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【東京】

合計特殊出生率 やや上昇の1.02 「晩産化」傾向変わらず

2007年12月16日

 都福祉保健局は、厚生労働省がまとめた二〇〇六年人口動態統計の都内分集計を発表した。全国都道府県で最低の、合計特殊出生率(一人の女性が一生の間に産む子どもの数)は一・〇二で、前年より〇・〇二ポイント上昇した。

 都内の出生数は、前年より5・3%増の十万千六百七十四人で、一九九五年以降では最多。減少を続けていた二十歳代の出産も、十二年ぶりに増加に転じた。ただ、出産する女性のうち二十歳代が占める割合は33・8%と全国平均より8・8ポイント低く、一方で三十歳代が全国より8・1ポイント高い62・0%を占めるなど、「晩産化」の傾向は変わっていない。

 合計特殊出生率を区市別に見ると、区部は江戸川区(一・三三)が前年に引き続き最高。市部では、前年三位だった羽村市(一・四一)がトップとなった。最低は前年と同様、渋谷区(〇・七三)と武蔵野市(〇・八九)だった。

 

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