。

最近、知り合いのパーティーに出席したら「最近、オカルトの話題が少なく、批判もネタ切れじゃないの?」と言われた。
これは、まったくの誤解である。ネタ切れどころか、話題は山のようにある。あまりに多いものだから、取り上げる話題がどうしても数ヶ月遅れてしまうことになるのだ。
例えば、今出ている『ダカーポ』の話題は年末特番(テレビ朝日)のものである。約半年遅れている。ほかに書くことが山積みしていたからであるが、また批判をするために事実関係、周辺取材に時間を費やすのだ。

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2006年5月25日 (木)

2006年5月 第3回

久しぶりに早稲田大学理工学部で講義をして楽しかった。
題して、『理工文化論』。
理工学部の新入生に対するものであるが、私の当番は年一度、今年はこれで終わり。
理工学部の一番大きな教室に入りきらず、別室を用意し、そこへ映像を流したそうだ。質問の時間では、別室からも手を挙げてやってきてくれた。

さすがは、わが早稲田の理工生。熱心・まじめ・優秀、それにハンサムだ。
90分の講義の最後の10分は質問の時間にとっておいたが、なんとあるは、あるは。
10分の予定が50分も質問を受けてもまだ収まらない。やむなく1時近くになって手を挙げている学生もいたのに、そこで打ち切った。あとは、ブログに質問を送ってくれるように伝えた。

私の話は、理工学部で科学の学問を履修していく上で不可欠の科学哲学を、『デモクリトス』を引用しながら話したものだった。
理工学部に入学してきた学生であるから、当然のことながら私の話はスンナリと受け入れられたようだ。ただ、50分の質問の中で、一人だけ気になる質問があった。
その学生は、『死後の世界』『霊の世界』を信じているらしく、
「死後の世界を信じないなら、生命の尊厳はどうなるのか?」
「人体も原子で出来ているのなら生命とは何か?」
と質問してきた。

答えは簡単だ。
生命の尊厳は、死後の世界を信じないと保てないのか!
また、『生命とは何か?』という問いに原子論は矛盾しない。

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2006年5月11日 (木)

5月第2回 【特命リサーチ 200X】

私は新聞もとっておらず、テレビもない、という生活だ。
バンクーバーとサイパンでは確かにテレビは見るが、日本の番組ではない。だから、最近のテレビのオカルト番組の内容は、人伝えである。

先日もこのブログの読者の方からメールが寄せられた。
なんでも日本テレビ【特命リサーチ 200X】とかいう番組を見て『背筋が寒くなった。』というものだった。
ホテルの一室にサッカーボールを置き、それを霊能者が別の場所から当てた、というものだったという。『これは完全なヤラセだ。』と私は断定した。
旧通産省の研究所が、こともあろうに気功の同じような超能力を研究したことで知られている。しかし、彼ら『科学者』は、いくらやってもおもわしい結果が得られなかった。したがって5年間、論文も発表されなかった。つまり、国民の税金が無駄に使われた。
このことは、既に批判した。(拙著『反オカルト講座』ビレッジセンター)私のこの見解について納得していただいたかどうか、その後メールを寄せていただいた方からの連絡はまだない。

さて、本稿読者のみなさん、是非オカルト情報をお寄せください。つまり、私はほとんどテレビを見ることはないので、皆様からの情報を期待したいのです。
題して【大槻義彦 オカルトウォッチャーグループ】と名付けましょう!
このグループに入会ください。

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2006年5月 8日 (月)

2006年5月 第1回

最近はどうしたはずみか、ゴルフ評論ばかりが目立つようになった。
週刊ゴルフダイジェストの毎週の連載のほか、週刊東洋経済に『ゴルフざんまい』を月1回、連載している。
ゴルフダイジェストのほうは、【ゴルフの科学・力学・物理学】というものだから、東洋経済のほうは、【直接、科学に関係ないもの】としている。
例えば、連載初回号では、
『わが郷里で私の銅像を建ててやる。』
という、とんでもない話がもちあがった話をした。
これがどうしてゴルフと関係するのか?みなさまは不思議に思うでしょう。是非、試しにお読みください。この他、東洋経済では【ゴルフのウソ・ホント】という特集もやった。

もちろん、すべての生活がゴルフというわけでもない。
心ならずも泣く泣くゴルフをさぼって仕事もする。例えば某メーカーのCMをやらされたし、講演も目白押し。CMのほうは、5月末頃からテレビに流れるので、どうぞお笑いください。講演は5月20日(土)、早稲田大学理工学部です。学生の方ならモグリ聴講ができるでしょう。また、5月28日(日)は、大分にて講演です。オカルト批判と科学の話をします。
問い合わせは私の所属事務所(VIA)にどうぞ。

次回以降、少し、【星占い】と【血液型占い】を取り上げます。
ご期待ください。

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2006年4月13日 (木)

4月第1回 【食べたい!】

テレビ東京・『テレビチャンピオン』の審査員として出演することが多い。これまでは、カラクリを競うロボコンのような番組だったからどうということはなかったが、どうした訳か今回は『大盛り・特盛り』のコンテストの審査だった。

「この収録は夜8時半には終わります。」
というマネージャーの言葉に、また騙された。
いつものことだ。
1年ほど前には、
「8時に終わります。」
というのに夜中12時になっても終わらなかった。
今回は、それでも10時に終わったので、まだまし。

それにしてもこの収録、私たちには『拷問』に近かった。
【現場入り4時】と言われて3時45分に入ったのに、収録スタートは5時半。
それはいいとして、収録が終わった10時まで夕食なし。
私はこの日、11時に昼食をとったから実に11時間も絶食に耐えたのだった。
明らかに血糖値が下がったのがわかった。つまり、異常におなかがすいたのだった。

この番組もいけなかった。日本全国食べ歩き、しかも超大盛りの紹介だ。
洗面器のような大皿にドでかいカツを何層にも重ねて、こぼれ落ちそうなドンブリ。バケツ(本当!)に作ったプリン、バケツに盛り付けたアイスクリーム。腕の長さほどもある魚ネタののった鮨。実に意表をつく、バカバカしい超大盛りだった。
私なら、「バカにするな!」と、怒り出しそうなシロモノだが、客はみんな喜んで、うれしそうに食べていた。それを見せられると、なんだか私も食べたくなった。バケツに作ったプリンなど、生唾が出た。

「何だこりゃ!?」と、はじめは驚いても、とにかくおいしそう。

「これだ!」
スタッフがわれわれにお弁当を決して出さなかったのは、訳があったのだなあ。
腹をすかしているヤツに奇妙キテレツな大盛りドンブリを見せれば、きっと食べたくて絶賛するに違いない。われわれは、まんまと引っかかったのだ。

食事は楽しく、にぎやかにやってこそ体に良いのだ。
『大盛り』に面食らってもそのジョークに笑いながら食事する。
何とすばらしいことではないか。

一見、『超大盛り』の奇妙なメニューは体に悪いように見えるが、実は『最高の食事』かもしれない。

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2006年3月18日 (土)

3月第3回 【最愛の奥様を亡くした友への手紙】

友へ

人間はうれしいことも悲しいことも、やがて忘れるようにできています。それは、一般に100日と言われています。
100日たっても悲しみが余計増すようなら、それは病気です。脳細胞も時と共に死滅しています。つまり、悲しい記憶も死滅します。そうでなければ、人間は日々のストレスで爆発するでしょう。
亡き奥様をどんなに愛していても、男と女に所詮別れはあるのです。

日々の暮らしも、男手でも、なんでもないものです。
私は若い頃から那須にこもり、自分で掃除・洗濯・食事・草刈・畑仕事とやってきました。
これは、普通の生活です。
今は、夏はバンクーバー、冬はサイパン、春・秋は那須ですが、相変わらず自分で家事の切り盛りをします。別に苦痛とも感じないし、楽しいとも感じない。単に毎日を過ごしています。ひとりで家事をこなすのが寂しいとか、侘しいとか思うのは、家事そのものの侘しさではなく別の侘しさなのでしょう。

それにしても奥様が膠原病だったとは、実に不幸なことでした。
それでもお二人のお子さんを残してくれました。何と素晴らしい遺産でしょうか。
私の知り合いの広島大学の物理屋さんの奥様も膠原病でした。しかし、そのためか最初のお子さんは流産、二人目のお子さんは生まれて一、二年で亡くなりました。
結局、この二人にはお子さんがおらず、そしてこの奥様は若くして亡くなったのでした。この人にはお子さんは残されず、たったひとりでした。

あなたには、二人の素晴らしいお子さんがいます。
その上、学問上も素晴らしい成果も上げられました。また、教育行政でもユニークな活躍をされ、高く評価されています。
このような三つの宝は、あなたひとりで築いたものではなく、お子さんはもちろんのこと、学問・教育の成果も奥様との共同成果です。
つまり奥様は、その生きた証として、生命の足跡として、これだけのことをこの世に残しました。
そのことをいつも心に留め、前向きの供養としてください。

                                大槻 義彦

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2006年3月 7日 (火)

3月第2回 【格差】

小泉首相は、またまた言ってくれた。
国会答弁「この社会に格差が広がっていると言われるが格差があることは悪いことではない。」
何ということか。
一国の首相が言うことではない。
絶対言ってはならないことだ。
これが例えば厚生労働省の大臣ならどうだ。大臣辞任に追い込まれるぐらいの発言だ。総理大臣なら、もっと重大だ。

ところがこの国では、この発言・暴言・妄言がすんなりと受け入れられているではないか。なぜこの発言が問題にならないのか?

もともと人間社会に格差・差別があってはならない。しかし、格差・差別は存在する。不幸な遺伝的なハンディを持って生まれてくる人はどうするのか。生命が進化していく過程で優勢的な出生と劣勢的出生が存在する。突然変異がプラスに働く場合とマイナスに働く場合があり、劣勢な出生も起こる。

つまりハンディを持った人が生まれることは生命活動の当然のリスクである。生命が維持され、人類が繁栄していく過程で避けられないリスクがあるのだ。だから人類はリスクを背負った人々に手厚い保護をしなければならない。ここに政府の大きな責任がある。このリスク格差こそ政府の第一の課題である。

企業や社会が進歩するにつれて、それによって恩恵を受ける人とそれによって大きなネガティブな格差に泣く人も出る。長い長いバブル崩壊デフレで大量のリストラがなされ、格差が広がった。この格差に手当てできるのは政府しかない。
それがどうだ!
時の首相が、「格差は悪くない。」とうそぶく。
格差は本来悪いことで、だからこそ政府がその第一の任務として取り組むべきなのだ。
「格差は悪くない。」
と言う我らが大人気の小泉首相によって、年金は減額、健康保険は増額して所得格差のある高齢者・リストラ家庭を痛めつける。弱いもの、格差のある人にさらに格差を押し付ける。本年度の税制改正によって、どれだけ弱いものが収奪されるのか。

日本人は小泉首相の本性に、もう気付いても良い頃ではないか。
「格差があっていいことだ。」と彼が言うとき、
『その格差があるのは自分たちだ。』
『他人事ではない。』
と早く悟って怒るべきだ。

『自分が格差の上位だ。』
と、誤解して喜んでいるとしたら哀れだ。

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2006年3月 1日 (水)

2006年3月 第1回

前回の小泉さんの言動批判について各方面からご意見をいただきました。ありがとうございました。そのほとんどが賛意、もしくは賛同のご意見でしたが、その中で私のこのような『左翼的』言動をご心配いただくものがありました。
「大槻教授ぐらいになると、いわば公人に近いので、あろうことか小泉首相に楯突くことは不利益ではないか。」
ということでした。

たしかに私の言動は時にこの国の一般的、多数意見から外れています。とくにこの国の上層部・指導者と対立します。このため、これまで沢山の不利益を受けてきたのも事実です。
例えば、原発のCMです。
これまでこのTVコマーシャルの話は10回近くもありました。しかし、これらすべてが、やがて立ち消え、上層部からの拒絶で取り止めになってきました。
「大槻教授は左翼だ!」とか「原発反対だ!」
という理由でした。
私は原発そのものに反対したことは一度もありません。およそ、物理学で研究・開発されたものが人類のための応用に使われなかったことは一度もありません。原発も原子核の研究成果であり、放射線医療技術と同じように人類のために使われることは歓迎です。つまり原発は賛成です。ただ、放射線医療が細心の安全性を考慮して行われるように、原発もさらに安全性を高めなければなりません。

先日、ある週刊誌の編集者とわたしのエッセイ執筆について打ち合わせているとき、その編集者が言いました。
「先生に連載をお願いしようとしたら、ある者が反対しました。大槻教授はきびしいよ。偏っているよ。」と。
これまで似たようなことで、沢山のTV出演を断られてきました。ひどい時にはテレビのプロデューサー氏がはっきり言いました。
「そんな風にオカルト番組を批判していると、今後、自分の局の番組には出られなくなりますよ。」と。
テレビなどはどうでも良いのですが、政府関連行事・審議会などすべてに最終的に拒絶されてきました。

しかし私は自分の主義・主張を仕事欲しさに曲げません。自分の世界観・哲学を売り、この国の上層部に媚び、それで仕事をいただいても、私の心はどうなるのでしょうか。心を売ってお金をもらったのでは『心の売春婦』です。体を売ることより、心を売ることのほうが辛いのです。

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2006年2月27日 (月)

2月第3回 【政治家その2】

われわれ理数系からみると、政治家の言葉の非論理性・非合理性は目に余る。
「それは政治家の特質である。」
と言ってしまえば笑い話かもしれないが、しかし一国の首相、指導者ともなると話は別である。

そこで、小泉さんの言動を槍玉にあげよう。
最近「靖国参拝に文句をいうのは韓国と中国だけだ。たくさんの他のアジア諸国は何も言わないではないか。」という意味の発言をした。
つまり、「靖国参拝に反対するのはごく少数の国だ。」というわけだ。彼はわかっていないのだろうか。日本軍国主義で悲惨な被害を受けたのが特に韓国と中国だということを。

「自分の方は被害など与えていない。」と彼は思っていても、相手がそう認識しているのだ。しかも国として繰り返し誤っているのだ。
例えば、相手二人を傷つけ、こちらの非を認めて謝ったのだ。このたった二人しか「傷つけられた」と文句を言うものはいない、他の人たちは文句を言わない。だから文句を言ったのは少数で、自分は悪いことをしていない。・・・・・なんとめちゃくちゃな論理ではないか。

また彼は言う。
「靖国参拝は自分の心の問題だ。これは内政問題だ。国内で首相がどこに出かけようと他国からとやかく言われることは無い。」
これもとんでもない論理だ。それなら、韓国・中国侵略は『内政問題』だったのか。この侵略戦争を認め、謝罪したのは日本政府だった。その戦争の推進者が祀られているところに国の指導者が『まことのり』を奉げる。これはこの国の首相が侵略戦争を口では謝罪していながら、行動では肯定している、と受け取られる。受け取られるどころか、実際にそれを目指して行動したのだ。

小泉さんよ、あなたは論理的な行動をしなければなりません。こう正直に言うのです。
「先の侵略戦争は妥当だった。それを指導し、戦犯となった人達を敬い、哀悼のまことを奉げる。」と。
これによって、この国は真に崩壊の道を歩むことになる。

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2006年2月10日 (金)

2月第2回 【政治家】

科学者の悪い癖なのだろうか。
どうも政治家の言動があまりに『非論理的』・『非合理的』・『非科学的』に聞こえて仕方がない。
「いまさら政治家の言動がおかしい、などと気がつくのは幼稚でアホだ。」
「政治家というのは、そういうものではないか。」
「言動がおかしいから政治家なのだ。」
と、みなさんに説教されそうである。

それはそうだ。
『言動がおかしい。』というのが、いつの間にか嘘になり、あげく詐欺まがいの行為になり、逮捕・議員辞職など日常的におこっている。
一ヶ月に一人や二人の議員が新聞ざたになっているこの国だ。いまさら政治家にまともな言動を期待するのがおかしいのか。
それはそうかもしれない。
しかし、これが一国の首相・大統領になると話は違うではないか。国の指導者だから、最高の哲学者でなければならない。言動にいささかの『非論理性』・『非合理性』があってはならない。

例えばブッシュ大統領。
先週の一般教書演説をCNNで聞いた。もちろんイラク戦争のこと。
「。。。。。 イラクのテロとの戦いには必ず勝利する。イラクでの戦いは米国、その同盟国の、テロとの戦いの主戦場だ。。。。。」
「自由と民主主義の国がテロに脅かされている。その戦いの前線がイラクだ。」
と、ブッシュは繰り返した。

あれ?これはおかしい。
イラクへ米国が侵攻したときのことをはっきり思い出す。
ブッシュは「イラクに大量破壊兵器、つまり核や化学兵器があり、それをこのまま放置できない。早く先制攻撃しなければならない。」と言明したはずだった。このときイラクが世界のテロの温床だ、などという理由はこれっぽっちも言わなかったではないか。

大量破壊兵器はなかった。
それなら即刻退散すべきだ。ところが長々と居座っている。テロの主戦場だから、と。そのテロがおかしい。もともと米国が侵攻しなければ起こらなかったテロではないか。また米国が退散すれば自然に消滅するテロではないか。
米兵2,000人以上もの死者をだしたテロを本当に撲滅したいのならば、米国がイラクから引き上げることだ。

われらが圧倒的支持をする小泉首相。
彼の言動もブッシュと同じ。一年間ぐらいは「大量破壊兵器はイラクで見つかる。」と強弁していたではないか。
今はどうか。
前の言動に口を拭い、「テロとの戦いに、国際社会と協調しなければ。。。」と言っているではないか。
国際社会だと?
ごまかし。フランス・ドイツ・ロシアなどは国際社会ではないのか。

小泉首相の『靖国参拝問題』ほど彼の言動の『非論理性』・『非合理性』を露にしたものはない。
丸を四角と言い、三角を丸と言う。
次回はこのデタラメな論理を詳しく取り上げる。

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2006年2月 8日 (水)

2月第1回 【仙人】

夏の暑さを嫌いバンクーバーに3ヶ月、冬の寒さを避けてサイパンに2ヶ月、これを聞けば
「うらやましい生活だ。」
と思う人も多いはずだ。事実、このブログを読んでくれている人から
「うらやましい、自分も将来そういう生活をするためにも今は仕事を懸命にやりたい。」
という投稿をいただき恐縮した。

私の生活はバンクーバーとサイパンだけではない。春と秋に日本在住ということになっているが、実はそれも正確ではない。この期間も東京にはほとんどいない。栃木県北部の『あばら家』に移住する。

このような生活では新聞もテレビもない。少しはマシなレストランにでも行きたいが夕方6時以降は滅多に外出しないから、ほとんど自炊である。それでも午前中はゴルフに出かけて途中、昼食をとることはある。

午後は昼寝をしたり、本を読んだり、原稿を書いたり。夕食後はテープで古今亭志ん生の落語を聴き、8時には寝てしまう。
肉はほとんど食べない。スーパーで安い刺身を買うか、サーモンのうす塩漬などを買う。野菜は自分で作ったものか土地の人から買う。

つまり、もうお分かりだろう。私の生活は暑さ・寒さからの避暑・避寒などという聞こえの良いものではないのだ。隠遁生活に近い。日本という国を捨てたのだ。仙人に近いかもしれない。

もっとも仙人は半分は当たっているが半分は違う。もともと仙人は野山に住み、修行を重ね虚無思想・道教の思想を極めようとするのだ。私は修行などしようとも思わないし、道教などという不合理な思想は大嫌いだ。

むしろ逮捕され拘置所の個室に入れられているホリエモンごとき心境か。バンクーバーも栃木北部も狭い狭い我が家。この空間からほとんど外に出ない生活だから他所から見れば『閉じこもり』と見間違うかもしれない。

一日中、誰とも口をきかないという生活が3日、4日と続くことも珍しくないのだ。ホリエモンのほうがまだマシかもしれない。少なくても取り調べ検事と会話しているのだから。

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2006年1月29日 (日)

1月第4回 【ゴルフ漬け】

最近の私は、「寝てもゴルフ、覚めてもゴルフ。」と噂されている。
確かにこの誤解はもっともだ。最近の本の出版はゴルフものばかり。『ゴルフ上達の科学』(講談社ブルーバックス)『本気で本当のクラブ選び』(ゴルフダイジェスト社)など。(ゴルフに関心がある方はもちろん、関心がない人も是非お読みください。力学のやさしい話が満載です。)

それに加えてエッセイもゴルフものばかりが目につく。『週刊ゴルフダイジェスト』の毎週の連載、それにこの春からは『週刊東洋経済』でもゴルフ話のエッセイが加わる予定だ。

実際にはあまり目立たないが他の本の出版も結構やっている。
『基礎力学』(共立出版)は新しい指導要領に対応した初めての大学教科書である。大変易しくなっているから一般の方にも十分お読みいただけるはずである。
マガジンハウスの雑誌『ダカーポ』の連載は順調に続いている。

講演も各地でやっている。3月3日千葉の中学校、5月20日早稲田大学、5月28日大分、8月5日愛知などなど。これらの講演は誰でも聞いていただけるものだから最寄の方々はどうぞおいでください。問い合わせは私の事務所VIAにご連絡いただきたい。

それにしても「お前は物理学者のはずでなかったか!?」「肝心の物理学はもう何もやらないのか!?」というご質問も予想される。
実はあまり強調してこなかったのだが、20年前にわが国唯一の物理科学雑誌を丸善より創刊した。それ以来、編集長としてこの雑誌を出し続けてきた。
毎月毎月、今になっても記事の閲覧をやっており、ワクワクのしどおしだ。とんでもない研究成果が次々に登場する。あっと驚くようなニュースが飛び込んでくる。ノーベル賞などいくつあっても足りない感じなのだ。高齢者の皆様、私が編集長を務める雑誌『パリティ』を是非お読みください。
ボケ防止です。

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2006年1月18日 (水)

2006年1月 第3回

1999年の大晦日、大勢の『ノストラダムスバカ』が出演、彼らの予言通り、地球滅亡のその瞬間を待った。そしてついにたけしが宣言した。

「ノストラダムスの予言ははずれた!!」

その次の年、つまり2000年の大晦日も無事に特番は始まった。つまり地球が滅亡することなく大晦日がその年もやってきた。

2000年大晦日の番組は、1年前まで飛ぶ鳥を落とす勢いのあった『ノストラダムスバカ』に出演を依頼したが、ほとんどは断ってきた。大半が連絡もとれず居場所もわからないということだった。

あれから5年。地球は今、順調に運動を続けている。
その今になって突然、何故彼ら『ノストラダムスバカ』が大勢集合するのだ?
私は数日前になって台本の抜粋(台本そのものでない。大槻には台本は見せられないとプロデューサーが言ったとか。)を見て、我が目を疑った。
5年前に夜逃げしたノストラダムスが、またまた姿を現すというのだ。

何を今さら。
彼らの出番につながったのは二つの理由があったからだ。
「最近、津波・大地震・大ハリケーンと災害が続き、地球がおかしい。これは地球異常、人類滅亡の前兆ではないのか?」もう一つは、「ノストラダムスの人類滅亡の予言書の年号解釈に新しい解釈が出てきた。」というもの。この二つがあって彼らは息を吹き返したのだ。

バカ言え。
最近の災害は特に目立ったものではない。丸善『理科年表』を見ればよい。最近の津波・地震・台風など決して珍しいものではない。過去50年をとってもいつも起きていることなのだ。これが人類滅亡につながるのならば、人類は過去50年で数十回も滅亡していなければならない。

彼らは自分たちの新しい研究によって「人類滅亡は1999年ではなく2007年だということがわかった。」という。

大笑い!
来年、滅亡しなかったらどうするか?

番組企画の担当者と『ノストラダムスバカ』は、一体何を考えているか?
今さらノストラダムスを蒸し返して世間の冷笑をあびるだけではないか。私自身が番組でやりあっていて、ちっとも面白くなかった。それに超古代文明の話題など一般には見向きもされない。こんなことで『紅白』に対抗し視聴率を上げようなどおこがましい。

この番組は恒例となった超能力者との鋭い対立こそ『売り』なのだから、それを忘れて番組を作ってもだめだ。この有名・名物番組も『滅亡』の前兆なのかも知れない。

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2006年1月11日 (水)

2006年1月 第2回

昨年大晦日、テレビ朝日特番『たけしのTVタックル超常現象スペシャル』は、12月10日収録、12月31日放送であった。この大晦日特番は、やり始めて何年になるか。かれこれ10年以上もやっている。

この間、さまざまな名場面・珍発言が飛び出し、たびたび週刊誌の話題にもなってきた。中でもオカルトの人生を真剣に生きる『韮澤さん』との対決は世間様を騒がせ続けた。

金星人の写真だと言ってタダのアメリカ人の白黒写真を持参したとき、
「タダのアメリカ人じゃないか。彼らが金星人だという証拠は何だ。」
という私の追及に韮澤さんは、
「彼らの友人が金星人だと言っている!」
と答えた。
私の友達にも『火星チャン』とあだ名されている友達がいたことを思い出し、大笑いした。このとき韮澤さんは真顔になって
「それに宇宙人は指紋がないのですよ!」
と言い放った。
「それなら韮澤さんよ、ヤクザの一部が自らの指紋を消しているそうだが、、歌舞伎町あたりにウロつくやつらは、あれは宇宙人なのか?」
みんな、またまた大笑いした。
しかし韮澤さんは、さらに真顔になってこう言った。
「そうなんです。歌舞伎町に多く住んでるんです。」
そこで私はすかさず追及。
「そうか、宇宙人は新宿に住んでいるのか。それなら区役所に住民票があるはずだ。宇宙人の住民票を見せてくれ!」
またまた大笑い。
しかし韮澤さん、この程度でたじろぐ人ではない。
「次回、この特番で見せてやる!!」

あれからもう7年以上も過ぎた。
私は繰り返し
「住民票を見せろ。」
と大声を出してきた。
そして2年前、彼はついに
「ポケットに宇宙人の住民票を持参してきた。」
と、おお口をたたいた。
「出して見せろ!」
「いやテレビでは公開できない。」
と彼が言い張るので、私は本番中にもかかわらず、立ち上がり彼のポケットをまさぐって、ついに住民票を取り出した。これは大槻の『テレビ本番中の暴力行為』であった。しかし、誰も咎めだてしなかった。

さて、その宇宙人の住民票とやら、取り出してみてびっくり。
なんとそれは、韮澤さんその人のものだったのだ。
つまり韮澤さん、「自分が宇宙人である。」と主張するつもりだったのか?

さて、この韮澤さんを含めて、昨年大晦日の特番の出演者は凄かった。
ビートたけし、大竹まことはもちろん、総勢なんと22人だった!そしてこの大半がオカルト肯定者だった。
韮澤さんの『負け戦』だから、なんとか盛り上げるためあらゆるオカルトを集めたのか。しかも彼らの大半が、例の『ノストラダムス』バカだったのだ。

何故、いまさらノストラダムスなんだ?
すでに1999年地球大崩壊の予言が当たらず、しっぽを巻いて逃げ失せたのではなかったのか?
何をいまさら、どのツラさげて出てきたのか?

実は彼らにとんでもない裏があったのだ。

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2006年1月 7日 (土)

2006年1月 第1回

本ページをお読みいただいている皆様、明けましておめでとうございます。
本年もテレビ・ラジオで言えないこと、公に『ゴルフダイジェスト』や『ダカーポ』に書けないことなどを満載して執筆しますので、よろしくお願い致します。
すでに某出版社から「このブログを出版しないか?」というお話をいただいておりますので、張り切って頑張ります。



今年も暮れから正月にかけて南の島、サイパンで過ごしている。
もちろん私の滞在先は、日本人が大勢押しかける有名大規模ホテルではない。高くて狭くて窮屈で、とても私ごとき者の住む場所ではないから、私は現地チョモロ人が経営する小さなホテルに滞在している。天井は高く、12畳ぐらいの広い部屋が二つ、大きな冷蔵庫つきの台所、それに大きな物置もついている。
これで1ヶ月、$1100に安くしてもらっている。

しかし、この宿舎のまわりはすごい。ところどころ大きな水溜りの道路、車に水を跳ね返されないように歩かなければならない。近くにコンビニが一軒だけあるが、ドアは錆び付いてうまく開かない。ここはバナナの名産地だというのに売っているバナナは小さく、半分腐りかけているではないか。。。

コンビニと逆に歩けば道の両側は草ぼうぼう。その中にコーラやビールの空き缶が散らばっている。野放しの犬がたむろしており、私が通ると飛びついてきて、吼えかかる。

確かに『日本人さま』の押しかける大ホテルに行けば大理石の壁、着飾った現地チョモロ人の若い女性がレストランや喫茶店でサービスしてくれ、ビーチにつづく広い庭にはハイビスカスやブーゲンビリアが咲き乱れている。
しかし、小奇麗なのはホテルまわりだけ。一歩外に出れば、さきのコンビニのようなビッチャビレタお店がつづき、しかもそれらの大半は、カラオケ・バー・マッサージの類で客引きはいかがわしい。とても子供、孫を連れて歩けるところではない。

さて、海に行こう。
海がいかがわしいはずはない。
それがどうして、どうしてサイパンは海もいかがわしいのだ。海に入った途端、体に藻がからみつく。海は、この藻の繁茂によって青緑の色から黒っぽく見える。もうサイパンの海は、海ではなくなった。もちろん、これは海水の富栄養化のためだ。つまり環境汚染。
いったい誰がやった?
もちろん日本人。
日本人の観光客がサイパンを台無しにした。

いまやサイパンの自然は死んだ。
それでは私は何故、サイパンに住むのか?それは気温を、気温だけを求めるためだ。どんなに日本人が悪くとも、気温までは壊せない。いつの冬に来ても気温27~8℃。

そう、サイパン。買うものは気温だけ!

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2005年12月30日 (金)

12月第4回【TVタックル特番】

例年のことだが、大晦日、紅白にぶつけるのは『TVタックル特番』。
今年は『2007年地球大崩壊!?ビートたけしの恐怖の大予言、人類滅亡の驚愕のカウントダウン』というものだった。

ナレーションが重々しく流された。「世界規模で発生する未曾有の大災害、ハリケーン‘カトリーナ’、パキスタン北部大地震、スマトラ沖地震・大津波。それに鳥インフルエンザ。これらの災害はただごとではない。来るべき人類滅亡の予兆である。」

そしてこれらの事実はすでにノストラダムスの預言書に書かれているというのだ。
さんざんこの番組は『ノストラダムスバカ』を出演させ、繰り返し繰り返しノストラダムスの予言と人類滅亡を煽ったではないか。それが1999年12月だったではないか。

そして、ついにその日が到来した。あのときスタジオは皆、固唾を飲んで2000年が無事やってくることを待った。そして何事もなく新年は明けた。『ノストラダムスバカ』が大恥をかいたそのときだった。
そしてあれ以来、彼らは逃げ回り、姿を消した。そして、もはや彼らのことなど思い出す人もなくなった。

それがどうだ。今また大勢の『バカ』がやってきた。そして「今度こそ2007年に人類滅亡だ。」というのだ。「ノストラダムスの預言書を改めて正しく解釈すると、1999年ではなく2007年になる。」というわけだ。「その前兆こそ今年の大災害である。」と主張する。

そこで私はのっけから反論した。理科年表(丸善)を示しながら、‘カトリーナ’程度の台風被害がしょっちゅう起こること、パキスタンの地震程度の地震、あるいは大津波も数多く起こっていることをデータを挙げて説明した。

『その都度、地球は、人類は滅亡したのか!?』

この一撃で彼らオカルト支持派は、元気をなくし影が薄かった。
しかし、彼らがこれで逃げ出すというのは甘かった。手を替え品を替えて挑んできた・・・。

詳しくは後続のブログをお読みください。また『ダカーポ』の連載エッセイで数回にわたり徹底暴露します。

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2005年12月21日 (水)

12月第3回【移籍】

私が所属していたのは『サイプロダクション』と言います。
これはおよそ10年前、私と山城新伍、地井武男などが発起人、初代株主として設立したものです。それ以来すべての活動はこの会社を通してやってきました。会社所属のマネージャー諸君には大変面倒を掛けてきたわけです。

それが、ふとしたはずみで専属契約を解除することになりました。新しい会社は早稲田大学で教えた諸君が今後のIT関連の仕事をするために設立した会社
『亜空間国際アカデミー(略称:VIA)』
です。
もちろん、サイプロからVIAに移籍するにあたってサイプロ側に何の落ち度も、何のわだかまりもありません。単に新しい夢のある新会社『VIA』を応援するのが目的です。

サイプロは、このことを良く理解してくれて快く移籍を認めてくれました。引き続き、サイプロは私のための営業活動はやってくれるので、その時には個別にマネージメント契約をすることになりました。

---  尚、『VIA』について、お知りになりたい方はこちらにどうぞ。

㈱亜空間国際アカデミー(略称:VIA)
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-31-8-527
TEL     03-3207-8632
FAX     03-3207-8638
URL     http://vi-academy.com
E-mail  info@vi-academy.com

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2005年12月16日 (金)

12月第2回【テレビチャンピオン】

TV東京の人気番組、『コロコロからくり選手権』はこのテレビチャンピオンの1コーナーであるが、年2~3回の割で放送される。
数年前からこの選手権の審査をやっている。

今回は2ヶ月も前から撮影が始まった。予選、予選、さらに決勝と3回も収録に出向き、しかもそれぞれの収録時間は長く、大変だった。それというのも『からくり装置』を持ち込む人たちのカラクリはすごいもので、満足に一回で成功するシロモノではない。
なかには、なんと9回やっても成功しない、などというものまであるのだから、付き合うのは大変だ。

ところで私のほかの審査員は、おもちゃメーカー・カラクリ専門家(?)・科学イベント企画・子供の科学ショーのひと(?)などで、主にカラクリの面白さに重点をおき審査するようだ。だから、どうしても私の観点とは違う。

私はこれらのカラクリに科学の面白さ・科学の教育の要素を見てしまう。つまり江戸時代のカラクリと同じレベルではもの足りない。
今、カラクリを競うならやはり新しい科学の観点が欲しいのだ。
「21世紀のカラクリは、かくあるべき」という主張が欲しいのだ。

お人形がいかに見事に箸を動かし、ラーメンを食べてもそれだけでは普通のカラクリと同じではないか。動かす箸に『慣性の法則』が見事に使われていれば、素晴らしいではないか。見ている大人も子供も、カラクリ以上に科学に感動するではないか。

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2005年12月 6日 (火)

12月第1回【スピード違反】

前回書きましたように先週30日、埼玉地裁川越支部に傍聴に出かけた。
深谷鑑定人(東北大学工学部教授)の証人尋問を聞くためである。
「スピード違反自動取り締まり装置、オービスが設計上正確なものであり、製品も十分信頼性がある。」と述べた。

そんなの当たり前だ。そうでなければ、もともと三菱電機は背信行為だ。ところがこの装置の運用過程で誤作動・誤測定が発生する。とくに測定した当該電波が消失してしまって、二次反射だけが測定されれば大きな誤測定となる。
この可能性について、この証人はかつて福島地裁の裁判の鑑定書で二度にわたって書いていたが、今回の鑑定書でこの重大な部分がすっぽり落ちていた。
まったく理解に苦しむ。

しかしこの点を弁護士の堀先生から質問されると、彼はあっさりと認めたのだった。
検察側証人でも学者としての良識・常識を貫いてくれた。「オービスは信頼度は高いが誤作動・誤測定が考えられ、それは何%というふうには言えない。‘極めて小さい。’と言うしかない。」
彼は検察側として、「誤作動・誤測定はごく小さい。」と強調したかったようだが、この表現は十分なものだ。
つまり、「誤作動・誤測定はゼロではない。」と言い切ったのだ。

それならこの測定を『唯一の証拠』として有罪にはできない。という結論は当然である。私の証言、深谷氏の証言でこの装置の誤作動・誤測定は有り得ることが明らかとなった。

全国で心ならずも『オービス』で有罪にされた多くのみなさん、立ち上がってください。
『オービス』を放逐しましょう。

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2005年11月29日 (火)

2005年11月 第5回

私は11月30日、午後1時から開廷される、さいたま地裁川越支部に傍聴に行く予定である。これはジャーナリスト寺澤有さんのスピード違反の裁判だ。
彼は私のまったく知らない人であったが、数年前、自分が摘発されたスピード違反取り締まり装置、通称『オービス』の科学的信頼性に関してメールによって質問してきたのだった。

当時、私は自分では決してスピード違反をしないよう心掛けていたし、事実私はここ何十年も交通違反をしない、優良運転者だったからこの種の取り締まり装置にはほとんど無関心であった。この装置は高速道路などでよく見かけたが、「これが電波を車に照射して反射してくるものの周波数の変化を利用し、車のスピードを測るものだ。」ぐらいの予備知識しかなかった。

寺澤さんの相談を受けて、あらためてこの装置の運用を調べて、まったく驚いた。この装置は無人で、自動的に車のスピード違反を摘発する。そしてこの無人自動測定を『唯一の証拠』として有罪の判決が下されてきた。

             唯一の証拠!?

これが『唯一の証拠』となるためには、この装置がいつも、どこでも、どれも、100%正確に作動しなければならない。
およそすべての測定装置で、誤作動・誤測定が起こらない。などということは決してありえない。つまり100%正確な装置はない。これは科学の常識、いや市民の常識だ。病院やジェット機の中で、「携帯を使うな。」と注意されるのは、装置の誤作動を招くおそれがあるからだ。高速道路料金所のETCの誤作動は、最近よく耳にするではないか。

私は科学者として声を大にして言いたい。
『全国からオービスを全廃しろ。』
『これによって検挙された人たちを無罪としろ。』

このいきさつは単行本として出版された。
寺澤有,小谷洋之(著)『交通取り締まりのタブー!』(宝島社)

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2005年11月28日 (月)

2005年11月 第4回

これまで長く所属していた『サイプロダクション』を12月で辞め、今後は『株式会社亜空間国際アカデミー(略称VIA)』に所属することになった。
もともと『サイプロダクション』は、山城新伍、地井武男、それに私と3人が中心になって設立したものであったが、その後の情勢の変化から数年前に山城新伍が抜け、今また私が移籍することになってしまい、心苦しい。
山城新伍の件は私には詳しくはわからないが、私自身の今回の移籍については、特に何もさしたるトラブルがあったわけではない。

すでに私の親友たちと、インターネット会議用ソフト、つまり『Face Conference』でリアルタイム・双方向・相互方向で成人大学・生涯教育をやるための会社を立ち上げた。この会社は世の注目を浴び、仕事が軌道に乗りつつある。私としては所属事務所が二重になってしまい混乱してしまうので、この際、『亜空間国際アカデミー』一本に統一してもらったわけである。

これまで、『サイプロダクション』が独自に持っていた営業力、地井武男さんなどの力の影響で私にまわってきた仕事も多かったかもしれないので、「無名な事務所に移籍して、仕事が減ってしまう。」と、心配してくれる人がいることはいる。しかし、それはあまり気にしていない。『サイプロダクション』の関係でやっといただいた仕事よりは、もっと積極的に「大槻を使いたい。」と、希望してくれる関係箇所があれば、それで十分である。



株式会社 亜空間国際アカデミー(略称:VIA)
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-31-8-527
TEL   03-3207-8632
FAX   03-3207-8638
URL   http://vi-academy.com
E-mail  info@vi-academy.com
担当者  岸 直哉

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2005年11月21日 (月)

2005年11月 第3回

先週月曜日(11月14日)発売の『週刊現代』に私とフジTV『アンビリバボー』の‘戦い’の一部始終が載っているので、もうお目にとまっているかもしれない。
随分ややこしい話になっているように見えるが、何とかややこしくしているのはフジTV側(制作会社)で、実際には極めて簡単な話なのだ。
夏に「ロシアの超能力少女、ナターシャの超能力を科学的に実験してほしい。」と出演依頼を受けたが、直前になってこの依頼を一方的にキャンセルした。というものだ。

この女性、ただ人の前に座っただけで内臓などの病変を当てる超能力を持つというのだ。そこで私は、自分の人間ドックのデータを明かさず彼女に当てさせる。という実験を提案。番組スタッフは、それを了承、出演契約を合意、カナダからのチケットの手配をした。
ところが直前になって、「人間ドックの病名をあらかじめ教えてほしい。」と要求、「教えなければ出演は断る。」とプロデューサー。そのような要求を呑めば、科学的実験の意味はないし、私に『ヤラセ』につながることに加担することを示唆するものだった。

私は当然、断固ことわった。そのときのスタッフの言葉は信じられないものだった。
「出演したタレントさんからは、あらかじめ病名を聞いていますよ。」
「これは情報番組ではありませんから、エンターテイメントですから。。。」
もはや、この番組の底が知れた。私は怒り心頭。
さっそく私のコラム、マガジンハウス『ダカーポ』でこのいきさつを書いた。番組のプロデューサーから抗議のFAXが二度にわたって届いた。
「記事を訂正しろ。」
というのだった。
その後の成り行きは『週刊現代』の記事通りだった。

『週刊現代』の記事が出ると、このブログへのアクセスは急増した。
このプロデューサーは私に直接ではないが、私のマネージャーに対し、
「出るところに出る。」
と、いきまいたとか。
裁判に出るだと?これは良いことを言ってくれた。堂々とやりましょう。「受けて立つ。」というより先手を打って出演契約反故による違約金請求の裁判をやりましょう。
実に面白い。これまで数々の非科学的オカルトで世を欺いてきた番組。これが法廷に出るのだから、こんな面白いことはない。
『物理学会会長』から『元文部大臣』まで証人申請をして、いかに『アンビリバボー』がでたらめであったか明らかにしましょう。この法廷こそ、肝心の『アンビリバボー』より数段面白いはず。
きっと『アンビリバボー』より大スポンサーがつくだろう!!

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2005年11月14日 (月)

2005年11月 第2回

アンビリバボーの担当プロデューサーは、このオカルト番組について‘誠意’と‘誇り’を持っていると書いてきた。どんな番組か?例えばこんな番組だ。
『ロシアに5年間、何も食べず、水も飲まず、生き続けている男がいる。』と特集を組んだことがある。
これが本当なら物理学の物質不滅の法則も否定することになるし、生物学・医学にも反する。つまり現代の文化・科学・文明の否定だ。医学も栄養学も全面否定。子供たちの科学教育の成果も消し飛んでしまう。『だまって座れば、たちどころにその人の内臓の悪いところが分かってしまう。』という透視超能力者ナターシャの番組ももちろん、とんでもない反社会的な番組である。こんな番組制作に『‘誇り’をもっている。』というのだから、あきれるやら驚くやら。

--さて再びナターシャ番組のダカーポ連載記事の話に戻ろう。
「実験をやる前に事前に私たちに病名を教えてほしい。そうでなければ、番組出演は断る。」とフジテレビ側は言った。これは、あらかじめ答えを教えてほしい、とクイズ番組で要求する政治家と同じである。つまりヤラセ。それでもクイズ番組なら罪も少ないが、超能力となると影響は大きい。ヤラセで超能力者が、たちどころに病名を当ててしまったら、人々は真っ当な医学・科学を信じなくなり、危険な霊治療・心霊治療に走ってしまうからである。

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2005年11月 4日 (金)

2005年11月 第1回

すでにお話しましたように私の『ダカーポ』連載コラム『反オカルト講座』に対し、フジTVアンビリバボーのプロデューサーから抗議のFAXが届きました。概略、次のようなものでした。

透視少女ナターシャの科学的検証の実験について、事前に秘密裏に私の体に異物を埋めるというのは私の体の健康に支障をきたすことにもなるので中止を申し出た。そのような経緯が実際であるにもかかわらず、それを『ボロが出た』と記述し、(ヤラセ)と結びつける表現をしたのは大変遺憾である。
また、貴殿が連れてくる人物の病名を事前に知らせてほしいと、こちらからお願いしたのは放送にふさわしくない病名が出るのは困るので、そうお願いしたのだ。
このようなわけだから、訂正記事を載せてほしい。

これに対し、私は次のような反論を書き送りました。

私が担当者と話したことは『知人の医師に安全性を相談して自分の体に何らかの細工をしてナターシャに当てさせる。』ということだった。また、担当者と話したのはあくまで私の病名を当てさせるということで、私の知人を連れてくるということは担当者からの要望だった。
さらに言えば、この番組への出演依頼は2度目のものだった。担当者は2回とも『ナターシャの超能力が本物であるかどうか科学的に検証してほしい。』というものだった。特に今回は、事前に病名・実験内容を明かさず、ナターシャがどれほど当てられるか検証する。ということで私と合意し、私が当時滞在していたバンクーバーからのチケットを無理に手配した。そして突然、数日前になって担当者は電話してきた。『体に細工する内容、病名をあらかじめ教えてくれなければ出演は断る。』

さて、みなさん。フジTV側が言うことは、とんでもないヤラセに、私も手を貸せ、ということではないでしょうか?つまり、事前に体に細工したこと、および病名を教えておき、その上でナターシャにその細工と病名を当てさせる。これがヤラセでなくて何がヤラセか。それを了承して、私が『科学的検証』と言ってしまったらどうなるか?『ダカーポ』のコラムでは最初の原稿では『フジTVのヤラセ』というタイトルにしたが、多少おさえて『フジTVのヤラセ?』にしたのだった。今になっては、こんな遠慮は無用と思う。
いったい、このプロデューサーは何のつもりで私に抗議文を送ってきたのか。私がオカルト・インチキ番組で反社会的な番組と決めつけたことに対して、このプロデューサーはFAXの中でこう答えている。『私どもはアンビリバボーという番組に、誠意と誇りを持って番組を制作している。』と書いてきた。これには驚きである。次回そのことを批判しよう。

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2005年10月17日 (月)

2005年10月 第1回

那須はもう紅葉真っ盛り。朝は12℃にも気温が下がり、ストーブが欠かせない。我が家では栗はとうに終わり、いちじくとポーポーが甘い甘い実をつけている。私はとくにいちじくが大好きだが、体のことを考えて、一日1,2個に制限している。来週あたりから柿が食べ頃になる。これがまた私の好物だからきわめて危険だ。

秋がかくして深まっていき、赤とんぼもそろそろ姿を消しはじめている。秋鳴く虫も弱々しくなっている。台所に住み着いていたコオロギも昨日からピタリと鳴かなくなってしまった。どこかもっと暖かい場所に移動したのか、一生の役目を果たして、安心して消滅したのか。

そういえば、来週は秋の名月が見れる。楽しみだ。那須の秋には名月がなくてはならない。我が家のドングリの大木、樹齢400年の巨大な木々の間に名月を眺める歳月は、これで43年にもなる。

那須の名月が余りに美しいという、ただそれだけの理由で涙を流し、感傷に浸る宵。しかしそれも年をとるにつれて、感受性が衰えたのか、年々希薄になってきた。ああ、今年の月もきれいだなあ。その程度の貧弱な感傷。

こんな詩人のような那須の生活で寝とぼけている最中、突然フジTV『アンビリーバボー』から、目の覚めるような抗議のFAXがきた。私が『ダカーポ』の連載に書いたオカルト批判に対し訂正文を書くことを要求してきた。以下、続けてことの成り行きを公表しよう。

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2005年9月26日 (月)

2005年9月 第4回

バンクーバーから戻り、那須で10日間ほど過ごした。数日前には中秋の名月。うすぼんやりと大きな月が、白川の関あたりに昇った。バンクーバーでベーカー山氷河に映えた清らかに澄み切った月とは大違い。こんな月を名月と言って感傷に浸っていたのか、と思わず苦笑い。

しかし、ふと気がつくと、秋鳴く虫の声が大合唱。青春時代、阿武隈川の川面を名月の夜そぞろに歩いて、そこで聞いた虫の鳴き声が50年経った今も耳の奥に残っているではないか。そして、その虫の声と名月は50年の年が経過した今日でも少しも変わらない。変わったのは私の心、感受性。うすぼんやりとした月だなあ、バンクーバーの月とは大違い。何が中秋の名月だ。こんな冷徹な感情は、つまるところ年のせいなのだ。

体力が随分落ちた。当然、気力、感受性も落ちたはずだ。とくに最近ダイエットに励んだせいで、体力は30%ぐらい衰えた。6キロ減量したので、6日連続ゴルフは到底できない。せいぜい3日の連続プレーがやっとだ。それとともに、計算も出来なくなった。連続6時間ぐらい計算をつづけても何ともなかったのに、最近1時間もやると集中力が極端になくなってしまう。

うらやましい、バンクーバーの夏休み3ヶ月で6キロもダイエットしたんですか?そのコツを教えてください、とよく言われる。コツ?そんなものあるもんですか。単に食べないだけ。私の場合、甘いものに目がなかったので、これを避けただけだ。つまり、コーラ・まんじゅう・羊羹を拒絶しただけ。あとは連日、鮨・中華・焼肉をたらふく食べていた。それでも体重はみるみる減ってきた。あまり減り方が激しく、心配になったほどだった。

わたしの、人もうらやむ体力・気力は、結局コーラとまんじゅうから来ていたものだった!?

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2005年9月18日 (日)

2005年9月 第3回

バンクーバーに3ヶ月滞在、14日帰国しましたら、山のような仕事が待ち構えていた。15日は週刊誌取材、それに夕方からは池袋ジュンク堂書店での講演会とサイン会をやった。また次の日には那須で、青山プロと新しい本の打ち合わせ。この本『間違いだらけのゴルフクラブ選び』(仮題、10月出版予定)はゴルフ道具の正しい選び方などを解説する。17日早朝、新白河から新幹線を2度乗り継いで秋田入り。

秋田稲門会主催の講演会を90分行った。会場は満杯で感謝。秋田は69年の私の生涯で、唯一訪れたことのない県だった。私は東北、宮城県の出身だから、同じ東北の秋田に一度も行ったことがない、とは不思議なことである。

そこで私は講演の開口一番、秋田に来なかった理由を述べた。『秋田が怖かったのです。つまり私は美人が怖いのです。秋田で美人に遭遇した途端、帰るのがイヤになり、秋田にそのまま居付いてしまうことが怖かったのです。しかし私ももう69歳、どんな美人に会っても、びくともしない歳になりましたので、今日、初めて当地に伺いました。確かにこの会場にはとびっきり美人がおられますが、私は講演終了直後の新幹線こまちで帰京します。・・・』(笑)

それはともかく、池袋・秋田で私の講演を聴いていただいたみなさん、どうもありがとうございました。10月19日慶応大学(日吉)、11月18日東京理科大学(柏)などで講演を予定しています。大学祭なのでどなたでも入場できますので、最寄の方はおいでください。

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2005年9月15日 (木)

2005年9月 第2回

バンクーバーに3ヶ月滞在していたが、そろそろ日本が恋しくなって、14日帰国した。夕方になるとヒグラシが鳴き、赤とんぼものんびりと田んぼの上を飛んでいる。耳を澄ませれば秋の虫がそこかしこにかしましい。日本には日本独特の風味みたいなものがある。これがときどき恋しくなるわけだ。

しかし、もちろん恋しくなるのは自然・風土であって、この社会や政治、文化に特段の思い入れがあるわけではない。いやむしろ逆に、日本の社会には何の興味も持ち得ない。カナダやサイパンで過ごしていると、改めて日本と言う国の非合理性・非近代性が目について仕方が無い。

公共的なテレビで毎朝その日の運勢・血液型占い・星占いをやる国が先進国ニッポン、科学文明国ニッポン、というのにはあきれるばかり。国の政策として造った国道、つまり高速道路を走ると、高額な料金をとられることなど、世界の先進国では理解できない。幹線道路は災害・戦争などの不慮の出来事では救助・対策などの中心になるものであるのに、通行料を払うとは理解に苦しむ。

ついでに言えば、スピード違反取り締まり機、つまりオービスなどを設置し、計測データを示し、これを唯一の証拠として検挙する国など聞いたこともない。この装置が何台そろっても、しかもいつでも、どこでも100%誤作動しない、などとは誰が保証したのか?

日本社会が気にくわないのは他にも沢山ある。物価が高いことももちろんいやになる。一体、リンゴたった1ニュートンで250円もする国はどこにあるのだ。カナダでもヨーロッパでもリンゴは1ドルと相場が決まっているのに、このベラボウナ高さは何だ。
(ちなみにこのリンゴに働く重力、およそ1ニュートンというのは質量100グラム)

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2005年9月 5日 (月)

2005年9月 第1回

この春、テレビ東京の人気番組『月10万円で豊かに暮らせる町&村』にゲスト出演した。私も夏3ヶ月はバンクーバー、冬2ヶ月はサイパン、それに春と秋は那須に住み着くので、この番組に呼ばれたのだろう。

番組では、生活費を切り詰めるため、野菜はもちろんのこと、米まで作る本格派や、趣味の釣りで夜のおかずに不自由しないひとなどが登場した。それにまわりの農家や漁師のおかずのプレゼントも結構役に立つらしい。

この番組の人気の秘密は田舎暮らしに憧れ、また十分年金生活でやっていける経済的な暮らしの情報があるためであろう。最近、この番組はアーティストハウスという出版社から本になる、という。私の出演とは別に、この本に私のコラムを載せたいから至急原稿をくれ、という話がきた。(原稿料、・・・。円)

それはともかく、田舎生活はびっくりするほど安上がりだ、ということを都会生活者は知るべきである。例えば、ここバンクーバー、メトロタウン。スーパーが3つ、デパート2つ。それに中国人街、クリスタルモールにショッピングセンター。

ここでは野菜は日本の3分の1、肉類は5分の1、牛乳、卵もぐっと安め。米とソーメンが10分の1。このため毎日の食費は東京の半分で済む。さらに、電気、水道、などライフラインの経費は5分の1以下。市内電話はタダ。

かくして、ここでは生活費は東京の半分から3分の1。アパート代は東京の半値である。思い切ってアパートを買う場合でも、東京の60%と格安だ。内装などの経費は安く、日本の半値でやれる。

かくして、バンクーバーの生活では東京の半分の生活費で済む。何の事は無い。年金が倍になったと思えばいいのだ。いまどき、年金が倍増したなどという耳よりな話なのだ。

じつは那須の生活でも、観光地周辺から一歩はずれれば、ものは実に安い。黒磯あたりのスーパーは高めだから、黒田原のスーパーに出かける。ものによっては半値の値段だ。もちろん、黒田原も日本だから、東京のスーパーと値段が変わらないものもあることはある。これは、避けてとおれば良いのだ。かくして、私の那須生活も東京生活の半分の経費で済むのだ。

こんなわけで節約したお金でバンクーバーの往復交通費がまかなえる。これで、月20回のゴルフをやらなかったらなあ。お金は余って余って。現実には、節約した残りはすべてゴルフのために消えてゆく。

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2005年8月29日 (月)

2005年8月 第3回

ここバンクーバーは8月の平均最高気温は22℃であるから、この時期の日本に比べて、きわめて快適だ。それに湿度も30%から50%ぐらいで、むしろ乾燥しすぎだが、散歩やスポーツには最適である。

他にやることもないし、ゴルフダイジェスト(週刊)の連載テーマ探しも必要だから、一日おきにゴルフをやることになる。61歳まであらゆるスポーツを忌み嫌い、半ばバカにしてきた私だが、そのことは今になってはいささか恥ずかしい。

『ゴルフは物理だ』というキャッチフレーズはゴルフメーカーのプロギアのものだが最近私は『ゴルフは物理学者だ』うそぶいている(笑)。もちろん、こんなにゴルフ、ゴルフに明け暮れていると、時間とお金の浪費がはばかれる。ゴルフにかけるこの時間があれば、もっとましな本もたくさん書けるだろう。それだけのお金があれば、もっとましな生活ができるだろう、と。

しかし、一旦、泥沼にはまってしまったからには、もう抜け出せない。第一、ゴルフダイジェストは連載を5年、いや10年はやってくれ、と言い出す始末。10年だと?つまり私が死ぬまでか!?(男の平均寿命は78歳、私はあと9年。)それにスポーツは一種の麻薬効果があり、やらないと禁断症状がくる。

しかし、この禁断症状、薬物によるものと違い、すこぶる健康的だ。例えば血圧。人間ドックでは、8年ほど前から高血圧の初期と診断された。下の値が90から95。それが徐々に悪くなっていた。そのため降圧剤ニューロタンを飲むようになった。

しかし、一日おきにゴルフをやるようになったら、なんと血圧は80以下に戻ったのだ。もちろん、ニューロタンの服用は止めた。ゴルフ場を5時間近くも歩き疲れて、家に戻って血圧を測定すれば、その値は高めにでる。わたしの場合、80から85ぐらいだ。しかしぐっすり眠った次の日の朝は70、時に65という値になる。これが最低2日間は持続する。

それもあって、私はなるべく一日おきにゴルフをやるのだ。もちろんゴルフの効果は血圧だけではない。血糖値、肝機能の数値なども格段の改善がみられる。薬漬けになっている中高年の皆様、ゴルフをやりましょう。それにゴルフダイジェストの連載もストレスによく効く、と言われています(笑)。

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2005年8月21日 (日)

2005年8月 第2回

バンクーバー滞在も2ヶ月あまり、そろそろ日本が恋しくなっていた折、『バンクーバー稲門会』から招待され、日本食レストラン『あき』に出かけました。思いもかけず、久しぶりに大橋巨泉さんご夫妻にお会いしました。『ゴルフダイジェストの連載、読んでるよ。』と言われ、恐縮しました。それというのも、このひと、ゴルフはとんでもなくうまいのです。

さて、この『稲門会』ですが、早稲田大学OB(中退者、一時留学者、聴講生などまで幅広い)で作るグループです。バンクーバーには他に慶応大学、中央大学などのOB会もあります。私自身は早稲田OBではないのですが、名誉教授ということで、招待されます。

『稲門会』は日本中、いや世界中いたるところにあります。日本では各地の稲門会の組織は巨大で、よく講演に引っぱりだされます。今年はすでに山口、山梨の稲門会に呼ばれましたし、9月17日には、秋田の講演が予定されています。(秋田のみなさん、どうぞおいでください。無料で一般にも公開されています。秋田稲門会にご連絡ください。)

稲門会の会合に出席して思うのは、メンバーの方々が特に親しく、打ち解けて何でも話したり、相談していることです。いわば、兄弟、親子のようです。なかには、結婚相手の紹介までしてやったり、病気の相談をしたり、子育てから料理のことまで話したりしています。(冷ややかな東大閥『赤門会』と比べようもありません。)

しかしもちろん、これらのOB会にはよくない場合もあるのです。田中真紀子が大臣だった頃、国会で野党の質問を受けたとき、その質問は生ぬるく、要を得てないおかしなものでした。田中大臣はうれしそうに『野党の質問でも、あなたは私と同じ稲門会だから、好意的に質問してくれた。。。』と答弁したのでした。
公私混同も著しく、見苦しいものでした。そして稲門会にとっても名誉にもならないものと思いました。

私がまだ東大大学院生のとき、すでに神奈川大学の講師をやっていました。あるとき学部長に呼ばれました。東大を終わったら、正式に神奈川大学の助教授にしてやる。うちは、赤門会(東大閥)しか採用しないのだから、と言い渡されたのでした。

わたしは、この学部長に嫌な印象と反感を持ちました。学者は、その研究業績のみによって評価されねばならない、と信じていたからです。わたしはこの学部長に即座に言いました。残念ながら、わたしは神奈川大学に来ることが出来ません、と。半年後、東大助手に採用されました。

このようにOB会は良いところも悪いところもあります。他者を排除する論理ではなく、受け入れる論理が必要でしょう。その点でも『稲門会』はわたしの大好きなグループです。


ご意見をお寄せください。この日記風『大槻義彦のページ』は毎週お送りします。
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2005年8月17日 (水)

2005年8月 第1回

夏休み3ヶ月間はカナダのバンクーバーで過ごしています。日本における連日の真夏日を尻目にバンクーバーは気温(最高気温の平均)は7月が23℃、8月が22℃、湿度30%と、実に快適です。

一日おきにゴルフにでかけます。家から10分ぐらいのところに、安いゴルフ場が3つもありますから、気軽にでかけます。平日でもゴルファーは押すな押すな。予約するのが大変です。

こちら在住の日系のひととラウンドすることも多いのですが、まったく見ず知らずのカナダ人と回ることも多いわけです。こんなときにはタダの英語教室と心得て、努めて喋りかけることにします。

ゴルフは大抵、午前中には終わるので、午後は好きなように使います。原稿を書いたり、本を読んだり、少し計算したり。今書いている本は新しい物理学の教科書で、高校の指導要領が大幅に変わったので、これにともなって新しい大学(理工系)の教科書が必要になったわけです。この本はすでに5年前に執筆を始めたものですが、やっとこの秋に学術図書から発刊されることになりました。

もう一冊はゴルフの科学的な内容の本です。秋には出版したい、とゴルフダイジェスト社は言っていますが、うまく進むでしょうか?これは、科学的にどのメーカーのクラブがもっとも飛ぶか、を決める本です。

青山プロに打ってもらって、飛距離を計測、標準偏差を求めてそれによる誤差が1ヤードになった段階で平均をとり、飛距離の平均とし、また左右のバラツキの半値幅をだします。70種ほどのクラブについてこれをすべてやって、各社の順位をつけよう、というわけです。(ゴルファーの皆さん、この本がでるまで新しいドライバーは買わないでください・・・。)

今回はこれで終わりですが、週に一度ぐらい、このエッセイを書きますのでご覧ください。また、ご意見やご感想もお寄せください。
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